近隣への挨拶
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
開店前に、近隣の住民の方への挨拶。
新店開店店舗の恒例行事。
いつから開店するかという告知と、開店の際の渋滞やその他諸々への予備的謝罪、更に近隣の一軒一軒のお客様とのリアルな面識の実現等、この行為による効果は計り知れない。
その中でも、我々が一番嬉しいのは、一軒一軒のお客様の顔が見えたこと。
リアルに顔を会わせることで得られるお互いの安心感。
お宅を訪問して、当初は怪訝な表情だったお客様が、こちらが新規オープンするスーパーの従業員だとわかると途端に笑顔になってくれる。
この瞬間を一番待ち望んでいたのだ。
開店前は、この新規オープンを地域のお客様はどのように感じてくれているのか?。
その部分が深い霧の中にあったのだが、その霧が少しずつ晴れていくのである。
“ここに開店してよかったんだ”
訪問時の笑顔だけで、そう思ってしまう。
更に、いろいろな世間話も出てくる。
冷蔵庫代わりとして使わせていただきます。
徒歩で行けるのでみんな喜んでいますよ。
どんなものを売るんですか?。
等々、やはり近隣の徒歩でも行ける距離の住民の方達は、その近さから「冷蔵庫代わり」として期待されているようだ。
しかし、意外な事も見えてくる。
空家もあるという事。
しっかしたお宅ではあるが、訪問してみると、明らかに空家であるお宅もあるという事。
昔からの街は今では若年世代が少なく、その家を受け継ぐ世代が外に出てしまって、今では生まれ育った家が空家となっている状況も見えてくる。
先日は、近隣の小学校にも挨拶に行ったのだが、そこでも小学生が減少しているという。
そんな小中学校の状況と、実際に一軒一軒を訪問してその連動性が高いことがわかった。
“取り敢えずは、朝の強いお店かな”
早速、そんな印象を得た。
ただし、商圏は1kを見なければならない。
そこまで広げてみて、どんなお客様が日々来店されるのか。
しかし、大きな変動はないだろう。
朝型で鮮魚の強い地域。
なんとなく、そんな地域性が見えてきそうな地域のようだ。
かってもこのような地域のお店を受け持ったことがあったが、その時の印象は、「和の強いお店」。そして、魚の強いお店。日本酒の強いお店等々。
平日の午前中が強いお店。
そんな印象を受けて先日の近隣挨拶を終えてみると、なんとなく、通常のお客様の来店傾向が見えてくる。
妄想が膨らむ今日この頃である(笑)。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
厳しいご意見ということは、期待の表れ。
そう思えば、どんどん改善して期待に応えて、相応の結果が付いてくると信じて行動することでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2016年7月 1日 (金) 21時59分
当社の新店では開店前の期待の声とは裏腹に開店後のアンケートでは厳しいご意見が相次いでいます。期待を裏切ってしまっている今の状況をしっかりと認識して信頼を得ていきたいと思います。
投稿: かわらい | 2016年7月 1日 (金) 21時10分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
リアルなお客様が来店されて初めてこのお店の評価を得られるのだろうと思います。
但し、それは今後永遠に続く為のスタートラインから一歩足を踏み出したにすぎないことを理解して、今後に活かしていきたいものですね。
投稿: てっちゃん | 2016年6月28日 (火) 20時37分
個別訪問をしてお客様の生の声を聞く。開店前だから期待される意見も多く頂けたのだと思います。朝が強いと予想される商圏にどう手を打つのか?更には競合との差別化。いよいよリアルな現場の闘いが始まりますね。
投稿: dadama | 2016年6月28日 (火) 15時32分