八月を迎えて
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
新店を開店して早一ヶ月。
そして、お盆の月間の八月を迎える。
八月のお盆を過ぎると、一気に秋の気配が襲ってくる。
というのは、もはや昔の話。
お盆過ぎてからの残暑が昨今の九月十月の習わしである。
我々業界人は、昔から八月にこだわる。
お盆商戦。
ギフト商戦に始まりお盆準備用品からご馳走まで。
その期間はボーナス商戦とも重なり、七月後半から八月後半までの長期間に至る。
その中でも、八月十三日を中心にしたご馳走商戦は本番である。
食品スーパーである我々業界のメインイベントは帰省客が最大に盛り上がる迎え火の十三日である。
この日は全ての商材が動く日。
特に、鮮魚、精肉、惣菜がメイン。
その数日前までは、青果の果実と生花がメイン。
更に、それ以前はグロサリーがメイン。
店内の各部がそれぞれに順を追って主役をこなしていく。
そこには、各部のお盆に対するプライドがありこだわりがある。
“最大のご馳走感を演出する”
地域で一番の売場を演出するというこだわり。
このこだわりを失ったら、このお盆商戦は単なる忙しさだけで終わってしまう。
鮮魚の担当者の頃はそんな意識が強かった。
そして、それが企業のDNAでもあった。
お盆と年末はどこにも負けない。
それに付随して、事あるごとのイベントではそんな意識を持つようになってったのであるが、それを掘り下げていくと「お盆」「年末」にたどり着くのかもしれない。
それだけ東北のお盆の盛り上がりは異常であった。
それが、異常だと知ったのは関東に来てからだ。
“あの盛り上がりはなんだったのだろうか?”
それほど東北と関東の文化は違っていた。
それは年末も同様である。
それは、帰省する目的が違うのだろう。
東北の場合は遠距離の為、帰省したら数日は実家に泊まるのが前提。
だから、家呑みが必然と成る。
しかし、関東方面は近距離の為、帰省しても日帰りがメインだからご馳走の需要も少ない。
だから、あっさりしたお盆商戦。
とは言っても、長期休暇には変わりはない。
更に、今年は山の日の存在。
8月11日(木)が山の日として国民の祝日となった。
8月12日から盛り上がるお盆商戦。
その前提が崩れ、今年は11日の休日とその前日からの盛り上がりも期待できる日程となってしまった。
さて、どう転ぶのか?。
何れにしても、我々の仕事は、変化対応業であることは間違いない。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
休日が長期になるということは、必ず分散しますからね。まず今年の流れを見なければ判断出来ないですね。準備用品は前倒しで動くであろうことは見えますが、刺身や寿司のご馳走がどう変化するのか。
投稿: てっちゃん | 2016年8月 5日 (金) 06時19分
8月11日、厄介なところに祝日を作ってくれましたね〜。(笑)プラスに出来れば良いのですが分散しそうですね。
投稿: かわらい | 2016年8月 4日 (木) 22時28分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
昨年のあるお店はどうしても昨年と比較した計画になるでしょうが、当店は今年が初めて。その気楽さはありますが、お盆商戦で、どんな跳ね方をするのかはドキドキものですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年8月 1日 (月) 22時39分
KOZOさん、コメントありがとうございます。
11日の祝日は従来では想定外ですね。
当然前倒しでお盆商戦が始まり、前倒しで終了するのではないでしょうか。
11日から13日での分散型に移行していくのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2016年8月 1日 (月) 22時36分
猛暑予想も前半は空振りしましたがこれからは要注意ですね。お盆商戦も11日の祝日が商品動向にどう影響を及ぼすのか?更にはこちらの大企業はお盆休みが14日から21日と色々悩ましい要素を含んだお盆商戦となりそうです。
投稿: dadama | 2016年8月 1日 (月) 21時36分
当地は震災後、初めての帰省もあるのではと例年よりは多いと予測を立てていますが、今年は8/11からの連休となるためピークがどこに来るのかの予測が難しいですね。それに、青果と牛肉の相場高も担当者の頭を悩ませています。
投稿: KOZO | 2016年8月 1日 (月) 20時21分