競合店との懇親会
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、周辺の競合店長との懇親会があった。
店舗が存在する地での飲み会。
知り合いの店長と初顔合わせの店長と私の3人。
同じ店長として話題は尽きなかった。
そして、このような機会を得て毎回思うのは
“企業は違えど店長の悩みや不安は同じだなぁ〜”
3人とも、似たようなチェーンストアの店長であるから、出身部門がありそこから副店長、店長の道のりで現在に至っている。
よって、概ね似たようなマネジメントスタイルを取る企業の店長同士である。
だから、店長として求められるものも大差はないだろう。
そんな中で、自分が店長として抱える葛藤は、お互いに話していて共感できる部分が多い。
人材不足、業績対策、部下とのコミュニケーション等々。
いろいろと話をしていると、出身部門によって仕事に対する考え方に微妙な差が生まれるのかと思うことがあった。
私は鮮魚出身。
彼らは精肉出身。
鮮魚や青果は相場や時化、天気で商品の入荷が大きく変化する。
精肉は大きな相場の波はあるが概ねは安定した相場で入荷する。
鮮魚出身の私は、どちらかというと「無いものは無い」と割り切って、今日の相場や入荷で新たな売場を早急に変えると言う発想を持つ。
精肉出身の彼らは、定番管理といマネジメントを重視するから、あるべき売場を優先して日々安定した売場作りを理想とする。
いい売場の根本的な視点の違いがあるようだ。
どうしても、自分の出身部門で培った仕事の仕方や善悪がどこまでも付いて回るのはあるのだろう。
そしてそれは、定位置管理などへのこだわりにも関わってくるようだ。
その日に売り込む商品に目がいく店長。
定番内の品揃えや欠品に目がいく店長。
仕事で優先的に重視する視点も、このように違いが出てくるのだろう。
これも意見交換することによって見えてくる違いである。
しかし、店長と言う立場。
部下の強み弱みから、どう自分に無い強みを引き出すか。
それもまた重要な店長のマネジメントであるだろう。
自分が持つ強みと弱み、部下が持つ強みと弱み。
そこをどう活かして、お店全体のレベルを上げていけるか。
それを、店長の店舗運営マネジメントに活かしていきたいものである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
今回は他競合の店長の発案で実現しました。私以上に貪欲な奴のようです(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年9月 4日 (日) 00時03分
貴重な機会ですね。違う企業の店長同士の会話はてっちゃん会でも感じているように多くの気付きや共感があり話が尽きませんね。でも、本当に直に競合している店長とこのような機会があるのはなかなかないですね。てっちゃんの人柄ですね。
投稿: かわらい | 2016年9月 3日 (土) 20時48分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
そこから先は企業によって、店舗での自由度の違いがあるのでしょうね。それと店長自身の視点も関係あるのでしょうか。いずれにしてもそのような店長の視点と取り組みが共有化されれば企業としての強みが増加すると思うのですが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年8月29日 (月) 06時23分
生鮮だと回転日数が早いので入り込むと抜け出せなくなるので担当者が殺気だちますからポイントで入り込めるグロッサリーが当社には良いようです(笑)。
投稿: dadama | 2016年8月28日 (日) 10時26分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
私も単品量販に目がいくのですが、それはグロサリーではなくやはり同じ生鮮に目がいってしまいます。
これは企業の差でしょうか、それとも性格の差(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年8月27日 (土) 22時41分
私は青果出身ですから旬とボリウム、単品量販に目が行ってしまいますね。その視点ではグロッサリーが近い動きをしますので担当者の困惑を尻目に介入する事が多いでしょうか(笑)。
投稿: dadama | 2016年8月27日 (土) 16時08分