媒体も鮮度
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日の店長会。
店舗クリニックが行われた。
毎回の店長会で、開店前なりピーク時間帯なりに、店長全員が1店舗を見て課題を見出す時間が取られる。
店舗クリニックから全社的な課題を見出す。
本来の目的は上記のような趣旨である。
しかし、そこに課題店舗の数値をなんとか回復させたい。
そのような意図も多少含まれての店舗クリニックがどの企業も現状であろう。
店舗クリニックを受けるということは業績対策の一環。
そんな意図を含んだ店舗クリニックは手厳しい。
自分のお店を棚に上げて、出るわ出るわ(笑)。
しかしまた、このような意図を感じての店舗クリニックとも鳴ると、自店でも同様の課題や不備があるにも関わらず、色々なアラが見えてしまうものだ。
今回は各店長の出身部門を重点的にクリニックするというストロングスタイル。
要は、専門的な部分までクリニックして課題を掘り下げること。
そして、各部門のトレーナーも参加の上でのクリニックとなった。
このような場合は店舗の課題のみならず全社的な問題も取り上げられる。
よって、このお店の課題イコール全社の課題として、この機会に普段から疑問に思っていることを全店の問題として取り上げ、トレーナーと折衝して課題を解決するという趣を持つ。
よって、運営部長が予定していた時間では足りなかったほどだ。
当然、私も普段からの疑問点やあるべき論、そして人材不足の中でも競争力のある売り場作りをすべく決め事の変更点などを議論した。
そんな店長会であったので、核論は別の機会に取り上げたいが、この時に媒体に関して色々な想いが巡ってきたのである。
鮮魚の秋刀魚の媒体。
塩焼きで美味そうな秋刀魚。
しかし、今は11月も後半。
どう見ても季節がズレているだろう。
ズレているというよりも旬は過ぎた丸魚。
鮮魚の旬はもはや鍋材料としてのスケソウたらや生鮭だろう。
どしても、生鮮部門の連中は部門内の作業に追われ、自分のお店の全体を見回すルーティンが為されない。
秋刀魚の上にアジの媒体。
11月なのに秋刀魚の媒体。
このようなズレが意外にあちこちで見られる。
よく、鮮度と言われる。
しかし、扱う商品の鮮度だと勘違いしている担当者が如何に多いか。
鮮度とは売場全体をいうのである。
当然、そこには売場に設置される媒体や関連販売も含まれる。
もっというと、自分の存在そのものが鮮度であるという意識が必要だ。
そのような意識で売場を見渡すと、今の季節を鮮度よく売場作りしようとすると、媒体や関連はどうなのか、素材を如何に周囲の力を借りて活かそうとする鮮度感を持って売場全体を見渡す目を持っているかが問われるのである。
それは、店長も同様であろう。
最終的に、自分の売場としてどう責任を持って鮮度感を打ち出すか。
そこに、店長という最終決定者が存在するのである。
そして、それら見ているお客様が確実にいるものだ。
売場の鮮度感。
必ずお客様に伝わる感度である。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
まさにその通り(笑)。
だから、他者からの目が有効なのでしょうね。
私も以前は木っ端微塵でした(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年11月26日 (土) 06時29分
自社の同僚店長にクリニックされ、こぞって指摘される店長。気が気ではないですね。(笑)販促物の鮮度、指摘するときは良く見えるのですが自店では気付かないんですよねー。
投稿: かわらい | 2016年11月25日 (金) 21時40分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
媒体にも、こん媒体あんな媒体とのリクエストも多いと思います。しかし、本部提案の媒体が送付されているにも関わらず、それすら取り付けられていないのも現実。
まずは現在ある媒体をしっかり取り付け取り外しが出来るという基本も大切でしょう。その上で更に突っ込んだ旬を追求することが必要でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2016年11月25日 (金) 06時07分
自店に漬かってしまうと慣れから異常が見えにくくなりますね。異動で赴任当初に抽出した課題もしかり。痛いところを突かれても自店の整備度再確認の為に他店の店長にクリニックしてもらう事は良い事であると思います。そして鮮度、商品鮮度も大切ですが旬、季節感の鮮度はより大切なのかも。本部主導の52週MDの落とし穴かも知れませんね。
投稿: dadama | 2016年11月24日 (木) 22時21分