« 第11幕顛末記 | トップページ | 結婚報告 »

2016年6月13日 (月)

比較するから見えてくるもの

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のてっちゃん会での企画として組まれた意見交換会。

  2店舗をMRして「店長だったら」という視点での意見交換。

ライバル店舗が新規出店する。

  対抗して自社が改装する。

そして、改装店舗が新規競合店を迎えて、現在の状況を店長としてどう手を打つか?。

  今回は迎え撃つ店舗からMRを始めた。

この企画を全般的に立案しスケジューリングしたのは私であるが、移動の関係で、迎え撃つ店舗からMRして、新規出店したお店へ移動してMRの順を辿った。

  このスケジューリングを内心、失敗したかと思った。

上記設定でMRをするならば、まずは新規出店した競合店をMRし、その状況を踏まえてから迎え撃つ店舗を見て、その立場になった時にどう手を打つかという問いを与えた方が、答えが見えて来やすいと感じたからだ。

  特に始めの店舗を見た時に感じた。

“隙の無い売場を作っている”

  そう感じたからだ。

生鮮もグロサリーも惣菜やベーカリーも隙が無く、更に陳列も商品の顔を見せて前進させてある。

  商品の品切れも少ない。

“それなりに、良い売場を作っているなぁ〜”

  素直にそう感じた。

“順番を逆にした方が、感じ方が変わったかもしれないなぁ〜”

そう思いながら、新規出店の店舗へ向かった。
そして、売場展開やサービス、店舗レイアウトや陳列等を見ていくと、前出の店舗との違いが明確に見えてきたのだ。

それ以前に、私はネットから上記2店舗の資料を見出し、今回の参加者の方に、事前に予習していくることを提案していた。

そこには、今回新店を迎えるにあたり、改装店舗は新たに若年層の顧客を新たに取り込むべく取り組みとして、即食としての惣菜やベーカリーを強化して働く主婦層や料理の苦手な若年層を取り込む戦略を取り込もうとしている。

更には、若年層へ買い物志向を考慮して、四人家族へ向けての大袋のお買い得商品の展開や、地場野菜の取り組み、マグロやサーモンの強化、焼き魚の展開、ミールソリュージョンの導入等を掲げていたが、新店との比較の中でその戦略の進捗度が比較から明確に見えてきた。

  改装コンセプトが実現されているのだろうか。

更に、そのコンセプトが新規競合店と比較してどの程度の競争力を持つのか?。

それらは、2店舗を比較することで明確に見えてきたと言える。

  2店舗を比較するということの大切さ。

上記1店舗だけを見て、その本当の良し悪しは見えてこない。

  比較するから事の優越が見えてくるのである。

そう考えると、お客様の視点に立っても、常に2店舗を比較して自社の位置付けを検討する必要があるということだ。

お客様ほど、競合他店との比較の中から、店舗を選択して買い物店舗を選択しているのである。

  その選択の理由は何なのだろうか?。

その理由が、今回の2店舗のMRとその比較から明確に見えてきたということだ。

  1店舗では強みも弱みも見えてこない。
  2店舗で比較するから明確差が見える。

競合が出来るということは、お客様にとっては比較できる店舗が出現するということだ。

そして、その2店舗の差が明確に現れるから、自分の選択眼を基準にした店舗での買いまわりが生まれる。

  競合と比較するとコンセプトのこの部分が弱いな。
  コンセプトは良いが実売場で実現されていないな。
  基本は強いが若年層を取り込むセンスに欠けるな。

参加メンバーからもいろいろな厳しい意見が相次いだ。

  例えば今週来週がピークのさくらんぼの品揃えが無い。

扱いやすい果実群は品揃えされていても、旬のピークの短いさくらんぼ等の季節果実の展開は弱い。

  そこから企業としての取り組みにまで言及する意見交換会。

なかなかの白熱であった。




|

« 第11幕顛末記 | トップページ | 結婚報告 »

商売」カテゴリの記事

コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
このような見方で冷静に競合店を見ていくと、大手スーパーや規模の大きい店舗でも強み弱みがあり、自店はどのような攻め方をすればいいのかが見えてきます。基本を守りつつ、相手が弱い自社の強みをどう引き出して固定客を多く獲得していくという課題が明確になっていくのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2016年6月16日 (木) 06時51分

本当に勉強になりました。少しだけ競合店の見方が分かったような気がします。

投稿: かわらい | 2016年6月15日 (水) 22時06分

dadamaさん、コメントありがとうごいざいます。
以前は遊び100%でしたが、今では遊びと仕事が五分五分になってきましたね。今回はほとんど業務の一環でした(笑)。
それでも皆さん参加くださるのだから、仕事の域を超えての満足感だったのだろうと思います。
次回からの進化が楽しみですね。

投稿: てっちゃん | 2016年6月13日 (月) 23時43分

shirakawaさん、コメントありがとうございます。
見事な進行役、ありがとうございました。
私も、お客様目線で見る視点が何となく見えてきたような気がしています。
特に、スーパー業界以外の方の意見が新鮮でした(笑)。
次回以降もこのような関わりでご協力ください。

投稿: てっちゃん | 2016年6月13日 (月) 23時40分

休日返上でこのような企画を楽しんでしまうメンバーだからこそ成せる技なのでしょうね。競合の出店により自店の強み弱みを棚卸しし強みをさらに伸ばしていく事。店長職は外れましたが前任店舗の現店長と協力して失敗を恐れずてっちゃん会で得た方向性を具現化していきたいと思います。

投稿: dadama | 2016年6月13日 (月) 19時12分

第11幕ありがとうございました。
とても有意義な時間でした。競合店舗の強み、弱みを比較議論する中でふと、地域のお客様の食の豊かさのレベルはまさに、地域のスーパー各店舗の取組に委ねられているんだな~と再認識しました。皆さんの影響ってとっても大きいですよね。
すばらしいスーパー業界の中で切磋琢磨し、活発な意見がでるてっちゃん会メンバーとの交流は本当に刺激的です。

投稿: shirakawa | 2016年6月13日 (月) 16時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508103/63760583

この記事へのトラックバック一覧です: 比較するから見えてくるもの:

« 第11幕顛末記 | トップページ | 結婚報告 »