見慣れた光景
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前から記してきた新店での取り組み。
先日、ようやくオープンの運びとなった。
一週間前から商品が陳列され始め、徐々に店内の様相が変化していく。
そして前日。
デイリー商品や生鮮の加工品等も導入され、コンコース沿いの様相も冷蔵機器が剥き出しの景色から一変していく。
そして当日。
徐々に青果、鮮魚、精肉、惣菜、ベーカリーの品揃えが充実してきて、いよいよ私が得意とするいつもの見慣れた光景が目の前に現れてきた。
“いよいよお店が生まれようとしている”
しかし、まだ誕生していない。
そこには、それを育てていく店舗の人間達の活きた吐息が交わされていないからだ。
“我々の手で産声をあげさせよう”
今まで練習してきた、全体朝礼で朝のお互いの挨拶を交わし、皆の元気で張りのある挨拶が木霊して店内に命が宿った。
その後、約20分ほどで開店だ。
この時の流れが一番緊張する瞬間である。
本当にお客様は来てくれるのだろうか?。
お盆、年末、イベント時、改装オープン、新店オープン。
いつも、この瞬間が一番緊張する。
売場は決まった。
それは、お客様を迎え入れる準備であり、お客様との信頼関係から導かれた自分たちの計画であり、その期待度の高さがお客様の来店へつながるのだ。
“我々はお客様に期待されているのか?”
その結果がお客様の数であり売上となる。
準備は整えたが、お客様の信頼は勝ち得るのか。
その一番のギャップがこの瞬間。
店内を歩きながら、企業全体で作り上げた素晴らしい売場が目の前に現れている。
“後は、多くのお客様が来店されるだけだ”
本当に来店してくれるのだろうか?。
そう自問自答する時が、一番緊張する。
土曜日の朝。
当社でも珍しい土曜日の開店。
通常であれば、木曜か金曜が適正なオープン日なのであろうが、諸事情により土曜日の開店を選択したのだが、結果的にはどうなのだろうか。
その検証が間もなく行われるのである。
そして、私が一番心配しているのは、道路の渋滞と駐車場のパンク。
いろいろな不安を乗せて、いよいよオープンである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
従業員と共に、この日は絶対に忘れないでしょう。
そして何があっても、この日の誓いだけは貫きたいと思っております。
投稿: てっちゃん | 2016年7月 9日 (土) 06時55分
開店初日の朝礼。この日にしか味わえない独特の緊張感の中、社長、店長の言葉、そして従業員の元気な挨拶。気持ちがいいですね。その後30分で嬉し悲しのパニックになりましたが。(笑)
投稿: かわらい | 2016年7月 8日 (金) 20時16分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
諸々の課題を乗せて、今出航しました。
前に進むだけです(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年7月 7日 (木) 06時41分
お客様の期待を担っていよいよ誕生ですね。肉体的にも精神的にも疲労が蓄積する日々が暫く続くと思います。身体にはご自愛下さい。大繁盛のお店になると確信しております。
投稿: dadama | 2016年7月 6日 (水) 22時05分