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2016年11月19日 (土)

境界を取り払う

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


境界線。

  自分と他人の境界線を引く。

自分と他人の間に、自由に出入りが出来ないように境界線を引き、自分のプライバシーを守ること。

人間は、その境界線があるからこそ安心して自分の世界に入り込み、他人に知られない自分の世界だけを持つことができる。

しかし、境界線が太いほど、自分の殻に閉じこもり周囲から孤立してしまうものだ。
先日、朝のラジオで流れていた言葉に耳を貸した。

  境界線を取り払う。

それは、上記のように、自分で自ら引いた境界線を太くせずに、他者との関係から孤立化せずに境界線を取り払うことの大切さを説いていた。

  “その通りだよなぁ〜”

思わず、唸ってしまった(笑)。

  他人との境界線。

近年、この境界線がますます太くなり、ある一定の距離から中には入り込めない状況を個人個人が作り出しているように思える。

  例えば、ご近所付き合い。
  例えば、仕事後の飲み会。
  例えば、昼食時の団らん。

等々、純粋に仕事上の会話や討議、その他のコミュニケーションを除いたプライベートな話題に対してのお互いの会話の交換などはほとんど無くなってしまったように思える。

  それもリーダーの役割。

そういうことだろうと思う。

  かってはそれが強制的に存在していた。

それが、その時代背景でもある。

  店舗の店休を利用しての旅行。
  気の合う仲間と行くスキーツアー。
  先輩社員に無理やり駆り出された山登り。

このような強制的?な機会が、パートさんも含めてのメンバー同士の交流を深める結果となっていたのだ。

だから、リーダーシップというよりも、企業の仕組みに乗っかって行動していたら、勝手にお互いの情報交換の上に乗っかっていたという結果になっていたのだろう。

  それを現代は誰かが創造しなければならない。

だから、個人のリーダーシップ如何で、そのチームの結びつきが出来るのか否かが明確に決まってしまうのが現代の特性であろう。

  ますますリーダーシップの多様性が求められる時代である。

個人の境界線は、その本人が自ら設定して、自分と周囲や組織との距離を自分にとって安心出来る太さや距離を置こうとするものである。

しかし、その距離を縮めるのは、所属する組織の在り方によって大きく異なってくる。

  境界線を縮める組織もあれば、境界線を広げる組織もあろう。

どんな組織に属するかによって、その個人の境界線の引き方も変わってくるのである。

  出来れば境界線を縮める組織に属したい。

そして、それを縮める方向に導くのが、ある意味リーダーシップの一つなのかもしれない。

  そんな意識を持って、組織を運営していきたいものだ。









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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
普段からのコミュニケーション。
その通りですね。
しかし、これがなかなか部下一人一人とは図られない。
特に、苦手意識を持ってしまうと更に遠ざけてしまうもの。
それを見ながら自分の部下ぶりを学ぶ必要があるのでしょうが(笑)。

投稿: てっちゃん | 2016年11月20日 (日) 00時08分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
そいう意味では、てっちゃん会で境界線の外し方を色々な意味で学びたいですね。
集中できる共有部分を如何に見つけるかがポイントでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2016年11月20日 (日) 00時06分

てっちゃん会、境界線を取っ払う素晴らしい会ですね。社内ではなかなかこうはいかない。(笑)やはり普段からのちょっとしたコミュニケーションが境界線を縮める為に必要だと思います。

投稿: かわらい | 2016年11月19日 (土) 21時22分

最近はスマホ依存もあり人間関係が希薄になってしまってますね。しかしかがらきっかけがあれば境界線は縮める事は出来る。SNSも距離を気にせず交流出来るメリットは大きいですがり生身の人間同士の交流は次元が違う。自分の世界も大切ですが相手を受け入れ認める過程がより自己の世界を深めると思います。きっかけ・・・てっちゃん会もそんな場でありたいですね(笑)。

投稿: dadama | 2016年11月19日 (土) 10時41分

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