採用の一考察
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今回の新店出店から見えてきたこと。
特に、採用面に関して。
今回の採用期間は2月から6月と長期に渡った。
通常であれば、第一回目と第二回目の応募チラシに対しての面接希望者が圧倒的に多いのが通常である。
下手をすれば、この二回で概ねの人材が集まったものだ。
しかし、それはもはや過去の話になってしまった。
自社を含めて、どの企業も最後まで人材が集まらずに開店を迎える状況にあるようだ。
当店も例外ではなかった。
特に始めの2月から3月にかけては厳しい状況が続いた。
同エリアでの競合店が4月にオープンするために、それ以前から人材募集が活発に実施されていたという状況もあったのだろうが、第一回、第二回合わせても必要人員の3分の1程度。
そして通常であれば、これ以降の応募は加速度的に減少していく。
それは、同じエリアに集中してチラシを配布していればそのような結果になっていく。
同じチラシを何度も見ても応募は増加しない。
しかし、私は今回の採用の過程で、必ず4月以降の応募が落ちないと確信していた。
なぜか?。
パートに着く方達の心理として、2月はまだまだ自分やその周辺の未来が見えない時期だから。
自分も含めて、夫や子供の異動や進学で主婦としての自分の立場が安定しないからだ。
3月〜4月も同じ状況が続くだろう。
子供が進学しても、進学したての頃は日々が安定しないものだ。
特に、送り迎えや弁当作りでどのように自分の時間ができるのかが不明である。
5月の連休以降にようやく安定してくるものだ。
だから、6月に入っても採用は発生すると思っていた。
案の定、6月後半まで人材は集まり続けた。
とは言っても、一回の採用面接で大量に集まることはなかったが。
更には、チラシエリアを変更したり、チラシの配布曜日を日曜日以外にも配布したりという工夫もしてみたり。
そんな中で見えてきたもの。
比較的5月から6月は採用に適した時期であることは間違いということ。
働こうとする主婦や学生にとっても、5月の連休以降は多少の時間ができ、労働意欲が増加する時期であることは、やはり間違いないということだ。
おそらく、9月から10月も同様の効果があるだろう。
そう考えると、一年の中で5月から6月、更には9月から10月を全社的な採用強化月間と位置付けて、全店的に企業として採用の募集チラシを戦略的に配布する時期にすべきではないかと思う。
全店で実施すればコストも大幅に安くなるだろう。
お店として人材が足りてようが不足してようが、5月と9月は採用強化月間として、徹底して人材を採用する時期。
もしそのお店に人材が足りていても、隣のお店で不足している可能性は高い。
そこに、人材の交換の話も持ち上がろう。
人材が比較的採用しやすい時期と厳しい時期の明暗がはっきりついてきているのだから、採用しやすい時期に全社を挙げて採用に力を入れれば、低コストで企業としての採用が進むのではないだろうか。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
やるときには地域の全住民の方がわかるように告知したいものですね。
9月は絶対にチャンスだと思いますよ。
投稿: てっちゃん | 2016年7月28日 (木) 19時01分
闇雲に採用の広告を出し続けても逆効果。採用の強化月間を設けるのは是非やってみたいですね。当社新店の周辺でも9月に大きく環境が変わるみたいなので不足している分を一気に採用したいものです。
投稿: かわらい | 2016年7月27日 (水) 23時05分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
働く目的は金銭面が大きいでしょうが、それは当初の目的であって、長く働く過程で、そこの場が自分を豊かにしてくれる場と思えるようになれば多少の金銭の差は無いに等しいのだろうと思います。
もっともっと企業としての働きがいの研究が必要だと思うのは私だけでは無いだろうと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2016年7月25日 (月) 10時24分
確かに募集が集まる時期は存在しますね。しかしながら就職売り手市場の傾向は強まるばかり。働きたいと思う職場風土が益々大切になってきますね。
投稿: dadama | 2016年7月24日 (日) 21時07分