花に魅せられて
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
お盆商戦。
各部の際物の展開がピークである。
そしてその中でも、生花は一年で一番の量販期である。
期間計で100万から数100万の売上にまで上昇するカテゴリーである。
年に数回の物見の時期。
物見とは、この業界でいうイベント。
お盆、彼岸、母の日、クリスマス等々。
生花や鉢物の需要が高まる時期である。
当店にも、生花売場が設置されているが、そこに納める花屋さんが青果担当と打ち合わせをして商品展開を始めた。
これがまた予想を上回る展開。
初年度なので、まずは品切れを起こさないように、予定金額通りにしっかりとボリュームを持って展開した。
“この展開は全店一ではないか”
そう思うほどの素晴らしい展開であった。
年間の物見の時期でも、お盆商戦は年間で最大の商戦期。
このお盆商戦に賭ける花屋さんの意気込みを感じる展開である。
この地域の特性は、開店前の調査でも、近隣にお墓があったりお寺の数は異常に多かったり夏イベントの多さなど、七月から八月にかけての盛り上がりを感じる地域である。
“お墓周りの商品動向は高まるだろう”
そう期待はしていたが、12日の生花の動きには圧倒された。
当社でも、生花の売上は田舎に行けば行くほど高まる。
それはお盆の来る地域か否かで左右される。
しかし、お盆が来る地域は生花以外の商材の動きも良好だが、この地域は生花のみ集中する地域なのだろうか、それとも花屋の商品展開が素晴らしいのか。
入店した瞬間のお盆らしさ。
この点では、初年でもあるため地域で一番の売場を作ろうと青果担当と打ち合わせをしていた。
そして、その期待に加担してくれた花屋の担当者たち。
その売場を見たお客様が翌日の12日に生花を購入された。
どうもそのようなストーリーのようだが、であれば生花以外の盆商材も購入してくれよ、と言いたくなるほどに生花に集中していたのがお盆商戦の前半戦ではある。
しかし初年度とはこのようなものである。
イベント時ほど従来の既存店で買い物をするのがお客様心理。
しかし、このイベント時に来店されたお客様は、しっかり当店の売場を確認していく。そして、お盆開けから来店頻度が変わるのである。
新店はイベント毎に強くなる。
そう言われる所以であろう。
だから、初年度のイベントは非常に大切なのだ。
イベント時の地域商品やご馳走感のある売場作り。
この点では妥協できないし、次年度へ繋がらない。
そして、そのことを改めてテナントの花屋さんから学ぶことが出来たのである。
花に魅せられた人間達のお盆に賭ける意気込み。
その意気込みは個人差もあろうし企業差もあろう。
そしてそれはお互いの相乗効果でもあろう。
さて、後半のご馳走商材はどう動いていくのか楽しみである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
お盆や彼岸での花の存在は大きいと思いますよ。
得意の青果部門でチャレンジしてみてはいかがですか?。
投稿: てっちゃん | 2016年8月19日 (金) 00時09分
花は自店で扱ったことがないのでピントきませんが、近くの農協では花を求めるお客様で満車になっているところを見るとそれだけでお客様を呼べる部門なのでしょうね。当社1番店はテナントさんなので売り上げもわかりませんが積極的にコラボしていきたいですね。
投稿: かわらい | 2016年8月18日 (木) 21時01分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
異常値とはこのことを言うのだろうと思えるほどの「生花」の売れ行き。
取り組み企業との関係もあるでしょうが、初年度にここまで製造していただいたことにも感謝ですね。
信頼関係を構築しながらお客様に喜んでいただける店舗として一つの使命を果たした感はありますね。
投稿: てっちゃん | 2016年8月15日 (月) 21時26分
伝統や信頼のお盆行事で開店間もないお店があの花の動きは凄いですね。花か地域競合との差別化になり得る可能性も秘めてますし、花の回転が良いと店も華やぐ相乗効果も大ですね。
投稿: dadama | 2016年8月14日 (日) 20時58分