嗜好品
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
お酒。
企業によっては「嗜好品」としてのカテゴリー。
栄養のためでなく,味わうことを目的にとる飲食物。酒・茶・コーヒー・タバコなどをスーパーマーケットでは嗜好品としての扱いとして位置付ける。
特に、酒、タバコ、コーヒー。
俗に言う大人の嗜(たしな)むもの。
嗜むどころか健康を害するほどに摂取する人もいるが(笑)。
よって、嗜好品ほど品揃えが豊富で揃え始めたらキリが無い。
それでも、自分の嗜好する商品が無い時が多い。
最近では、
サッポロ黒ラベルの瓶ビールが無い。
キリンビターズのジンジャー味の缶チューハイが無い。
とは言っても、毎日飲まない私であるからこの程度で済んでいるのかもしれない。
大酒飲みからすれば、こんなものでは済まないのがスーパーのお酒売場の品揃えかもしれないのだ。
サッポロ黒ラベルなどは、数十年程前はどのスーパーでも当たり前のように品揃えしていたビールであろうが、缶ビールの台頭と価格競争から瓶ビールの低迷で絞り込まれてきた経緯がある。
しかし、なぜ瓶ビールに拘るのか?。
それは、炭酸感が違うのである。
業者(メーカーさん)に言わせると、瓶も缶も同じだという。
むしろ、日に当たる可能性のある瓶の方が劣化の可能性が高いとも言う。
それでもやはり瓶ビールは飲みごたえが高い。
それを嗜好性というのだろう。
同じく、キリンの缶チューハイのビターズ。
このシリーズは当初3アイテム存在したのだが、現在は2アイテムに絞られ、その中で「ジンジャー」を置いているスーパーは少ない。
しかし私はあの舌が痺れるジンジャーの味が好きだ。
やはり、嗜好品なのだろう(笑)。
同様に、コーヒーもそうであろうしタバコもそうであろう。
私はタバコは一切吸わないが、コーヒーにはうるさい。
現在はお取り寄せで購入した個人の専門店オリジナルの焙煎コーヒしか飲まない。
よって、スーパーで販売しているコーヒは、休憩中に自分でドリップして入れる深煎り系のコーヒーを仕方なく飲んでいる程度である。
このように、嗜好品とは年齢と共に頑固なまでに不変の嗜好に固まっていくものなのだろう。
そんな個人個人で大きく異なる嗜好品の品揃えを決定するという作業は非常に難しいのであろう。
その中で何を品揃えしていくか。
それはもう、自分の嗜好でバイヤーが決定していくしかないのではないか。
さらには、メーカーやお取引先の問屋さんが提案する品揃えや棚割を大いに参考にすることが賢明であろう。
一度でいいから上記カテゴリーのバイヤーも経験してみたかったものだ。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
→私も入社早々にお酒の担当になってなければ今のように毎日酒を飲むこともなかったはず??
それは絶対に無いなぁ〜(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年10月20日 (木) 21時01分
dadamaさんにお酒のバイヤーをやらせたら大変なことになりそうですね!(笑)私も入社早々にお酒の担当になってなければ今のように毎日酒を飲むこともなかったはず??
投稿: かわらい | 2016年10月20日 (木) 20時37分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
お酒のバイヤーは好きな人間なら絶対にやりたい職務ではないでしょうか(笑)。
でも意外に実際のバイヤーってお酒飲めないとか塩辛食えないとか、多かったですねぇ〜(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年10月16日 (日) 06時29分
パセリさん、コメントありがとうございます。
これだけのお客様が来店するスーパーにおいても自分の嗜好を覚えてくれるお店になれるような仕組みを構築できれば最高ですね。
そんなお客様を見れるお店を目指してきたいですね。
投稿: てっちゃん | 2016年10月16日 (日) 06時25分
最近嗜好品に深入りしすぎて寝落ちする事も多く(笑)。アルコール類のバイヤーは私もやってみたかったですね(笑)。これからなら国産ぶどうの無添加一升瓶ワインを売り込んでみたいです(笑)。瓶ビールと缶ビールの差に関してはブラインドテストをすると面白いかもしれませんね。個人的には瓶ビールの方が旨いと信じてますが(笑)。ある炭酸飲料のメーカーの方は瓶と缶ではガス圧は違うと言っておりました。
投稿: dadama | 2016年10月15日 (土) 20時13分
てっちゃんさんこそ、ものすごく、こだわった、嗜好品ですね。
自分の好みと同じ人と出会うと、妙な親近感を覚えます。
さらに、私の好みを、店員さんに覚えて頂いた時には、本当にうれしいものです。
そんな、お店になればよいのだが…
投稿: パセリ | 2016年10月15日 (土) 15時09分