リスク想定
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
リスクを想定する。
大事なことである。
リスクとは、何かをやろうとした時に、同時に考えられる事態。
リスクというからには、同じ事態でもよくない事態のことだ。
単品拡売時に売れ残りのリスク。
商品を売る計画を立てるのは良いが、もし大量に残ったらどうしようか?。
しかしある程度慣れてくると、多少多めに発注しても売り切れる自信があれば苦もなく発注するだろう。
それは実力と共にリスクが緩和されるということだ。
日々のルーティン業務であれば、日々の経験からリスクが回避されていくことになるが、新規開店やリニューアル開店時の二度とない経験の場面でのリスクはしっかり想定していくことが大切である。
今回の開店時にもいろいろなリスクが想定された。
もし、採用がうまく進まず、人材が集まらなかったら?。
当初は3回程度の募集である程度の人材が確保できるのではと想定していたが、実際にフタを開けてみれば、応募すら少ない。
少ない応募から面接をして採用を通知する。
しかし、途中辞退者もあり、想定以上に人材の集まりが少ない。
よって先手先手を打って、採用チラシの配布計画を見直し、面接会場も早めに抑えて場所を確保する。
それもリスク想定の一つだろう。
また、実際に新規開店するにあたって、駐車場が満車になり一般住民の駐車場に不法駐車されるリスクもあった。
事前にチラシに駐車時の注意点を記載しておこう。
また、駐車場の警備に当たる方たちにも、その辺の事前情報を通知しておいて、違法駐車を食い止めようとするリスクを回避した。
また、住民側にも自分専用のポールを所有して頂き、それを目印に違法駐車を回避しようとするリスク回避も行った。
しかしフタを開けてみると。
それらの対策を実施する以前に、意外に車での来店が少なく、思った以上のトラブルはなかったのだ。
更には、お祭り、花火大会等が地域で行われ、同様に駐車場がパンクするのではないかというリスクを想定して対応したが、意外に違法駐車はなかった。
いずれも想定外なほどに混乱はなかった。
しかし、これらはリスクを想定していたから後になって「よかったよかった」と笑顔を言えるのであって、リスク想定していなかたなら、想定外の事態にタジタジになっていたかもしれない。
リスクを想定する。
これは、最悪の事態を想定して対応することが必要であろう。
そのことによって、そこまでの事態に陥らない限りは、「想定内」の事態で済んでいるということでもあり、後々に「よかったよかった」と言える前提でもある。
常にリスクは最悪の事態を想定する。
このことで、後でタジタジならずに済むのであれば、最悪のリスク想定は新規取り組み事項の上では必須項目ではないだろうか。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
先手を打つことの大切さ。
流行、先手必勝とは間違いない格言なのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2016年8月12日 (金) 23時12分
想定を遥かに超える事態に困惑中です。おそらく想定が甘すぎるだけだと思いますが。(笑)これからは過去の経験からの想定では枠に収まらないことがたくさん出てくると思いますので先手先手を打っていきたいですね。
投稿: かわらい | 2016年8月12日 (金) 20時27分
daddamaさん、コメントありがとうございます。
商品や販売以外のアクシデントの想定をしておくことで、販売に集中できるメリットも考えておく必要はありますね。
投稿: てっちゃん | 2016年8月12日 (金) 05時49分
備えあれば憂いなしですね。事後対処は心労を費やしますから。新店に限らず暑さの続くリスク対策・・・客動・商品・空調・労働環境等にも起きゆる事を想定して事前に対策を打つ事は必要ですね。
投稿: dadama | 2016年8月11日 (木) 12時32分