担当者の赴任
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、人事異動があった。
担当者の赴任。
新店の店長、副店長、チーフに続いて、ようやく担当者が赴任。
これで店舗のほぼ全陣営が固まった。
残りは、数名の担当者が直前に赴任するだけ。
4月からパートさん達が店舗研修に入り、その都度都度で新規パートさん達が加わり研修の最終段階に入ってきた。そこにようやく担当者の赴任。
最後に加わった人材たち。
店長と人事で採用し、副店長、チーフたちで成長を見守ってきた今までの経緯。
それらを経験せずに既存店からの新規加入。
その経緯を知らずにこの段階で加わるというのは、私的には、逆に大きなリスクを伴う。
それは、どういうことか?。
担当者のこの現実に対するギャップが大きすぎるから。
具体的に言うと、今回赴任した担当者は今までバリバリの現場にいたわけだ。
パートさんとの関係も「あ・うん」の呼吸で意思疎通しながらお互いに思い通りに仕事ができる環境にいたわけだが、今回の赴任により現実のパートさん達の能力に遭遇して相当のギャップを感じるはず。
そのギャップがそのまま目の前のパートさん達に向けられる可能性。
過去にも、そんな事例は山ほどある。
それを、事前に周知させておく必要がある。
人間、気付かぬうちに態度に出てしまうもの。
それを事前に周知させることで気付かせなければならない。
「そのような態度が必ず表情や態度に出てしまうのだぞ」
逆に、そのような先入観を入れておく必要はあろう。
更には、担当者同士の意思疎通の場も必要だ。
お互いにどんな人間なのか?。
そんな理由もあって、担当者と店長副店長でのミーティングを持った。
チーフ抜きで(笑)。
その方が逆に率直な意見や表情態度が現れるであろう。
まずは、自己紹介から始める。
「名前、部門、好きな芸能人は?。」
やはり最後の話題で盛り上がる(笑)。
「波留、ミスチル、EXILE、松田聖子等々」
そこから和み、本題の仕事に対する心構えを話す。
採用後のオリエンテーションで新規パートさん達に話してきた内容である。
同じ価値観で仕事をする。
新店の店長が新規開店する場合に大切なのは、価値観を共有すること。
どんなお店にしていくのか。
その為に皆で何をするのか。
その為には、一番大切なことは何度でも同じ話を全員に話し続けなければならない。
時間をかけて、同じ話をし続ける。
経営とはそんな地道な日々の継続なのであろう。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
こういうところをキチッとやっておくかどうかで、一人でも多くのパートさんがこの職場から離れずに済むということと、新規加入の正社員ともコミュニケーションが取れるという一石二鳥。
一人一人のやりがいをどう側面から支援できるかが私の仕事だと思っております。
投稿: てっちゃん | 2016年6月27日 (月) 22時14分
開店までにこれでもかの準備、恐れ入ります。特に新加入のパートナーさんと既存の社員さんとのコミュニケーションに余念がありませんね。
投稿: かわらい | 2016年6月26日 (日) 22時30分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
店舗の部下からすれば、店長がそのお店のトップリーダー。
そのトップリーダーがメッセンジャー的な言い回しに終始したら皆が引いてしまいますよね。そこを現場の言葉で言い直さない限りは皆の心に響かない。
現場の言葉に変換して初めて店長として機能するのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2016年6月19日 (日) 00時40分
チェーンストアと言えども現場の信頼感、団結力が強くないと店の成長は捗らない。店長もトップのメッセンジャーに留まらず自分の言動力で現場のやる気を引き出さねばなりませんね。
自分の言葉で語る事がメンバーとの距離感、信頼感を高めるのだと思います。
投稿: dadama | 2016年6月18日 (土) 08時29分