自滅
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日の真田丸。
今日は芸能ネタの日ではないが(笑)。
豊臣秀吉の甥で関白の豊臣秀次の最後の回であった。
豊臣秀次とは。
豊臣秀吉の甥で、秀吉に嫡男がおらず、秀吉は自らの関白の座を甥の秀次に譲り自らは引退していた。
歴史上の通説では、秀次に謀反の陰謀があるとのことで秀吉から切腹を命ぜられたということだが、真田丸では秀次の人間性に立った描き方で最後を迎えるシーンとなっていた。
もともと、真田丸で描かれた豊臣秀次とは、
気弱はボンボン育ちで秀吉の顔色を伺う小心者。
そんな設定である。
常に自分に自信がなく、政治や戦にも興味が無く、癒しをあたえてくれるものに興味を持つ気弱な青年として、真田丸では描かれていた。
特に秀吉に対するコンプレックスは半端ではない。
秀吉が自分をどう思っているのか?。
そのことに、終始振り回されるのである。
秀吉は秀次に何も言っていないのである。
それにも関わらず、秀次は秀吉の心理を深読みしすぎて自滅してしまう。
自滅。
そう、自ら滅していく。
人間とは、かくも弱い生き物である。
誰も彼に、直接何も話していないのに、自分の勝手な想像の下に自らを窮地に陥れていく。
それが人間の側面である。
前回の真田丸では、その人間の側面を豊臣秀次という歴史上の人物を引用して描いていた。
そして、現代でも周囲を見渡すと、そんな人間で溢れかえっている。
時として私もそんな時期があった。
特に30代の時は。
上司のある一言に、あらぬ想像が湧いてきて、何もできなくなってしまう。
できないならまだいいが、逆に自ら自滅して適正な判断が出来ずに失敗の連続。
自ら自滅していく時はそんなものだ。
ことが上手く進んでいる時はいいのだが、一旦歯車が狂い始めると人は余計なことを考え始めてくる。
邪念というものだろうか。
〜〜〜だったら、どうしよう?。
〜〜〜そうなったら、自分はどうなるのだろうか?。
邪念とは、保身のことである。
どう、自分を守るのか。
それを考え始めたら、キリがない。
堂々巡りで長時間思い悩むことになる。
仮説を立てる。
実行する。
最悪の事態を常に頭に入れておく。
保身は一切考えない。
最善を尽くせば、誰かが自分を守ってくれるものだ。
そう割り切れる年になったということだろうか。
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コメント
結果的に、部下と一緒にもがいている時が一番自分たちの力になっている時なんですね。後々その答えがわかると思います。
投稿: てっちゃん | 2016年7月28日 (木) 19時03分
悪いことばかり考えてしまうことありますね。何でも前向きにと思ってはいるのですが。会社も一緒だと思います。成績が悪い時は無心で現場作業をやるに限ります。(笑)
投稿: かわらい | 2016年7月27日 (水) 23時14分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
人間の心は一瞬にして崩れたり立ち直ったり。
この一瞬で人間は信頼を失うもの。
だから心のメンテナンスは常に意識しないとならないですね。
思えば、人間の行動力の根源は心の持ちようだけですから、それを構築する自分なりの手法を獲得しておかなければなりませんね。
投稿: てっちゃん | 2016年7月25日 (月) 10時16分
自滅・・・今、一番肝に命じなければならない言葉かも。自分に迷いや自信がない時は周囲に過敏になってしまい着飾ってしまう事が多いですから。
投稿: dadama | 2016年7月24日 (日) 21時00分
神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
人を惹きつける力。
それは邪心の無いところから生まれるもの。その邪心の無さが一生懸命を生み、その一生懸命が人を惹きつけていく。
巡りめぐって、他人に対しての邪心の無い一生懸命が自分に何倍にもなって戻ってくる。
そんな生き方を実践したいですね。
投稿: てっちゃん | 2016年7月24日 (日) 00時13分
私も上手くいかない時ほど、落ち着いて立ち止まるようにしております。仰る通り邪念を振り払って覚悟を決めて腹を括って立ち向かえば、案外何とかなりますね。
しかしそれは決して自分一人の力ではなく、
気づかないところで、誰かが助けてくれているという
ことも忘れてはいけないのだということも
改めてブログを拝見して思い出しました。
ありがとうございます。
投稿: 神出鬼没 | 2016年7月23日 (土) 09時06分