顔の見える付き合い
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
相手の顔が見えるかどうか。
この違いは大きい。
我々の仕事は、お客様商売でありリアルに店舗と売場を有してお客様に来ていただいて商売をしている。
ネット販売と違って実際のお客様の顔を見ながらの商取引きと成る。
だから、実際に売場に立ってみると客層が見え、時間帯別の買い物行動が見える。
そして、それらのお客様の顔を見ることによってこのお店での目的がある程度見えるのである。
お客様からのクレームに関しても同様である。
電話では怒り心頭で、即お宅にお邪魔してみると、意外に怒りが収まっていたりしている。
実際に相手の顔を見ると人間の心理が変わるものだ。
なぜか?。
感情がモノからヒトへ変換されるから。
モノに対しての高ぶった感情ではあるが、それはヒトに対してはなかなか移譲しにくいものだ。
しかしそれも、そのヒトの接しかたでそれ以上の感情を引き出してしまう場面もあるが。
ヒトは他人の感情を鎮めることも高めることもできる。
ここに、顔の見える付き合いの強みもあれば、逆に弱みとなる部分もあることを意識しなければならない。
ネットの普及によって、ますます顔の見えない繋がりが急増していく中、その過程を見てきている年代は顔の見える繋がりの大切さを認識しているが、この状況の途中から現代に育った若年層であれば、顔の見える繋がりと見えない繋がりの違いを認識できない場合もあるだろう。
友達という概念を、顔が見えるリアルな繋がりに限定する年代とネットで「いいね」を押してくれる繋がりまで広げて認識する年代との差。
しかし、最近私の認識も変化しつつある。
それは、ネットでの繋がりの中にも友達と呼びたい人達が多くいるという現状になってきているということである。
“現実にお会いしてみたい”
そう思える方達が多く存在してきたこと。
特にFacebookを始めてから、そう思うようになった。
ネットの普及によって、急速に広がりつつある友人関係の範囲。
要は、人間関係の手段が変化してきているのだろう。
しかし、その根底にあるのは、やはりリアルな関係が基本だということだ。
どんなにその範囲が広がろうとも、リアルに結びつく関係が基本にあり、そこで大切にされる要素が人間関係の基本であることに変化は無い。
それを基本にしながら、繋がりを広げられれば幸いである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
顔の見える仲間との普段からのつながり。
やはり基本は顔の見える付き合いでしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年9月30日 (金) 23時08分
フェイスブックやLINEなどSNSを始めてお付き合いの幅が広がった気はしますが、結局は顔の見える方達とのコミュニケーションツールになってますね。
投稿: かわらい | 2016年9月30日 (金) 21時33分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
何れにしても現代は超情報化社会。
地域を飛び越えたネットワークを活かせば自分の力でどんどんその輪を広げていける時代。そんな時代に乗り遅れず波に乗っていきたいものですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年9月23日 (金) 23時51分
ネットの普及によって距離感を感じない交流が出来る事は素晴らしいですね。しかしながら実際に会う事により感情が見えない「文字」の付き合いから血の通った「人」の付き合いに変わるのは人生を深めたり豊かにする上でとても大切ですね。ネットを上手に使いながら更に人対人の繋がりを深めていきたいですね。
投稿: dadama | 2016年9月23日 (金) 22時39分