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2016年5月31日 (火)

再雇用

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、出勤途中のラジオから流れてきた話題。

  再雇用者に再雇用前の給与支給の判決。

内容の以下の通り。

  60で定年退職したトラックドライバー。
  その後、再雇用をされた。
  当然、定年後なので給与は低下。
  しかし、仕事は以前同様の時間と内容。
  トラックドライバー3人が司法に訴え。
  地方裁判所は、仕事の内容が以前と同じならば、
  給与も以前通りに支払うことを事業所に命令。

上記のような判決内容だったらしい。

  定年だから給与が下がる。

そんな、かっては常識的に受け入れてきたが、仕事の内容が従来通りであれば、定年前だろうが後だろうが関係なく従来通り支払わなければならないとした司法の判断が下された。

  当然といえば、当然。

企業側も、定年に関わらず、その後も同様の仕事をさせている企業もあるだろうし、その機に労働時間や仕事内容を変える企業もある。

この判決は、実質の仕事に目を向けた判決であり、これから定年を迎える世代には喜ばしい判断であることは間違いない。

  しかし、・・・。

若年世代には微妙な判決でもあるようだ。

  “早く世代交代してほしい”

その裏には、高齢世代の高給志向を撤廃してほしいとの願いがあるからだ。

  それはどういうことか?。

学校を卒業して新卒として企業に入社する。

  若年世代は仕事内容の割に給与が低い。
  高齢に従い仕事内容に関わらず上がる。

そのような、終身雇用制度の名残りを払拭したいという思いもある。
もともともらい過ぎていた定年直前の給与が定年後も保証されたら、ますます若年世代にそのしわ寄せが来ることになることへの不安である。

  更には、別の問題も。

マネジメント層であれば、そのマネジメントから外せば定年後の給与操作も可能であるが、専門職の方の定年後の仕事の仕方はどう変化するのか。

  これははっきり言って不可能であろう。

マネジメント職であれば、その職を解いて別の作業をしてもらうことで給与面の操作が可能となる。
しかし、専門職はその専門的で代替えの利かない仕事という専門的な技能を有しており、その専門的な技能は定年後も代替えの利かない技能として定年後も同じ仕事を継続していくことが多いに予想される。

  それらの方々はどうしたって給与面に跳ね返る。

そうすると、専門職と総合職との間でも差別化の問題も発生する。

  いろいろな課題が内包される再雇用制度。

しかし、ますます人材不足が予想されるこの業界。
定年後の給与を課題とする以前に、企業の存続を維持する人材の確保がもっと大きな課題となっているのが現実であろう。

  そう考えると、定年は今後何歳まで延長されていくのか。

とりあえず、65歳までは年金支給の問題もあるために延長されてきているが、65歳で定着するとは到底思えない。

  企業や店舗の存続が迫っているのである。

働けるうちは働いてもらう。
それが60歳だろうが70歳だろうが、それ以上であろうが。

  かといって、70歳の方を現場に戻すのか。

それとも、従来のマネジメント層での仕事を継続させていく方が作業効率、経営効率がいいのか、経営判断が求められる時代が到来しているようだ。









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コメント

神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
個人事業主の方はその背負う責任が強い分元気でなければその責任を負えないないという意識が強いのでしょうね。
企業に属する存在でも、そのような高い意識を持ち続けてきたいですね。

投稿: てっちゃん | 2016年6月 3日 (金) 10時49分

同じ60代の方でも、
スーパーなどで雇用されている方と
個人事業主で働かれている方々。

個人的な主観かもしれませんが、
後者の方々の方がイキイキとされて
いるような気がします。

一概には言えないと思いますが、
年齢それぞれの方々にあった仕事内容、役割を
仕事を提供する側も考えないといけないな
と感じるついこの頃であります。

投稿: 神出鬼没 | 2016年6月 3日 (金) 08時37分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
今回の新店開設にあたり、新規採用の募集チラシを配布していますが、当初集まりが悪かったので、某企業から知恵を得て「60歳以上の方大歓迎」とチラシに入れたら、続々と応募が出始めました。
人生経験を積まれた方のポジティブな姿勢には圧倒されますね。
家庭が核家族化していく中、経験者と共に働けるということは、企業としても意義は大きいのかと思います。
そして、自分もいつしかそのような元気印として年を重ねていきたいと思いますね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2016年6月 2日 (木) 05時57分

この問題は今後さらに複雑化していきそうですね。当社でも60定年としながらも単年で継続雇用の契約の方が増えてきました。若い人にも負けない動きでそれに応えてくれる方も多く、年齢での線引きは非常に難しくなってきました。

投稿: かわらい | 2016年6月 1日 (水) 21時13分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
いずれ、引く手数多な業界になっていってほしいですね。
しかし、現場で能力を発揮できる人材に限られていくのでしょうから、そういう意味では素直に喜べないのが本音ですね。

投稿: てっちゃん | 2016年5月31日 (火) 22時36分

KOZOさん、コメントありがとうございます。
元気なうちは続けてもらう。
背に腹は代えられませんからね。

投稿: てっちゃん | 2016年5月31日 (火) 22時28分

終身雇用・年功序列と言う日本伝統の雇用形態が否応なく崩れていくのでしょうね。自分の技術をより高い価値で評価してもらえる企業に移籍する。若年就労人口の減少は確実に進むのですから、若年が魅力を感じる企業風土を作らないと定年延長したとは言え先細りしてしまいますね。

投稿: dadama | 2016年5月31日 (火) 20時52分

弊社ではいよいよ来年は70歳になる方が現役でレジを務められています。(笑)

投稿: KOZO | 2016年5月31日 (火) 19時25分

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