再販売
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
9月に発売された「謎肉祭」肉盛りりペッパーしょうゆ。
わずか数日で売り切れてしまった。
ネットで記載された発売時の商品説明を再度記載してみると、
「日清食品は、1971年9月18日に誕生した世界初のカップ麺「カップヌードル」が、今年で発売45周年を迎えるのを記念して“謎肉祭”を開催。同社史上最大量となる“謎肉”入りの「カップヌードルビッグ
“謎肉祭”肉盛りペッパーしょうゆ」(税抜205円)を、9月12日(月)に全国発売する。
これは、ファンの間で“謎肉”(なぞにく)と呼ばれて親しまれている味付豚ミンチを、通常の「カップヌードルビッグ」の10倍入れた記念商品。45年分の感謝の気持ちを込めたたっぷりの“謎肉”から旨味が染み出たスープに、ペッパーでアクセントを加えた贅沢な1杯だ。」
となっている。
謎肉。
それはファンが親しみを込めて名付けた名称。
日清食品のカップヌードルに入っている挽肉風の食材が「謎肉」と称されているのを初めて知った私は、ものの試しに一品購入して休憩中に属したことがある。
“これはクルコットか?”
その時はそう思った程度だが、ファンにはたまらない味なのだろう。
そして、そうこうしているうちに、当店でも完売してしまった。
その時は特段に意識をしていなかった。
しかし、数日後に販売停止のニュースを目にした。
“ヨーグリーナと同じ商法か”
そう思ったのだが、あの時も再販時にも人気となった歴史がある。
“再販されたら大陳してやろう”
そう考えていたが、先日その再販ニュースを目にした私は早速バイヤーに確認した。
「謎肉が再販されるんだって(笑)?。」
私のこの問い合わせに、バイヤーも苦笑いしながら対応した。
既に私が何を言いたいのか察したのだろう。
「主力店舗には20ケースほど送り込みますが、何ケース入れますか(笑)?。」
「100ケースぐらい売ってやるよ(笑)。」
「えっ!、わかりました。ちょっと寄せ集めてみます。」
結局50ケースに収まったが早々に入荷した。
それを壁際に積み込んで全ケースを底上げして積み上げた。
しかし、反応が弱い。
なぜだろう?。
前回も食いつきが悪かったが最終的には売り切れた。
今回も、徐々に浸透してくるだろう。
特にこの話題が広がり、そして他店舗で売り切れになった場合に、必ず当店に流れてくる。
その時の為に、メンテナンスを楽にする為に、全てのケースを底上げして売り切るだけにしておいた。
ようやく数日経過後に動きが出てきた。
結果を見れば相当数を売っているのだが、表面上の商品の動向が見えない。
これは、相当数の積み上げをしているが故に、一見すると売場が崩れていないように見えるだけであった。
しかし、確実に売れ数が伸びている。
しかし、一度買ったお客様がリーピート購入するとは思えない。
“話のタネに一度は食べてみよう”
そのような商品であろう。
早く売り切らねば。
そうでなくても、年末に向けて、「ギフト」「クリスマスブーツ」「しめ縄」等の際物が続々と入荷してくる。
時間との戦い。
しかし、この緊張感が現場の醍醐味でもあるが(笑)。
| 固定リンク
コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
自分の売場なのですから、後悔せずにチャレンジしてほしいのですが、失敗のその先のリスクを負うのが迷惑なのでしょうか。残念が結果が続いております。
投稿: てっちゃん | 2016年11月14日 (月) 22時49分
商売の醍醐味ですね。自分の意志で取った商品を鬼積み。(笑)これがなかなか出来ないんですよね。
投稿: かわらい | 2016年11月14日 (月) 22時27分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
当然、売り場も限られていますから、何を単品量販するかを選択する視点も大切かと思います。
そこに商売勘というものが存在するのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2016年11月13日 (日) 06時34分
どうせ売らねばならない商品ならどんと見せて殺気で売る・・・鬼積みの極意を垣間見たのではないでしょうか?(笑)。商品を全部露出してしまえば後は売るだけでメンテナンスも簡単。
単品量販のボリウム感は売れて儲かる商品、例えば話題性や新商品で仕掛ける事で利益の底上げが期待出来、更にはお客様へのアピールにもなると思うのですが。
投稿: dadama | 2016年11月12日 (土) 13時30分