現代を語る真田丸
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今日は土曜日。
芸能ネタの日ではない)(笑)。
しかし、真田丸を取り上げたい。
芸能ネタではないので、dadamaさんもしっかりコメントを入れていただきたいものである(笑)。
真田丸が、新たなステージに入った。
九度山で隠居生活をしていた真田信繁に、宇喜多秀家の家臣がやってきて徳川家と豊臣家との戦いで豊臣家に加担してほしいと要請される。
豊臣家に加勢することを決断した真田信繁は、自らの名前を幸村と変えて、心機一転再び戦いの世へと飛び出していく。
関ヶ原の戦いから14年。
天下は徳川家康が治める太平の世で向かっていた。
戦(いくさ)上手から治(おさめ)上手の時代へ。
一定の指導者の元で、より有機的に一人一人が安定した暮らしを継続していく為の世の中の整備の時代へ。
そして時は1614年。
そんな時代に真田幸村は大阪城に入城する。
安定した平和な時代。
関ヶ原から14年。
大阪冬の陣、夏の陣は平和の時代に訪れた一時の戦乱である。
巷には戦(いくさ)を忘れた武士達が幅を効かせていた。
私には、こん環境が現代を物語っているような気がしてならない。
平和に慣れきってしまうことへの警鐘。
平和とは黙っていては築けないもの。
大きなバランスの上に成り立っているもの。
そして、それはお互いの緊張感の下に作り上げられているものであることを忘れてしまった現代に対する警鐘のような気がするのである。
それは、今我々が位置するこの業界でも同様の事が起こっているのではないだろうか。
より安定した土台を築こうとして組織を細分化していく。
バイヤーと店舗担当者。
本部管理者と現場担当者。
発注担当者と品出し担当者。
ルールと決め事。
色々なものが細分化されながら、より緻密な組織を構築していく。
その結果、企業はより巨大になりながら利益を創造していく。
しかし時代は徐々に方向を転換していく。
冷凍技術が高まり、生主体の流通を構築し販売スタイルを構築してきたが、いつのまにか生よりも冷凍の方が美味しい時代になってしまった。
食材の進化は保存方法の進化の歴史。
だから、食材の保存方法が進化していくに従って、食事に対する考え方と食卓が変遷していった。
その結果が今の売場レイアウトに落ち着いている。
しかし、冷凍技術の進化はその売場レイアウトを大きく変えようとしている。
また、今まで培ってきた店舗担当者の販売技術も、時間管理の下により専門的になりより細分化されてきたため、全体的な視野に立って店舗を見通せる視点に欠けてきている。
指示通りの売場作りは出来るが創造は出来ない時代。
しかしこれからは、食の保存方法の進化がどんどん進んでいく時代。
そんな時代に、販売という視点で捉えても大きく変化せざるを得ない時代を迎えていくだろう。
今まで構築したものを残しつつ次代を取り入れていく時代。
常に販売技術は変遷していくことを意識しなければならないのである。
| 固定リンク
コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
企業の強みと個店の強み。
両方追求していくしかないと思います(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年10月28日 (金) 21時22分
確かに我々の業界にも今の日本にも通じることかもしれませんね。平和ボケではなく、一生懸命平和を守ることをしないといけませんね。どうすればいいかわかりませんが。
投稿: かわらい | 2016年10月28日 (金) 19時56分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
いつの時代もどんな場面でもトップの意志を明確にどう表明してどう具現化するか。
企業の命運はそこに集約されるのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2016年10月23日 (日) 00時06分
ご期待に応えて(笑)。販売技術の変遷=進化。これはトップがどのような方向に会社を持っていくのかを部下に明確に示すべきであると思います。てっちゃんもご存じのように関西のとある会社は定期的にコンサルと米国視察をされそれを店舗で具現化され凄い進化を遂げています。当社も視察はすれど観光旅行の域を脱していない(笑)。視察に限らず現場に対するトップの本気度がメンバーに伝わり会社に惚れる事が活力の一因にあると思います。当社のメンバーも素晴らしいメンバーばかりなので旗振り役の存在を待ち望んでいるのでは。
投稿: dadama | 2016年10月22日 (土) 10時45分