育ちと体質
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
台風接近に伴う湿気。
湿気を嫌う体質の方も多い。
私の女房は、この湿気を異常に嫌う。
特にこの時期は暑さと湿気のダブル嫌悪感に襲われるらしい。
だから、窓を閉め切ってエアコンに頼る。
しかし私はそれほどの嫌悪感は無い。
だから、朝起きてすぐに居間の窓を全開にして、外の爽快な空気を室内に入れようとする。
ここで衝突する(笑)。
「なぜ、開けるの?。」
「暑いから当然だろう。」
「開けたらもっと暑くなるよ。」
こんな具合の衝突が頻繁に起こる。
なぜ、このような衝突が起こるのか?。
それは、育ちの違い。
私は湿気の多い盆地で育った。
特に梅雨時期の湿気は半端ではない。
このような土地柄で生まれ育ち、夜もエアコンの無い部屋で育ったから、暑さとか湿気は苦にならない。
それよりも、外の新鮮な空気を室内に入れたがる派である。
しかし彼女は湿気の少ない高原育ち。
湿気時代を体験する機会が少なかった。
どんなに暑い夏や梅雨時でも、夜に窓を開けると冷んやりした空気が入ってくるため、湿気という言葉に触れることもなかったらしい。
だから、私の実家に泊まった時など、脇でスヤスヤ寝る私を見て不思議に思ったと言う(笑)。
生まれ育った環境で湿気に対する体感がこれほど違うのか。
そういえば、このブログでも何回か記したが、夏はエアコンを入れずに湿気を感じながら冷えたビールを飲む快感を書いたことがある。
私にとっては湿気と爽快との同居の瞬間として好きなひと時である。
しかし、これも女房に言わせると、理解できないという。
「なぜ、不快な湿気に身を置いて好きでもないお酒が飲めるわね」
と言う事らしい。
しかし、これが最高に至福の時となるのである。
悪条件からのスタートは幸福感を加速させるのだろうか。
それにしても、同じ日本人でありながら、こうも気温や湿度に対しての人間の適応力は異なるのだろうか。
やはり、人間はそこで育った地域性に同化して成長していくのだろう。
それは、おそらく20歳までに完成されてしまうのではないだろうか。
それ以降は、もう体質が固まってしまい、適応力がなくなるのだろうと思う。
地域性。
その地域にあった、食材の提供。
再度、見直す必要があるのだろうか。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
やはり震災後の生活の変化は絶対にありますよね。
あの直後はエアコン自体の使用も社会的真価が問われた時代でしたから、その後の社会的な場面での考え方を学ぶには最高の機会でしたね。
投稿: てっちゃん | 2016年8月25日 (木) 21時08分
暑さ寒さも湿気もある程度は耐えることが出来ますがエアコンの効いたところと外との差がやはり体に応えますね。大震災以降自宅ではエアコンを使用していない私はもう少しエアコンの温度を上げて欲しいと思う場所がたくさんありますね。
投稿: かわらい | 2016年8月25日 (木) 19時46分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
やはり、「あるある」ネタなんですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年8月24日 (水) 08時24分
私も長野生まれなので40余年居座る極悪な地の環境でも体の順応は出来ず食事が済むとさっさとエアコンの効いた寝室に逃げ込む日々が続いています。と言うものの真夏の太陽を浴びて飲むビールは至福のひと時ですが(笑)。
家内は生まれが当地なのでてっちゃんとは逆の現象がおきてますね。エアコンスイッチのON-OFFで喧嘩が絶えません(笑)。
投稿: dadama | 2016年8月24日 (水) 07時58分