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2016年9月 8日 (木)

取引の基本

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、コミュニケーション能力を記した。

  本日は、その延長線としての取引先との関係。

先日、青果担当との会話から。

  「店長、トマトの鮮度が悪いんです。」

    「バイヤーを通して文句を言ったか?。」

  「返品伝票は切りました。」

    「直接、生の声を聞かせるんだ。」

直接、市場と取引しているなら市場に、バイヤーを通して取引しているならバイヤーへ、必ず電話で今日の入荷の状態を伝えなければならない。

  これはいくら時間がなくても絶対に必要な行為である。

人間関係の基本だからだ。

  コミュニケーションとは直接会話をすること。

これが基本中の基本。
メールやファックス、SNS等で言ったつもりや伝達したつもりでも、それはコミュニケーションとは言えない。

  大切なのは二度とこのようなことを繰り返させないこと。

その為には、勇気を振り絞って、バイヤーへ電話をする、又は市場の担当者へ電話をして文句を言うことである。

  喧嘩を売れ、ということではない。

直接、生の声で入荷商品の状況を知らせ、時には返品にこさせることも大切なコミュニケーションである。

  逆に良品が入荷したらその旨も生の声で感謝する。

このやりとりが、人間関係を強くするのである。

  取引相手も人間。

そうして顔の見える相手と取引をするという関係が、その企業なりその店舗なりに取引相手も情が入ることになり、それが絶対的な信頼となり安定した商品が入荷する一つのきっかけになるのである。

  それをベテラン社員は当たり前にこなしてきた。

が、最近は役割分担が明確になりすぎて、一店舗一店舗の社員の顔が見えなくなってきているから、取引先相手としては良品が入っても、店別のバラツキが発生することもあり得る。

これが、一店舗一店舗の顔が見える取引先となるとこうはいかない。

  全店舗に良品を配送するように気遣いが生まれるものだ。

これは決して取引先の誤魔化しを指摘しているのではない。

  人間とはこのような生き物であるということだ。

だから、取引先から、「取引企業の〇〇店の青果チーフの△△さん」という固有名詞での付き合いが重要になってくるのである。

  企業と企業の取引関係。

これはこれで企業としての結びつきは公の場として関係しているが、実際はその個別個別の人間同士の関係であるから、現場の人間同士の当たり前の関係を結んでおく必要があるのである。

  これが最終的には、安定した商品の取引を生む。

いちいち傷みのある商品が入荷して、都度返品手続きをする手間もなくなるのである。

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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
スーパーという業界と市場という業界の温度差の違いが予想以上に広がっているのでしょうか。
それとも我々業界が大切なものを失ってきたのでしょうか。悩むところですね。

投稿: てっちゃん | 2016年9月14日 (水) 21時59分

この重要なやり取りがなかなか教えても出来なくなってますね。まだまだ義理人情で動く市場との関係では特に必要なスキルかと思います。

投稿: かわらい | 2016年9月14日 (水) 20時51分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
その因果関係は誰も否定できないと思います。
しかし、逆行もできない。
この縮小均衡現象をどう打開するか。
それも我々世代の課題ではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2016年9月 9日 (金) 00時04分

私が現役の時代は当たり前であった事がセンター化、過重労働抑制等から店舗と取引先(市場)との距離感が大きく変化してしまいました。コストやコンプライアンスを優先した結果の相手の顔が見えない無機質な取引によって現場の商売感が薄れ、最近そのツケが表面化してきたのではないかと案じています。

投稿: dadama | 2016年9月 8日 (木) 22時55分

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