日曜日の回数
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、ある競合店の幹部の方と会話する機会があった。
出店する競合店近くで遭遇(笑)。
お互いの店舗への影響度を予測したり、出店店舗のマーチャンダイジングを予測したりと今回の競合出店に対して、お互いの店舗の対策等を探りあった(笑)。
その中で興味深い話があった。
彼は、競合企業の営業企画的な立場にある。
毎月の営業企画の立案と結果計測をルーティンとしている。
その彼が、毎月の結果計測を行う上で日曜日の影響度について語った。
月間に含まれる日曜日の貢献度。
それが、同じ月間で昨年と今年で同じ日曜日の回数であればそれほど大きな与件の変化とは言えないが、昨年が5回で今年が4回の日曜日の回数であると当然今年の月間売上は厳しいものになる。
概ねの企業は日曜日の売上は特別高いから。
そのことによって、月間売上が最終的には1%〜3%前後変化してしまうことはよくある話だ。
「今月は日曜日が一回少ないから厳しい。」
等々を理由に昨年割れを言い訳にすることは度々ある(笑)。
その分、次月はどうだったのか?。
そう問われると、意外に前月落とした分を取り戻せていないもの現実だろう。
それだけ、日曜日の回数はそれだけで言い訳として通用しているということ。
上記なような傾向にあることと関連して、彼は言った。
「月はじめが日曜日はある意味もったい無いよね。」
それはどういうことかというと、月はじめの数日は、どの企業も月初から売上を飛ばしたいが故に一日からセールをバンバン入れてくる傾向にある。
そうすると、黙ってでもある程度の売上が期待できる日曜日に一日が重なると、売りを取れる日がダブってしまいもったいないというのだ。
平日の一日と日曜日が重ならない方が月間売上が高まる。
そういうことだ。
確かに、その通りでもある。
そうすると、日曜日が一回少ない前月と一回多い今月とでの合計を見ると、日曜日がイベントに重なる月が含まれない方が、多少なりとも売上が上乗せできるという現実なのであろう。
特に日曜日を強化している企業はその傾向が強いだろう。
更に、日曜日が一回多い月は黙っていても売上が上乗せできる。
逆にいうと安心しきってしまう傾向にある。
その反動が翌月の日曜日が一回少ない月に大きくのし掛かってくるのである。
月間での日曜日の回数。
多い少ないと嘆くよりも、常に曜日合わせで月間の予算を捉えて言った方が、確実な業績を残せると思えるのだが。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
月間での合わせは月間の日合わせになるところが多いですね。
前後の月で合わせるという意識をもっと強くもつべきでしょうか。
なかなか長い目で見るみることができないのですが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年11月26日 (土) 06時28分
当社も曜日合わせで見ています。が、月間では日合わせになるのでやはり日曜日の回数に大きく左右されます。本来はそれを鑑みて予算組みをするべきなのでしょうが言い訳して過ごしています。(笑)
投稿: かわらい | 2016年11月25日 (金) 21時31分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
大手ほど曜日調整して日々の目標管理をしやすくしているようですね。
しかし、月間の昨年金額はあくまでも昨年の月間数値でしょうから、どこかで一日少ない日曜日を平日で調整しながら月間売上を合わせているのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2016年11月24日 (木) 09時26分
前年数値の捉え方も企業によって違うのですね。当社は曜日調整と言って基本的に前年の曜日に日を合わせるので月度の日曜日の回数は同じになります。ちなみに祝日、例えば本日の勤労感謝の日は昨年は月曜日ですので本年の月曜日は前年の水曜日。本日は前年月曜日の祝日合わせをします。お盆、年末年始は日で合わせますので前後の前年はとんでもない数字が出て把握しにくい事も起きますが。他社でもポイントデーで前年を合わせるなど様々なようなので他社と情報交換すると前年の捉え方による差異が1.2%出る事も多いですね。協会や所属団体の数値比較では補正されているのかは知りませんが。
投稿: dadama | 2016年11月23日 (水) 21時50分