3ヶ月の壁を超えて
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
新店が開店して4ヶ月が過ぎようとしている。
開店から3ヶ月が一つの目安。
私はそう思っていた。
なぜか?。
店舗として、また部門チーフとして一番しんどい時期が開店から3ヶ月間であるからだ。
いくら事前に研修をしてきたとはいえ、所詮は他店舗での研修である。
習得範囲には限界がある。
自店が開店して、そこで自分達の売場と作業を自分達だけで実施してみて初めてその苦労を味わうのである。
そこからが悪戦苦闘の連続。
一日の流れが掴めない、一日の売れ数が掴めない、目の前の作業が追いつかない。
そのような悪戦苦闘が日々続くのである。
そして生鮮部門は開店品揃えが決まらない、ピークタイムに商品が出てこない、価値ある商品化が出来ない等の諸問題を抱えて日々を過ごすことになる。
チーフの苦労はいかばかりか。
当然、店長としての私も気が気ではない。
いくら、新店の経験があるとは言え、目の前の状況を見ているとイライラもしてくる。
が、ここはぐっとこらえて3ヶ月を待った。
3ヶ月経過後は急速に状況が好転するからだ。
それは前回の新店で経験積み。
3ヶ月経過後からようやく、軌道に乗りつつある時期に差し掛かる。
商品の品揃えが決まり始める。
タイムリーに商品が製造される。
日々の発注が安定して欠品がなくなる。
まずは、日々の安定した売場が曲がりなりにも出来るようになってくるのがこの時期から。
しかし、この経験を一度もしてこないチーフは不安の極致であろう。
“いつまでこの状況が続くのだろうか?”
そんな不安な日々を過ごすのである。
しかし、ようやく売場が安定すつつある時期を迎えた。
チーフ達の顔色も相当良くなってきた(笑)。
そして、半年が一つのけじめであろう。
パートさん達の自主的な運営ができる状況になってくる。
よってこのタイミングから、今まで社員がこなしていた業務を、徐々にパートさん達に落としていける時期となる。
要は判断業務の一部を担うという仕事。
発注や役割としての責任性を負った業務等も徐々に受け入れられるような状況判断が可能となってくる時期である。
やはり劇的に変わってくるのは3ヶ月後から。
ようやくこの3ヶ月を経過し、パートさん達の動きや意識が劇的に変化してきたことは、予定通りではあるが嬉しい限りでもある。
いよいよ新店半年へ向けて一人一人の意識が根付く時期。
更なる飛躍へ向けて、育成スピードを上げていきいところである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
我々以上に現場のチーフ達の不安は相当なものだったと思いますが、3ヶ月以上経過してようやく安堵感が湧いてきていると思います。
しかし、これからまだまだ伸びていけるし成長した部分が業績に乗ってくると思われますので期待していきたいですね。
投稿: てっちゃん | 2016年11月 5日 (土) 08時42分
当社の新店も開店半年が過ぎました。おっしゃる通りパートさん達が頼もしくなってきました。売り上げは厳しいですがここまでやってきてくれたパートさんは大事にしていきたいですね。
投稿: かわらい | 2016年11月 4日 (金) 20時50分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
目の前の数値によって評価されてしまうのがどの企業の実態でもありますが、幸いにして当社は1年間を競争最優先で売場の充実度を優先されますので安心して売場とそれを支える人材育成に力を注げます。
投稿: てっちゃん | 2016年11月 2日 (水) 08時44分
直接新店に携わった事はないのですが、開店のお祭りが終わると厳しい現実が待っているのは予算進捗でもわかりますね。予測と実態の乖離は担当者にもかなりのストレスとなり病気になる担当者もいる位です。しかしながら1年後には予算達成出来る数値になっている事が多いのも事実。お客様が普段の買物に信用して来店して頂くにはある程度の期間は必要であり、その間の仕事やメンタルのフォローはとても大切ですね。
投稿: dadama | 2016年11月 1日 (火) 19時14分