10月を迎えて
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
本日より10月。
これほど秋を感じて10月迎える年も記憶が無い。
それほど、9月月間の天候は残暑が少なく、特に中盤以降は台風と雨という天候が続き、従来の9月の様相とは大きく違った月間となった。
9月の残暑の厳しさ。
その残暑の厳しさから、従来から運動会と言えば9月〜10月が定番の開催時期だったのが、現在では5月〜6月初旬での開催に切り替える幼稚園や小学校が急増している。
しかし、今年の9月ほど日差しの少ない月間だったのは、私の記憶にも無い。
それほど、今年は気温も日差しも降雨量も従来の9月とは大きく異なった。
当然、売れる商品にも変化があった。
従来であれば、残暑により、真夏の延長のような商品群が以前として売れていたが、今年は早々に鍋つゆ等の動きが始まっている。
特売でも、52週で露出してくる「おでん」商材に人気が集中して品切れを起こしてしまうほどだ。
思えば、本来の9月の様相。
秋前に秋雨前線によって、秋の長雨と言われるように天候不順が続くのが9月。
そのような9月の本来の姿が、今年は復活したのだろう。
ちょっと台風が多すぎた感もあるが。
とは言っても、夏の前半は台風が全く来なかったことを考えると、一年間ではどこかで帳尻を合わせる地球の天候は普遍であることを物語る現象かもしれない。
我々の商売は天候に左右される。
とは言っても、この業界に入社当初はそれほどでも無いと思っていた。
しかし最近はとみにそう思うようになった。
人々の暮らしの変化と自動車という存在が大きく影響しているのだろう。
もはや自動車は一家に一台ではなく一人一台の世界。
さらに、自然の天候に触れる機会が大幅に減少している現代。
雨天に屋外に出ないライフスタイル。
そのライフスタイルによって、雨の日の売り上げは大幅に減少した感がある。
そして、今年の9月はその台風の多さと台風接近による降水量の多さに悩まされた月間でもあった。
これほど台風の多い9月は初めてである。
長らく生きていても、9月の記憶は残暑厳しい月間。
しかし今年の9月に残暑を感じた日は無い。
やはり、異常気象なのだろうか。
そして、業績であるが、これもこの悪天候を受けて厳しい状況にある店舗が多いようだ。
台風の影響で、業績が・・・。
しかし、悪天候の影響が業績にも影響するのはほんの短日での話。
期間通してみれば、必ずペイするものである。
なぜなら、我々の商売は生活に必要な食事の提案をしていくからである。
台風の数が一年間で慣らせば、必ずペイするように、天候に影響される業績も必ず月間の中でペイするものである。
そういう意味では、台風や悪天候という外部与件に原因を押し付けたくなる気持ちはわかるが、それでも結局は自店や自部門の問題である。
常に原因を打ちに求めて改善していくスタンス。
このスタンスこそが、将来的には自らを助けてくれるスタンスとなろう。
そんな積極的な気持ちで10月を迎えていものだ。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとございます。
あまりにも天気に振り回されるとそれだけで全体的な視点がブレてしまう。
ということで、当社ではあくまでも基本の充実を軸に変化対応をしている現在です(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年10月 8日 (土) 09時04分
分かってはいるんですが言い訳したくなるんですよねー。(笑)状況が状況なので何か違う提案をしなければならないのですが、9月が終わってしまいました。10月は取り返さないと。
投稿: かわらい | 2016年10月 7日 (金) 21時31分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
食品スーパーで旬を知る。
ほとんどの女性はそこで旬を感じるのではないでしょうか。
そう考えると、我々の売場展開ももう一工夫必要かと思いますね。
投稿: てっちゃん | 2016年10月 2日 (日) 07時08分
日照不足と豪雨。更には台風。来週も18号が日本縦断の予想。四季の変化が昔に比べて乱れている。その乱れが食感にも影響しているのではないでしょうか。そう考えると店内の商品や演出が旬の感覚をお客様に呼び戻すためには重要な事なんだろうなと気が付いたところです(笑)。
投稿: dadama | 2016年10月 1日 (土) 12時15分