今年のりんご
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今年のりんご。
いよいよ本命のサンふじの入荷が始まった。
私は「サンふじ」がりんごの王様だと思っている。
だから、サンふじの入荷とともにその他全てのりんごはその影を失い、サンふじに一局集中する。
だからそれまでに多品種のりんごを如何に販売するか。
思えば、今年も色々な初顔のりんごを味わった。
「北紅」
「大紅栄」
「おいらせ」
「津軽ゴールド」
これらのりんごは今年初めて味わうりんごだった。
特に「北紅」と「おいらせ」は蜜入り。
バイヤーからの送り込みで、ほんの一瞬の投入だったが、その蜜と味には感動した。
「津軽」と「黄王」に始まるりんごシーズン。
そして、「未来ライフ」「とき」「秋映」等が入荷してくる。
更に、「シナノスィート」「シナノゴールド」「ジョナゴールド」「早生ふじ」「紅玉」「ぐんま名月」「北斗」が今年は入荷した。
りんごほど企業によって品揃えにバラツキのある果実はないだろう。
それだけ品種が多岐に渡っていると言うことだろう。
しかし、りんご好きには色々なりんごを味わってみたいと思うから、品揃えの豊富なお店は嬉しいものだ。
そしてそのほとんどを食した今年のりんごの感想。
りんごの味とは、その年の紅葉の見栄えと同じなのであろうか。
どうも今ひとつ甘いを感じないのだが。
これは私一人の感覚なのかもしれないが、いつもの甘みが多少薄れているようだ。
特に、ぐんま名月にしろ北斗にしろ、若干薄いような。
例年だと、もっと強烈な蜜が入り強烈な甘みを感じるものだが、どうも今年のこの強烈さが感じられない。
9月の台風の影響もあろうか。
思えば、9月の台風は従来の軌道を外れ、太平洋側から東北地方を直撃した台風が何度かあった。
そんな台風の影響や日照不足が今年の紅葉の見応えを阻んでいると言われている。
同様に、りんごの甘みもそのことが影響しているような気配である。
果実の甘みも寒暖差と日照時間が左右する。
しかし、いよいよりんごの王様「サンふじ」が登場した。
その日照時間を吹き飛ばす美味しさを期待したい。
年間で最大の販売量を誇るサンふじりんご。
このサンふじは年越しして来年の2月ごろまで販売される。
しかし出始めから12月のサンふじが最高に美味しい。
9月から始まったりんご市場。
いよいよ大本命のサンふじが登場。
今年もしっかり味わいたいものである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
当社も市場の担当者とのコンビで実現していると思われます。
りんごの品種も毎年進化していますから、手が抜けないところですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年11月14日 (月) 22時47分
今年も御社のようなバラエティーに富んだ品揃えをするでもなく市場に転がっている商品をとっかえひっかえ。(笑)最後のサンフジだけでも味にこだわりたいもんです。
投稿: かわらい | 2016年11月14日 (月) 22時22分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
最後はやっぱり「サンふじ」。
だから、その他のりんごはサンふじが登場する前に如何に市場に送り出すか。そんな時間との戦いも面白いストーリーだと思いますね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年11月11日 (金) 23時29分
収量が限られるりんごに執着して販売する。りんごの食べ比べが出来ると評判になるのではないでしょうか。フルーツは嗜好性が強いので味の変化を楽しませながら最後は鉄板「サンフジ」に結び付けるMDは流石ですね(笑)。
今年の作柄はこちらの産地によると夏の異常気象が響いて収量は約7割。味も今一つの割には相場高が続いたそうです。りんごの価格は高めに推移しましたね。流石に王者「サンフジ」の出番で他のリンゴは値崩れを起こしておりますが(笑)。
投稿: dadama | 2016年11月11日 (金) 19時03分