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2016年5月

2016年5月31日 (火)

再雇用

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、出勤途中のラジオから流れてきた話題。

  再雇用者に再雇用前の給与支給の判決。

内容の以下の通り。

  60で定年退職したトラックドライバー。
  その後、再雇用をされた。
  当然、定年後なので給与は低下。
  しかし、仕事は以前同様の時間と内容。
  トラックドライバー3人が司法に訴え。
  地方裁判所は、仕事の内容が以前と同じならば、
  給与も以前通りに支払うことを事業所に命令。

上記のような判決内容だったらしい。

  定年だから給与が下がる。

そんな、かっては常識的に受け入れてきたが、仕事の内容が従来通りであれば、定年前だろうが後だろうが関係なく従来通り支払わなければならないとした司法の判断が下された。

  当然といえば、当然。

企業側も、定年に関わらず、その後も同様の仕事をさせている企業もあるだろうし、その機に労働時間や仕事内容を変える企業もある。

この判決は、実質の仕事に目を向けた判決であり、これから定年を迎える世代には喜ばしい判断であることは間違いない。

  しかし、・・・。

若年世代には微妙な判決でもあるようだ。

  “早く世代交代してほしい”

その裏には、高齢世代の高給志向を撤廃してほしいとの願いがあるからだ。

  それはどういうことか?。

学校を卒業して新卒として企業に入社する。

  若年世代は仕事内容の割に給与が低い。
  高齢に従い仕事内容に関わらず上がる。

そのような、終身雇用制度の名残りを払拭したいという思いもある。
もともともらい過ぎていた定年直前の給与が定年後も保証されたら、ますます若年世代にそのしわ寄せが来ることになることへの不安である。

  更には、別の問題も。

マネジメント層であれば、そのマネジメントから外せば定年後の給与操作も可能であるが、専門職の方の定年後の仕事の仕方はどう変化するのか。

  これははっきり言って不可能であろう。

マネジメント職であれば、その職を解いて別の作業をしてもらうことで給与面の操作が可能となる。
しかし、専門職はその専門的で代替えの利かない仕事という専門的な技能を有しており、その専門的な技能は定年後も代替えの利かない技能として定年後も同じ仕事を継続していくことが多いに予想される。

  それらの方々はどうしたって給与面に跳ね返る。

そうすると、専門職と総合職との間でも差別化の問題も発生する。

  いろいろな課題が内包される再雇用制度。

しかし、ますます人材不足が予想されるこの業界。
定年後の給与を課題とする以前に、企業の存続を維持する人材の確保がもっと大きな課題となっているのが現実であろう。

  そう考えると、定年は今後何歳まで延長されていくのか。

とりあえず、65歳までは年金支給の問題もあるために延長されてきているが、65歳で定着するとは到底思えない。

  企業や店舗の存続が迫っているのである。

働けるうちは働いてもらう。
それが60歳だろうが70歳だろうが、それ以上であろうが。

  かといって、70歳の方を現場に戻すのか。

それとも、従来のマネジメント層での仕事を継続させていく方が作業効率、経営効率がいいのか、経営判断が求められる時代が到来しているようだ。









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2016年5月30日 (月)

グロサリー研修

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


新店開店の為の研修。

  パートさん達の研修は順調に推移している。

しかし、パートさん達の研修が全てではない。

  チーフ達の研修も必須。

普段は店舗で仕事をしている我々。
よって、店舗を離れて仕事をするこの時期、新店開店までのこの時期を有効に使い、チーフ達の研修も事あるごとに進めていきたいものだ。

  全体研修会を利用したチーフミーティング。

全体研修会(接客面)後の空いた午後の時間を利用して、それぞれの性格を判断するエニアグラムを使用した診断にて、いろいろなタイプを理解する場や、皆んなで同じ競合店をMRして感想を述べ合う場、またパートさんの入社前の初期段階では、ストアコンセプトの作成なども皆んなで行い、開店後にどのようなコンセプトで自部門を運営していくかを共有する場も設けてきた。

  共有する場はそれなりに時間を費やしてきたと思われる。

更に必要なのは、この機に外部の店舗を視察して、売場も当然だが内部のオペレーションを学ぶ場も必要だと思っている。

先日、グロサリーチーフと自社の店舗のグロサリーの作業を見てきた。
私の古巣である。

  理想のグロサリーのオペレーションを学ぶため。

新店に赴任する前の店舗のグロサリーのオペレーションと売場作りは当社の理想とされていた。それは私の力ではなくチーフの力である。

どの企業もそうだが、企業自体の力、本部の力を要して平均的な売場の差は出てくるだろうが、更に個人の売場担当者の力量の差が自ずと売場に出てくるもの。

  売場責任者が自社の資産を活用する能力の差。

その差を、今回は新店のチーフに学んで欲しいと思ったのだ。

  その為には、前日の夕方以降から観察しなければならない。

前日作業があるから、翌日の朝の状態があり、そこから開店前の作業に結びつくのである。

  よって、前日と翌日の2回に分けて視察した。

そこ事によって、1日の流れが理解でき、そのサイクルを学ぶことができる。
そこで見えてきたもの。

  やはり、在庫管理が全てであるということ。

在庫を中心に据えて、そこから色々なマネジメントが確立されていく。

  発注。
  仕分。
  品出。
  陳列。
  変更。
  値下。
  売切。

等々の一つ一つの作業が、チーフの一元管理の元に進められていく。

  このチーフによる一元管理が自社の理想。

一長一短はあろうが、作業効率という面ではこれ以上の理想像は無い。
そこことを、グロサリーチーフに学んで欲しかったのだ。

  これは、他人の仕事を学ぶしかない。

チーフという立場は店舗内では店長以外の人間から指示や注意は受けない。
だから、自分が全てだと思ってしまう部分が多い。

  このような機会を利用して他社や他者に学ぶ時間。

このことを今回を大いに活用したいと思っている。






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2016年5月29日 (日)

そう言えば総選挙

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

いよいよ6月。

  6月といえば、総選挙。

昨年までは、総選挙=akbの総選挙 が常識だった。
しかし、公式ガイドブックが発売されたにも関わらず、メディアでの取り上げに今までお目にかかったことが無い。

  今年に限って言えば、衆参同日総選挙に食われたか?。

7月に行われる参議院総選挙と合わせて、自民党が企てていると噂されている衆議院の解散と総選挙。

こちらの総選挙の話題の方が通年のakb総選挙の話題を上回っているのでは無いかと思われるほどの、低調さ。

  “なんか盛り上がりに欠けるなぁ〜”

そんな感想は拭えない。

  公式ガイドブックの予想は「渡辺麻友」。

最近記したakb関連の記事でも渡辺麻友を取り上げた。

  まゆゆの卒業。

そんな話題も上っている渡辺麻友。
どのような根拠から渡辺麻友が1位に返り咲くのか定かで無いが、akbも政治も選挙には固定票と浮動票があるのは間違いところだろう。

  盛り上がらなければ浮動票が落ちる。

浮動票が落ちれば、自民党が勝利。
それは、政治の世界だが、akb総選挙においても同じ理屈は成り立つ。

  盛り上がらなければ指原梨乃。

組織票という固定票の多さは定評のある指原。
盛り上がって、アイドル志向票が高まれば、渡辺麻友の浮上も大いに考えられるがどうであろうか。

組織票が高まっていくということは、akb総選挙も政治の世界と同様で何も考えずに組織内に属しているだけで組織が志向する票に個人の票が集まる仕組み。

  何も考えずに票が入る。

初期の頃のakb総選挙は、純粋に自分が押すメンバーに票を入れた時期があった。
これが純粋な人気のバロメーターとなり、選挙という公正な客観的な数字による人気度が見えるイベントとして盛り上がってきた。

  しかしいつしか政治活動化してしまった総選挙。

個人の好き嫌いというバロメーターから、組織として押すバロメーターとしての組織力が問われるイベントになってしまったのである。

  自分がいくら頑張っても組織票には敵わない。

その不信感が、徐々にakb総選挙を投票数は盛り上がるものの、本来のakbファンを離れさせる要因となってきたのではないか。

  そして私的には「まゆゆ」の卒業。

まだ正式に公表されたわけではないが、現在のまゆゆのメディアでの姿を見ると、どうもakbメンバーと言うよりも一人の芸能人として身を託しているようである。

  先日、akbの新曲も披露された。

何も伝わってこなかった。
ただそこに横たわる、アイドルたちの笑顔。

  みんなで笑顔でただ居るだけ。

そうじゃないだろう。
akbは、訴える力も持っていた。

  むしろそちらに惹かれてファンになったのだ。

そんな虚しさが、総選挙を迎える月を前に思うのである。






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2016年5月28日 (土)

就職理由

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日は、採用担当者の悩みを記した。

  正社員に内定を出したが辞退された悔しさ。

そんな内容だった。
そして、いろいろな採用面や面接面での話題が出てきた。
更には、こんな話題も出てきた。

  就職を決めた理由。

なぜ、この企業に就職したのか、という理由。
個々人ごとにいろいろな理由があるだろう。

  その仕事がしたいから。
  地元の企業だから。
  給与面で有利だから。
  アップトレンドの企業だから。
  親の勧めで。
  トレンディな仕事だから。

等々。

  私の場合もやはり地元企業という理由が大きかった。

親元に近い企業に就職しようという理由。
それは、自分対しての安心感もあるだろうし、いずれ親を観るという意図もあった。

  人事担当者との話の中で出てきた話題があった。

今年の社員の採用面接を実施しながら、地元企業でもないのに当社を希望する学生がいたらしい。

  なぜ?。

私は聞いた。

  彼女がこの地元にいるらしいのです(笑)。

要は、ここが面接を受けた男性の彼女の地元だというのだ。

  彼女の地元に就職を希望する。

私は、開いた口が塞がらなかった。

  “何を考えているんだ!”

男が一生の仕事に就こうとするのに、自分の彼女の地元企業に決めようとするその姿勢を蹴飛ばしたかったのだ。

  “自分の一生の事なんだから真面目に考えろ!”

私が人事担当者だったら、こう言って怒鳴っていただろう。

  「ふざけるな!!。」

しかし、そんな男性が増加しているらしい。
先日、同じ業界の店長仲間で飲んだ時も、そんな話題になったのだ。

  その中で1名の就職理由がそうだったのだ。

彼の場合も彼女がこの地元だったので、その地元の企業だった自社の競合企業に就職を決めたらしい。

  しかし、結局その彼女とは別れたらしい。

“だから言わんこっちゃ無い(笑)”

  何のために就職したのか。

そんな後悔はしなかったのか?。
しかし、その競合店の店長はそんな後悔の念など全く無かったようだ。

  彼女よりも仕事が面白くなったから。

とは言っても、彼女がいなかったら彼の人生はまた別の流れに乗っていたかもしれない。

  その彼女と別れてしまった。

何の為にその企業に就職したのか。
そんな後悔の念は湧いてこないのだろうか。
そう考えると、やりきれない想いを拭うことが出来ないのではないか。
彼らも、当時は相当後悔し落ち込んだに違いない。

  しかし、その後この仕事が面白くなってきた。

だから、そのままその企業で仕事をすることを選択したのだろう。
そして、その人事担当者も意外なことを言った。

  「実は私も同じなのです(笑)。」

彼も、自分の彼女の存在が、今の企業に就職した最大の理由らしい。

  “世も末だ”

そう思わざるを得なかった。
そして、彼も結局はその時の彼女とは別れたらしい。

  “結局、そんな男は彼女から疎ましがられるのではないのか”

そんな風に思ってしまった(笑)。
それでも、彼も同様にこの企業で活躍している。

  就職理由の如何を問わず、企業面では活躍できるのかもしれない。

彼女優先の就職理由。
それでも、結果よければ全て良し、と行きたいところである。









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2016年5月27日 (金)

ライムの香りに魅せられて

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近ハマっている「サングリア」。

  いろいろと味付けを楽しんでいる。

そして、最近気がついたのが「ライム」。

  “こんなに香りの強い果実があったのか”

ある種の感動すら覚えるほどの発見であった。
何度かサングリアを作りながら、中に入れる果実を取っ替え引っ替え試してみた。

  “お酒の味付けによく使われるライムを入れてみるか”

そんなきっかけで入れたライム。
薄くスライスして、白ワインに入れて一晩。

  “こんなにもワインが爽やかに締まるのか”

その味に締まり具合に感動した。
これだけ他の食品や飲料の味を劇的に変えてしまうライム。

  ライムの香り。

巷で売られている缶酎ハイやそのた清涼飲料水に「ライム」味を加えた商品が数多い。

  その理由が分かった。

しかし、リアルなライムこそオススメである。

  ライムの刺激がまるで違う。

ネット等で「ライムの美味しい食べ方」を調べてみると、意外や意外、ビールに絞って入れたりそのままスライスして入れて飲むのも美味しいらしい。

  特にコロナビール。

読者の方にも「コロナビール」大好きという方は多いだろう。
このコロナビール、瓶に入っているのだが、その瓶の小さな口に6等分にスライスしたライムを詰め込んで、そのままラッパ飲みするらしい。

  この飲み方が最高らしい(笑)。

確かに想像しただけで美味しそうだ。
コロナビールだけでなく、大瓶の口に刺して注いでもいいし、缶ビールに絞ってもいいだろう。

  皆さんも是非試してみてください。

しかし、このライム。

  意外にそこらのスーパーで販売されていないのだ。

サングリアを作ろうとして数店のスーパーを回ったみたが、4件目でようやく販売されていた。

  同じチェーンストアでもあるお店無いお店がある。

それだけ、販売数は限定されてしまうのだろう。
しかし、これだけ「ライム」の効用がネットで出ている時代。

  ビールに良し。
  ワインに良し。
  酎ハイに良し。
  リキュールに良し。
  テキーラに良し。
  ウィスキーに良し。
  ジンに良し。

ライムを調べると、上記のように、あらゆるアルコールに合うことがわかる。

  「ライムはアルコール売場で提案すべきでは」

そんな風に思ってしまった。
これだけ、アルコール売場が拡大され、特に洋酒と呼ばれる品揃えが豊富になってきた昨今。

  もっと美味しくお酒を頂くために。

そんな提案でライムを添えることで、更に相乗効果が期待できるだろう。

  「ライムが確実に品揃えされているお店」

このことで、ライムという果実は圧倒的に販売数量を伸ばすことが出来るだろう。

  やってみたい提案である。







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2016年5月26日 (木)

ネッククーラー

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


Facebook仲間からの投稿。

  地域の運動会のお弁当風景。

非常に参考になる投稿である。
  
  今の運動会でのお弁当の中身は?。

かっては「唐揚げ」「海老フライ」「煮物」「おにぎり」が定番。
しかし、今は「海老フライ」など絶対に運動会には出てこない。

  田舎でようやく「煮物」。

流石に、「唐揚げ」「おにぎり」は今でも定番ではあるようだ。

  そして、何よりも驚きは、その芸術性。

食材を競うのではなく、キャラクターに似せた似顔絵やストーリー性を競うお弁当が多彩にお昼時を賑わせる。

そして、応援席の様相も激変してきた。

  野外フェスティバル化してきているのだ。

カラフルなビーチパラソルから組み立て式の机と椅子。そしてテントまで。

  要は、日差し対策なのだろう。

これだけ熱中症が騒がれる現代である。
本来の運動会は、そのほとんどが秋の開催だった。
それが、ここ数年で春の五月開催に変化してきたのも「熱中症」対策。

  九月、十月での残暑が原因。

よって、ここ数年で九月から五月へ移行した小中学校が多い。

  それでもこの暑さである。

日差し対策、熱中症対策の為のビーチパラソルの増加。
ある意味、当然の流れであろう。
更に、熱中症対策は続く。

  ネッククーラーの登場。

恥ずかしながら、私はこの言葉を初めて聞いた。

  以前は「濡れタオル」を首に巻く、と言った。

それが、商品化したものがネッククーラー。

  保冷剤の入ったマフラー。

そう表現すれば良いのだろうか。
若年世代は、そんな表現するよりも、言葉で理解しているのだろうが。

  それ以前は、凍らせたタオルを首に巻いた。
  更にそれ以前は、運動帽に水を入れて被った(笑)。

そうして上半身ズブ濡れになりながら涼を求めた。

  とは言っても、本当に暑かったのは八月のわずか2週間だけ。

それ以外は、意外に過ごせたのである。
それだけ、気候も急激に変化し、五月から九月の暑さが異常に高まってきたようにも思える。

  そして、人間の体力も以前より衰えてきたのも確かであろう。

野外での活動が極端に減ってきたのは周知の事実である。

  私は天候よりもそのことの方に危機感を覚えるのだが。

そして、今週が当地区でも運動会。
さて、どんなお弁当の風景となるか楽しみではある。










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2016年5月25日 (水)

新規募集の魅力

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前にも記したが、スーパーマーケットへの入社要因。

  主婦が一番身近な存在。

採用の面接等で聞こえてくる理由は、普段利用しているスーパーの売場だから、自分にもなんとなく出来そうだという理由。

  その通り、誰でも出来る仕事である。

しかし、その中でもとりわけ人気なのは、品出しとレジ、青果部門。
更に、ベーカリー部門を有するスーパーはそのお洒落感も手伝って、人気は高い。

そして、そのスーパーと自宅との距離では、自転車や徒歩で通勤する方の多くは「近い」という理由が圧倒的。

  帰りに買い物して帰宅。

それも大いなる魅力であろう。
一日の時間の使い方からしても理にかなっている。

  だから短い時間を希望する方は「近い」理由が圧倒的。

しかし、長い時間で稼ぎたいという理由の方は多少事情が変わってくる。

  より多く稼ぎたい。

だから、時給であるとか長時間働く環境が整っているか、自分がやりたい仕事であるかという条件が重なってくる。

  そんな各人の就業の意図が見えてきた。

そして今回は、新規出店するスーパーの応募である。
既存店と違い、新たに立ち上がる店舗での就業の魅力とは何なのだろう。
その辺の話も面接時に、応募者の方と交わしたことがある。

  みんな初めてだから。

要は、従業員全員の条件が同じだから。
御局様がいない、能力の差が無い、時給も同じ。

  要は全員が平等なところからスタートするから。

その辺は女性ならではの意識なのかもしれない。

  男性なら、格差があって当然と思ってしまう。

しかし女性はその辺の意識の差が明確に現れてしまうのかもしれない。
だから、研修中の従業員の処遇に関しても、お互いに平等感を求める。

  当初からの採用者と新規採用者との平等感。

当初からの採用者は、いろいろな経験を積まされた。
しかし、そろそろ自分の持ち場を決めなければならない時期。
よって、新規に採用された方は、そのまま持ち場へ投入して研修を始める。

  そこに平等感のズレが発生する。

“なぜ、あの人ばかり”

  そんな不平等感が不仲の原因となる。

男性目線で考えると、仕事の能力に応じて給与の差を与えることが平等だと考えがちだ。

  しかし女性目線はまた違ってくる。

ご主人の扶養に入っている方であれば尚更、格差を嫌う。

  平等な立場での交流を望む。

平等と格差。

  一律で統一できない問題である。





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2016年5月24日 (火)

採用担当者の悩み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


新規出店のための採用活動。

  厳しいとは言え7割程度が決まってはきた。

しかし、採用して研修が始まる前に辞退の電話が入ることもよくある。

  “部門の中心的な存在として期待していたのに!”

辞退の電話を受ける時は、表面上は笑顔で優しい声で対応することにしている。

  「わかりました。また状況が変わりましたら電話くださいね」

そんな感じで相手の方へ対応するのだが、心境的には「カッカ、カッカ」である。

面接の応対もよく、“この人ならばこの部門でしっかり責任を持ってやっていただける”

そんな思惑を持って期待していた人材ほど、辞退の電話の後はガックリきてしまうものだ。

  そんな悩みを人事担当者にブチまけた。

「せっかく採用しても簡単に辞退の電話だぜ、やってらんねぇ〜よ!」

  彼は、言った。

「てっちゃん、パートさんはまだ可愛いほうですよ」

  彼は正社員を毎年採用している。

この時期から次年度の入社希望者の学生は就職活動を始める。

  既に内定をもらっている方もいるだろう。

4月からの活動にて、人事担当者は会社説明会に始まり、個別面談やメールのやり取り等を繰り返し、親身になって就職相談なども受けてきた。

  心が通い合える関係を築けてきた。

当然、こちらの一方的な思い込みではあるのだろうが、それでも学生の態度がこちらを信頼しそして内定を出し快く引き受けてくれた関係。

  そんな人材から辞退の電話。

「これほどショックなことは無いですよ。」

彼はしみじみそんなことを話した。

  “いい人材を獲得できた”

そんな満足間に浸っている間もなく、その人材からの辞退の電話。
私も多少なりとも経験があるから理解できるが、これはショックである。

  数ヶ月の期間を要して獲得した人材なら、尚更だ。

「てっちゃん、辞退者からの電話でショックを受けるなんて、私からすればしょっちゅうだし、そんなことで落ち込んでなんかいられませんよ(笑)」

  逆に、そんな励ましの言葉を頂いてしまった。

残念ながら人事担当者としての経験が無いため、その辺の関係は理解できないが、採用担当者の仕事上の一喜一憂は上記のようなものらしい。

そして、それを聞いてしまった私は、自分の小さな愚痴に対して恥ずかしさを覚えたのである。

  “この程度のショックは黙ってしまっておくべきであった”

誰かに吐き出してラクになりたい。
しかしもっとショックを受けている人間もいるのである。

  今年は何人採用できた。

そんな人事の話を今までは何気なく聞き流していたが、そんなドラマが裏側に潜んでいたとは知らなかった。

  人事の悩みが少しは理解できたのだろうか。






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2016年5月23日 (月)

新生姜ミュージアム

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


地元の特産品。

  各地域に色々あるだろう。

当地にもいちごや干瓢(かんぴょう)等の特産品がある。
そして、全国に誇る地場産業も各地に存在する。

  新生姜やらっきょう漬けで有名な岩下食品。

栃木市に本社を置く漬物メーカーとして有名。

  古くは中村雅俊を起用した新生姜のCM。

https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjJsNCQyOnMAhUGHpQKHeBRB3UQuAIIHTAA&url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DaJKqSooaD3U&usg=AFQjCNHbirg1dDZoN1rm9mzwQM0mInjTdQ

その岩下食品が、昨年6月に「新生姜ミュージアム」を開設した。

https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=2&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwia2cPfyOnMAhXFpJQKHdIeB8cQFggmMAE&url=http%3A%2F%2Fshinshoga-museum.com%2Fabout&usg=AFQjCNFJQXwET4IHVobRqTE1iItsIl6o8g

  新生姜。

昨今、新生姜の体への効能は高く評価されてきた。

  血行促進。
  夏バテ防止。
  食欲増進。
  殺菌効果。

等々により、食卓に上る頻度も高まっているようだ。
そんな高評価の新生姜であるが、岩下食品はその出荷量も全国有数である。

  なんと言っても新生姜を全国に知らしめたその実績は高い。

先日、岩下食品の担当の方と話す機会があった。

  「今年は新生姜の出荷が遅れるようです。」

生育が遅れているようである。

  更に、昨今の新生姜ブーム。

生姜や新生姜の需要は急速に伸びており、原料が不足しているのだという。
どうも、自店の開店時期には間に合いそうもないようだ。

  「開店と共に新物を全面的に押し出す」

そんな思惑が少し外れそうな状況。
しかし、この「新生姜ミュージアム」に併設されているミニレストランのメニューには、いろいろな新生姜メニューが並び、今回も新生姜を使用したランチを頂いた。

  体が芯から温まる感覚。

これが新生姜を食した時の一番の変化。

  血行が促進される。

その感覚が、新生姜が体内に入ると同時に感じられるのが新生姜の特徴か。

  “効いているなぁ〜”

この感覚がたまらない。
私もかっては、新生姜は好きではなかった。
しかし、新生姜ミュージアムが開設されてから頂いた新生姜は美味だった。

  これからの時期に体が欲する食材。

そんな印象を持ったからだ。

  夏バテ時に食するだけで、体が芯からシャキッとする効果。

そして、冷えたビール(笑)。

  新生姜ほど、試食によって売り込む商品であるようだ。





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2016年5月22日 (日)

まゆゆの卒業

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

いよいよ5月も後半。

  akb総選挙まで一ヶ月を切った。

初の新潟での開催。
よって、昨年のような博多フィーバーでのご祝儀投票もないだろう(笑)。
しかし、私にとっての一大事は別の場所にあった。

  渡辺麻友の卒業。

今まではひたすら、「卒業なんて考えられません」と言い切っていた渡辺麻友。
しかし、ネットで「渡辺麻友」と検索すると、

  「akb総選挙後に渡辺麻友が卒業へ」

の見出しが躍っている。
理由は、多発する他メンバーの恋愛スキャンダルや、ライバルである指原莉乃の躍進で、モチベーションが低下してしまったとのこと。

  人一倍「アイドル」に固執し自らを律してきた渡辺麻友。

しかし、昨年の総選挙直後に放送された『情熱大陸』(TBS系)で渡辺は、「マジメな子が損をするような世界」とこの業界やakbグループの実態を嘆いた。

また、渡辺麻友は最近のドラマでの抜擢もあり、いろいろと役者としてもメディアへの露出も高まってきている。

  本格的に役者としての地位を築いていきたい。

そんな夢も高まってきたのだろう。

  総選挙の如何を問わず、総選挙後に卒業へ。

そんなニュースがネットに躍っている。

  私にとっての渡辺麻友は「akb」の象徴である。

最近とみに興味が薄れてきたakbグループへの関心。

  渡辺麻友が卒業したらakbへの関与も卒業か。

そんな感覚である。
それだけ、渡辺麻友は私にとってのakbそのものである。

  なぜか?。

アイドルにこだわるその潔癖さ。
誰がなんと言おうと、そこにこだわり、そこに妥協せず自らを律して活動してきた彼女の生き様に魅力を感じるのである。

  そんな彼女を見ていると元気が出るのである。

いろいろなファンがakbのメンバーのファンとなる。

  可愛いから。
  スタイルがいいから。
  かっこいいから。
  性格が好きだから。

いろいろな理由があるだろう。
渡辺麻友の魅力は、アイドルに自らこだわり、彼女を押すオタクたちも彼女のそんな姿勢に魅力を感じるのだろう。

  私は彼女のそんな貫き方が好きなのである。

彼女がテレビ等で演じる魅力。
まだまだ、未熟なところはたくさんあるだろう。

  しかしその内に秘めたブレない意志が好きだ。

その意志を持ち続ければ、自分の夢は必ず実現できるだろう。
そして、一歩一歩、夢に向かって自分を磨いていってほしい。

  心の中で、いつまでも応援していきたものだ。





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2016年5月21日 (土)

板挟み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々は組織で仕事をする。

  組織の中の自分の立場。

その立場の上に立って組織の歯車となって機能させている。

  時にその歯車を変えなければならない状況に遭遇する。

特に、本部スタッフという立場にいると、そんな場面が一生に一度や二度は巡り遭う。

  従来の仕組みを根本的に変えなければならない状況。

それは、時に「変革」という言葉で表現されることもある。

  「変革」の中枢に位置する立場。

そんな立場に幸か不幸か、位置してしまった自分の状況。

  私も、そんな環境に立った時があった。

外部からのコンサルからは、この「変革」を指導誘導される。
内部からは、この「変革」に対しての強烈な反発に直面する。

  自分の立ち位置をどう位置付けるか?。

私はその時に、「決める」という事の重要さを知った。
世の中や企業内では、従来からの既定の仕組みが存在する。
しかし、いずれその仕組みを根底から見直し、今の現実に即した仕組みにレベルを上げなければならない状況が訪れる。

  企業としては、この期に「変革」したい。
  現場としては、極力「変革」したくない。

そんな状況の中枢の立場に我が身がある。

  さて、どうしたものか?。

「変革」の必要性は充分に理解できる。
しかし自分が当事者にはなりたくない。

  この立場から逃げたい。

そんな逃げの意識が頭をもたげてくる。
しかし、この場面で大切なのは、覚悟を持つこと。

  俺がやらずに、誰がやる。

変革の時に、自分が当事者であることを「チャンス」と捉えることだ。
それは、後々になってあの場面が自分の人生にとっての岐路だったのだと思える時期がくるものだ。

  そんな覚悟を持って、まずは一店舗での取り組み。

そこで現場で取り組み、理想と現実を知り、自社の特性や強み弱みも合わせながら現場で継続的に実施していく具体策を練る。

  そこで自分の強みを磨くのである。

実験店舗から得た自信と、実験店舗からの後押しから、全社への波及。

  その成功は覚悟の強さで決まる。

実験店舗での成功、そこから見えてきた変革の強みと弱み、そしてその効果。
それらは当然、今後全社へ波及させていく為のツールであるが、全社へ波及させる時に変革者が持つべき姿勢は、覚悟である。

  「俺がやらずに誰がやる」

その覚悟が、その後の壁を乗り越えられるかどうかの土台となる。

  できれば避けて通りたい「変革」の当事者。

人生の中で何度かしか巡り会えない変革の当事者。
その瞬間瞬間に、自分の人生の岐路が現れてくるのである。






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2016年5月20日 (金)

サイバーセキュリティ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の仕事の流儀。

  「サイバーセキュリティ技術者」

再放送のようだったが、今現実の脅威を感じさせる番組だった。

  サイバー攻撃。

よく耳にする言葉である。

  ネット上で行われる、テロ行為。

国内海外を問わず、外部から侵入して、政府やその他重要機関の機密情報を引き出す行為。

  悪用されれば重大な被害に結びつきかねない。

それは、外交面での被害にもつながり、金銭面での被害にもつながる。
身近なところでは、自分のネット利用の口座から金銭が引き出されるという被害。
その被害が、個人に止まる場合もあれば、多くの年金等への被害に広がる場合もあり、更には国家機密に関するものへの攻撃も多いらしい。

本来であれば、彼のような立場の人間は外部からのリアルな攻撃の被害に遭うリスクから、実名等は公表されないのだろうが、今回は敢えて公開して取材に応じたと言う。

  それほど、攻撃に対して対応が後手に回っている。

よって、このような機会を利用して自分たちの仕事を理解して欲しいという願いと、更には現実の実態を理解して危機感を多くの方に認識していただき、このような攻撃を防御するという任務に協力して欲しいという願いからだという。

  宇宙開発機構
  原子力研究開発機構
  ヤフー
  トヨタ自動車
  NTTコミュニケーションズ
  セブン&アイ・ホールディングス
  JR東日本
  法務省
  全国健康保険協会
  東京大学
  学研ホールディングス

数え上げたらキリがない。
それほど、過去にサイバー攻撃を受けた大企業や国家機関は多い。

  そして更に増加の一途をたどっているという。

だから、彼らはその攻撃に対して、マンツーマンで対応し防御する。
数多くのサイバー攻撃に対して、日本に20数万人存在するサイバーセキュリティー技術者の数では到底限界があるという。

  番組では限界を超えての活躍が描かれていた。

「なぜ、そこまで仕事に駆られるのですか?。」

  そんな質問に、こう答えている。

「その前に、これを見てください。」

  画面に映し出された被害の実態。
  政府主要機関へのサイバー攻撃が次々に映し出された。

「これだけの機関に現在も次々にサイバー攻撃を受けているのです。」

  この実態を知ったなら、行動せざるを得ない。

それが彼のサイバー攻撃への確固たる姿勢。
その姿に感動を覚えた視聴者は多かったのだと思うし、それが再放送へつながったのだろうと思う。

そんば放映の中で、私が心に留めた言葉。

  「一所懸命」。

通常は、一生懸命と書き「いっしょうけんめい」と読む。
しかし、彼は「一所懸命」という言葉を常に念頭に置いて行動するという。

  「一所懸命」。

以前、私は労働組合の幹部をしていた時に、以下の言葉を念頭に置いていた。

  「その場全力」。

どちらも同じ意味合いである。

  目の前の状況に全力を注ぐ。

私も好きな言葉である。

  今目の前に立ちはだかるその場。

その場に全力を傾けて行動する。

  その積み重ねが人生なのだと思う。

その姿が、人を感動させるのだろう。






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2016年5月19日 (木)

墓参り2016

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎年恒例の墓参り。

  今年は先日の日曜日に終えた。

毎年、7月の後半に日程を合わせて墓参りをするのだが、今年は新店のオープンを控えており7月の日程が見えないため、梅雨入り前の5月に日程を入れた。

  墓参り。

通常であれば、お盆に帰省して自分の家の墓参りをするのが日程であるが、小売業に従事する者にとってお盆の8月12日〜15日は稼ぎどき。
特に、お墓から遠い地域に住む者にとってはこの時期にお墓参りをするのは至難の業。

  よって、事前に済ませる方がほとんど。

しかし、今年は新店の開店後間もなくの為、敢え無く思い切って5月に日程を持ってきた。

  梅雨入り後の天候が不安定の為。

それは、墓参りだけでなく、それと同時にお墓の掃除も伴うから。

  “雨の中のお墓掃除は避けたい”

お墓清掃。
特にこの時期のお墓の清掃は、そのほとんどがお墓の敷地内の草むしりがメインとなる。

  “雨の中の草むしりは避けたい”

なぜなら、一箇所だけでなく、福島と新潟の二箇所のお墓の清掃と草むしり、そして墓参りの行程の為、できれば晴れの日に行いたい。

  その結果の先週の墓参り。

予定通りの好天。
更に、気温も低めでカラッとした天候の為、草むしり等もあまり汗を掻くこともなく終えることができた。

  お墓の草むしり。

一年間放置したお墓の草はかなりのもの。
敷地内に砂利を敷いているとはいえ、その量は半端ではない。

  しかし今年は梅雨入り前。

よって、例年と比較しても草が根を張る前の状態での除草だった為か、比較的容易に敷地内の草むしりを終えることができた。

  それにしても気持ちのいい天候。

この時期が一番すごしやすい時期ではあるが、外での活動でもダラダラと汗を掻くこともなく、疲労も少ない。

  2時間近い作業であるが、今年は30分ほど軽減できた。

そして新潟。

  この時期は海沿いも気持ちのよい五月晴れ。

その後のランチは、いつも立ち寄る場所が小高い丘に移動したため、そこで食事を摂った。

  年に一度の墓参り。

いつもお墓で思うことは、「今年も無事ここに来ることが出来た」という感慨。
毎年、同様の気持ちで墓参りに行けることを願うものである。

  自分が生れ育った地。
  祖先が生れ育った地。

いずれも自分がこの世に生きれる元の地。
その有り難さを再確認できる時なのである。








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2016年5月18日 (水)

久しぶりのマニュアル車

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


マニュアルシフト。

  以前のブログでも記した。

http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-f52f.html
テレビコマーシャルでのマニュアル車のPR。

  今敢えてマニュアル車を売り込む。

クラシックへのリターン。
団塊の世代が時間的余裕、金銭的余裕を得た段階で、再び自分の青春時代を回顧してマニュアル車に乗る。

  そんな世代へ向けてのマニュアル車の台頭。

そんなカーサイクルが再び巡ってきたのだろうか。
そして、私も久しぶりにマニュアル車を運転する機会を得た。

  マニュアル車。

その車は、比較的スパルタンなスポーティ車。
よって、ドライビングの味付けもスパルタン。

  クラッチが硬い。
  ハンドルも硬い。
  サスはもっと硬い。
  
そう、走ることをメインに仕上がられたスポーツタイプの車。

  そのマニュアル車だから、味付けもスパルタン。

今どきの日本のオートマ車に慣れ切った体から感じるスパルタンなマニュアル車は、やはり運転しづらい(笑)。

  ハンドルが重い。
  サスペンションが硬い。
  ギアチェンジがしづらい。

特に、ハンドリングとギアチェンジを同時にこなしながらの運転はかなりの違和感がある。

  昔は当たり前に運転していたのに。

そう思って、甘く見ていたマニュアル車の運転であるが、いざ乗ってみるとそのギャップに閉口した。

  “ここまで体が鈍ってしまったか!”

ある種の絶望感まで感じてしまうほど。

  信号待ちでの緊張間は相当だ。

特に、右折時に前方の車が途絶えた瞬間に急発進して前方の車が来る前に右折しきる場面での運転。

  オートマならアクセルを踏んで急発進すればいい。

しかし、マニュアル車では、正確なクラッチ操作が要求される。

  “もし、操作ミスしてエンストしたら”

それを想像すると恐ろしくなる(笑)。

  クラッチ操作の慣れ。

その壁が大きく立ちはだかる。
それは、当時からマニュアル車に乗る場合に言われてきたこと。
それを克服して、所有者は車を運転していた。

  そして、今再びのマニュアル車。

意外に、40以上の男性でマニュアル車に再び乗りたがる人達が多い。

  私の周辺にも数人はいる。

やはり、楽しいと言う。

  「何が、楽しい?」

2速での加速感が堪らない(笑)。

  そう、踏んだら即加速するあの加速感。

特に、高性能のエンジンを搭載した車の加速感は堪らない。
更には、シフトダウンしてクラッチを繋いだ瞬間に、アクセルを踏めばその加速感は爆発する。

  そんな車の操作感。

長い間、忘れかけていた操作感である。

  忘れかけていた本能が蘇る瞬間が楽しいのである。







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2016年5月17日 (火)

接客業

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


接客業。

  私はこの業界は接客業だと思っている。

食品を中心に扱い販売する小売業。
商品的に見ると、食品の販売業ではある。

  同時に、繰り返し来店していただく小売業でもある。

中心の生鮮部門は鮮度劣化の早い特性を持つ商品。

  よって、買いだめは基本的に出来ない。

だから、日々繰り返して来店されて、商品を購入していく。
そこには、従業員の全員が商品仕入れ担当であり製造担当であり陳列品出し担当、更には最終のチェッカー担当でもあらねばならない。

  お客様が我々を見て全ての担当者と見ているから。

だから、従業員を見て判断して、わからない人には聞かないと言うスタンスのお客様は少ない。

  誰もが、そのお店の顔であることが要求される。

その延長線として、小売業は接客業、だと思っている。
そして、その意識を持てない従業員が、この業界、小売業や商売には向いていないと思われる。

残念ながら、このお客様商売を認識できない限り、この業界で継続して活躍していくことは難しい。

  これが自分の職業という仕事観。

そんな仕事観が必要になってくる。
そうでなければ、繰り返し来店しようというお客様動機を高めていくことは出来ない。

  新規採用者。

採用される側も採用する側も、ある程度のイメージを持ってお互いに契約を結ぶ。
しかし、一度入社して働いてみて、そのギャップを感じることは多いだろう。

  そのギャップが埋まっていく中で従業員も成長していくのだろう。

そのギャップに不安を覚えながらも、自分や周囲の協力で克服しながら成長し、そのギャップを埋めていき仕事のやりがいを見出していく。

  しかしどうしても接客業が肌に合わない。

そんな従業員も確実にいるものだ。
小売業とは、相手がいてのお客様商売。
そこで従事するということは、接客業であるということを自覚して目の前の仕事に取り組まなければならない。

  その自覚を持って仕事に取り組むかどうかである。

その自覚があれば、接客に関する企業としての店舗としての取り組みに積極的に参加しようと行動するものである。

  しかし、その自覚の度合いには個人差が発生する。

その個人差に関しては、あまり問わないことにしている。

  外交に得意な方、実務に得意な方。

それぞれに適応力の違いはあるだろう。
重要なのは、その意思が多少なりとも伝わってくるかどうか。
それが感じられれば、それぞれに接客面の進化に励もうとする姿勢を信じていくしかない。

  しかし、接客業を受け入れられない人もいる。

残念なことであるが、そんな方に関しては、やはり引きとどめることは出来ない。

  根本的に企業理念に合わないということであるから。

その部分に関しては、どうしても譲れないところである。
新規に入社して、様々な研修を通して違和感を訴える方もいる。

  接客業を受け入れられない。

残念ではあるが、本人の為にもその方に合う働き先を見つけるべきであろう。





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2016年5月16日 (月)

就業の決定要因

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


自分が働く為の意思決定。

  何を以って、そこで働くのか?。

個人によって、千差万別ではあろう。

  自分がやりたい仕事。
  給与面の条件が良い。
  地元企業で転勤が無い。
  自分でもやれそう。

特に今は、今年の就職活動がスタートしており、学生が会社説明会に頻繁に参加している時期でもあり、人事担当者と募集面接を共に実施している為、就職面での情報も入ってくる。

  先日は、都内の大学の就職担当者との打ち合わせがあったらしい。

都内に通う大学生も、Uターンして地元企業に就職を希望する学生の割合が増加しているという。

  理由は、地元に戻りたいから。

兄弟が少なくなっていく一方であるから、地元に戻って親と暮らすと言う選択肢に偏っていくのであろう。

同様に、店舗で募集する際のパートさん達の選択しでも、家から近いと言う理由で今回の募集に応募してくる方は非常に多い。

  自分の家から近いという魅力。

これは、主婦や女性にとっては非常に魅力なのであろう。

  特に、短時間労働を希望する方にとっては尚更。

自転車や徒歩で通えると言う気楽さ。
自分がやりたいと言う要因よりも、自宅から簡単に通えると言う要因。

  あくまでも家事がメイン。

子供も大きくなり、空いた時間ができたので、その片手間に家から近いスーパーで働こうか。

  そんな理由から応募される方が多いのだ。

ましてや、普段自分が買い物に行く頻度が非常に高い食品スーパーである。

  ある程度は仕事の内容も見える。

そこで仕事が出来て、ついでに買い物をして帰宅する。

  一石二鳥である(笑)。

もしかすると、社員割引もあるかもしれない。
そんなサービスが従業員に提案されているのであれば、この人手不足の折、就業の決定打になるのではないだろうか。

それはさておき(笑)、そんな状況にある女性にとっては、家から近いと言う要因は大きいようだ。

しかし、稼ぎたい主婦の要因は異なる。

  自分がやりたい。
  給与面での条件。

上記2項目が大きな要因となってくる。
そんな中で、今回の募集でも、7時間以上を希望する方も応募に来て内定を出すのだが、その後辞退の電話が多い。

  給与面で折り合いが合わない。
  自分のイメージと違っていた。

そのような理由が多い。

  自宅から近いと言う理由は低くなっていく。

ますます、近場に住むお客様を従業員として如何に取り込むか。

  その施策が重要視されていくのであろう。







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2016年5月15日 (日)

てっちゃん会11幕のご案内

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

ですが、急遽、次回てっちゃん会のご案内に切り替えさせて頂きます。


てっちゃん会 第11幕の開催の報告です。

  4ヶ月に1度、年3回の開催。

2月、6月、11月が開催月。

   2月はスーパーマーケットトレードショーに合わせた開催。
   6月はお盆前の一年で一番時間調整をしやすい時期の開催。
  11月は年末前の一年で一番酒の肴が美味しい時期での開催。

勝手に上記のような意味合いを付けて年3回の開催をしております。
そして、この会もいよいよ10回を超えて、11回目。

  従来は、この会のメンバーの懇親をメインにした集まりであった。

その集大成が第10幕。
いろいろな方々のご協力により、過去最高の参加人数に達した。

  そして、第11幕。

従来の懇親会という意味合いから少し脱して、この会の多様な企業の参加者というメリットを活かした内容に味付けを振った内容も盛り込んでいきたいと思っている。

  従来から行っている、懇親会の前座としてのメンバーによる都内MR。

その前座ともう少し掘り下げて、突っ込んだ意見交換の場を持つ。

  “何を今更(笑)”

と思う方も多いでしょうが、違う企業を背負う方々が、同じ売場を見て何を感じるか。

  この店舗の店長だったら、今後どうすべきか?。

そんな視点で、2店舗のMRをして、自分が片方の店長だったらどんな手を打つか?。

  そんな視点で議論してみる。

一体、どんな化学反応が起こるのか?。

  同じDNAを持つ同じ企業の人間同士が議論するのとは違う。

上記の場合は、概ね答えは見えている。

  同じ価値観で同じ発想からは、同じ答えしか出てこない。

しかし、同じ業界とは言え、生まれも育ちも違う別企業の業界人。
そして、今取り組んでいる目先の課題も違うだろう。

  敢えてそれを見越してどんな意見が飛び交うのか?。

自分の発想から決して飛び出してこない自由な意見をお互いに交換し合う場。

  非常に面白いのではないだろうか。

この場に参加して議論に加わるだけでも、自分の今までの幅を知り、その幅を広げられる可能性が大いに潜んでいるような気がするのである。

ということで、開催日時だけでも記したい。

  
  日付  〜  6月9日(木)
  時間  〜  概ね18時ごろ
  場所  〜  未定(東京駅周辺になると思います)

  前座  〜  集合場所やMR店舗等は、
         後日参加者にご案内いたします。

そんなこんなで、企業を超えたつながりのこの会。
ぜひ、有意義な場として、いろいろとチャレンジしていきたいものです。







  

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2016年5月14日 (土)

研修スタイルの変更

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店舗での新規採用者の研修も一ヶ月を経過した。

  そろそろ研修スタイルを変化させるべき時期に来た。

従来は、新規採用者の慣れや事情を優先した研修であった。
しかし、そのスタイルでは、なかなか技術の習得は得られない。
また、研修を進める部門責任者も、研修先のオペレーションに加わることを優先していたため、研修生も効率良く研修を受けていたわけでもなかった。

  しかし、その研修スタイルを変えていく時期に来たようだ。

その一つには、研修生が徐々にではあるが増えてきたこともある。

  より大勢の人数の研修を無駄なく進めていく。

その為には、部門責任者がより積極的に研修生の教育に入り込んでいく必要がある。

  マンツーマンの研修スタイル。

このスタイルに移行すべき時なのである。

  この研修スタイルは当社の定番マニュアル。

しかし、諸事情によりなかなか実現出来ずにいた。
でも、ようやく慣れの段階から本格的に技術習得のタイミングと本人達の近くの問題、更に研修生が本格的揃い始めてきたことも挙げられる。

  店舗の立ち上げ訓練への見通し。

かって、手がけた新店では、何度か立ち上げ訓練も実施した。

  自店のメンバーだけで開店品揃えを実施する訓練。

自店が開店した暁からは、これが当たり前の日々のルーチン業務となる。
しかし、いま現在このことを本人達に言うのは酷である(笑)。
十分な人員も揃いきっていない現状でもある。

  しかしそろそろ頭に入れておかねばならない。

それは、部門責任者も当然あるし部門のトレーナーも意識しなければならない。

  先日、鮮魚のトレーナーに敢えて聞いたことがあった。

「鮮魚の立ち上げ訓練はいつやろうか(笑)?。」

  彼は、呆然と私を見ていた。

“立ち上げ訓練の前に、人材を揃えてくださいよ”

  そんな表情がアリアリである。

しかし、ここにきてようやく集まり難いとされていた鮮魚部門にも人材が揃いつつある。

  “なんとか形になりつつあるかな”

鮮魚部門だけでなく、その他部門同様にシフト表が作れるかという人材が揃いつつある。

  ここから一気に研修教育も加速していく時期が到来した。

以前のままの人員だけなら、立ち上げ訓練などと言っていられる場合ではないが、そろそろそれを意識できる人材が揃いつつあるからだ。

  とは言っても、開店直前まで採用は続ける。

新規開店してしまったなら、採用問題から課題は移行してしまうからだ。

  開店前のこの時期が一番採用しやすい時期。

5月のゴールデンウィーク後からお盆前の7月までが、一年で一番採用しやすい時期(応募しやすい時期)であるから。

ようやく子供の学校の件も落ち着き、自分の生活にも見通しが立てられる時期なのである。

  ここで採用しなくて、いつ採用するのか。

そんな時期が、ようやく到来したわけである。






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2016年5月13日 (金)

出来立ての価値

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


商品が持つ価値。商品特性によって、その価値は異なる。

   生鮮商品の価値。
   お惣菜の商品価値。
   グロサリー商品の価値。
   インストアベーカリー商品の価値。

商品のカテゴリーによっても商品の価値は異なるし、製造過程による価値の違い、入荷による価値の違い、更には話題性による価値の違いもあるだろう。

  その価値を最大限にして販売すること。

このことが重要なのではあるが、まずは、我々販売する側が商品最大の価値を知らなければならない。

   そして、そのことをお客様に知らせねばならない。

その両面を行って初めて、商品価値がお客様に伝わるのである。

   生鮮商品の価値。

その大きな要因は、「鮮度」である。

   採れたての鮮度。
   作りたての鮮度。
   調理したての鮮度。

素材の手を加えて調理加工して商品化する生鮮部門。
更に、火や熱を使用して加工する惣菜やベーカリー。

   素材を作りたてで商品化した商品価値。
   素材に熱を加えて商品化した商品価値。

ともに、調理加工直後が、一番鮮度が良い状態。

   一番鮮度が良い状態だから、一番美味しい状態。

このタイミングを、如何にお客様に知らせられるか。

   インストアベーカリー部門が焼きたてを必ずマイク放送する。

当社の決め事である。

   焼きたてをマイク放送で来店者にアピールする。
  
簡単なことではあるが、ベーカリーの従業員にとっては、この行為がお客様に鮮度と価値を伝える身近で最善の行為であることを知り尽くした結果である。

   そこまでやって初めて、商品化過程の最終行為なのである。

それは、ベーカリーの特性であって、それぞれに部門特性がある。
商品陳列の最終段階で、必ず商品価値をお客様に知らしめる。

   ここまでを躾け化できたら、間違いなく売上は拡大する。

特に、売り込み商品に対してのこれらの行為は必須である。
  
   その為の、商品知識の習得。
   その為の、販売技術の習得。

結果として、売上が高まり、我々の販売意欲が高まり働きがいに通じる。

   単に、商品を品出して作業を終えるのか。
   更に、商品価値をお客様と共有するのか。

ちょっとの差なのだが、この差が人間の価値を大きく左右させる。

   “わかっているんですがねぇ〜(笑)”

わかっているんだったが、ヤレ!。

   そんな指導を嫌われてもしていくのがリーダーでもある。

そしてそれは、その担当者を確実に育成させていく手法でもある。









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2016年5月12日 (木)

仲間の力

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、嬉しい話題があった。

  パートさんの辞退。

全てはそこから始まった。

採用面接中に、副店長からの電話。

  「パートさんが一人辞退したいとの事です。」

またか!。

なかなか人材が集まらない中、一度採用した人材を如何に辞めさせないか。
採用を継続していく中、このように一度採用して研修している方を、如何に辞めさせずに研修から教育をして新店開店に合わせていけるか。

  毎回、途中辞退される方は多い。

それは、新たな希望を胸に新規就業したのに、当初抱いていた自分の就業イメージと異なり悩んだ末の辞退。

  採用直後に辞退する方もいれば研修途中に辞退される方もいる。

採用後、研修前に辞退される場合は仕方がない。
採用は決まったが、一度家庭に帰り周囲の意見を聞くうちに考え直すというパターンやもっといい条件に巡り会えた場合もあるだろう。

  しかし、一度研修が始まった後の辞退はこちら側の責任である。

それは、イメージと違ったという本人の問題でもあろうが、そのイメージと現実との融合を計れなかったこちら側サイドの問題も意識しなければならない。

  その為のいろいろな施策。

そんな中での副店長の電話。

  よって、面接を他者に任せて急遽そのパートさんへ電話。

「今電話で聞きましたよ。どうしました。」

  「どうも私が抱いていた仕事と違っていて。」

要は、仕事自体をもっと簡単に考えていたのだが、いろいろと覚えることも多く自分でやっていく自信がなくなったのだという。

他部門での就業のチャンスも残して、午後にもう一度電話をしたが、やはり気持ちは変わらないと言う。

  残念だが、致し方無い。

そう諦めた後の1時間後。

  再度、そのパートさんから電話が鳴った。

「今、よろしいですか?。」

  「大丈夫ですよ。」

「もう一度、頑張ってみます(笑)。」
「あの後、他のパートさんからいろいろとメールが来たり電話が来たり。」
「皆んな、心配してくれたんです。」

彼女は5月から入社したパートさん。
その他には4月から入社のパートさん達も多い。

  先輩のパートさん達からの説得があったらしい。

要は、一ヶ月前に同じ不安や苦労を味わった先輩パート社員が、今の彼女の不安を和らげてくれたのだろう。

  入社当初の不安。

一度入ってはみたものの、本当にこの部門や会社でやっていけるのだろうか?。

  そんな不安が急速に自分に襲ってきた。

そして、同じ経験をしてきた先輩パート従業員が、自分の体験を元に、「必ず仕事が楽しくなる」という体験を何人もの仲間の声として彼女に伝わったようだ。

  “他の仲間も同じ経験をしてきた”

その安心感が、再度続けてみようと思い留まったのである。

  その仲間意識が嬉しいではないか。

部門の研修だけではなく、これから出来上がるお店の全メンバーが集まっての全体研修会。

  そんな研修会を月2回ほど実施している。

目的は、挨拶や接客の具体的な研修。
もう一つの、裏の目的は、従業員同士の結びつきの強化。

  部門を超えた店舗全員の結びつきを如何に図るか。

その為に、接客研修会とは題しながらも、ゲーム等を通じて店舗全体のつながりや関わりを育成していくことで、従業員同士がお互いに深いつながりを得られるような取り組みをしている。

そんな中でも、辞退しようとする仲間への関わりが、一人の心を変えていったのである。

  嬉しいことである。

「もう一度、皆んなで一緒にやりましょうよ。」
 
  私も力強く叫んでいた。






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2016年5月11日 (水)

武器

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


品揃えの豊富さ。

  これは、小売業としての武器に成り得るのか?。

品揃えの豊富さを競って、単体のお店はスーパーマーケットという業態を生み出した。
そして、豊富な品揃えと並行して、業績の改善を図るべく絞り込みという言葉も生まれた。

  更に今は、再度品揃えの豊富さが見直されている。

お客様にとっては豊富で新鮮な品揃えが値頃で販売していることが一番嬉しいに決まっている。

  しかしそれはトレードオフの関係でもある。

何とのトレードオフなのか?。

  販売スペースとのトレードオフ。
  値下げロスとのトレードオフ。
  保有する人員とのトレードオフ。
  売場の回転率とのトレードオフ。

様々な課題とのトレードオフの関係。

  その試行錯誤が今までの歴史。

だから、企業により店舗により立地によって品揃えが変化し、これからも思考錯誤は続いていくだろう。

  その課題を克服しながら個店は成長をし続けていく。

成長とは?。

  それは、地域のお客様に支持され続けていくこと。

その為に、品揃えを拡大させ支持を高めながら、競合店との競争しながら生き続けていくこと。

その為に、限られたスペースと人材、回転率の中で如何に品揃えを充実させられるかが問われ続けていくのである。

  その為には、定番の回転率を如何に高められるかが問われるのである。

定番の回転率を高めるには、一品一品の品揃えが吟味されているかということであり、更には回転率を上げる為に、一品一品に品揃えのストーリーが描かれ、販促により一品一品にお客様というファンを作り出していくというストーリーが必要となる。

  そのストーリー作りの為の絞り込みが必要になってくるのである。

豊富な品揃えの中かから、重点的に育成していく単品を設定し、全社的に販促をかけてお客様に商品の魅力を認知して頂き、単品を育成していく。

  育成された単品は定番だけでも従来の回転率を大幅に上回る。

その繰り返しが、その店舗での定番での回転率を高回転に変化させ、トータル売上が高まっていく。

  そんな育成ストーリーが重要なのだ。

そうやって、一品一品が定番で強くなっていけば、必然的に品揃えは豊富になり、更にそのことで集客力が高まっていく。

  その過程でチラシがありポイントがあり試食がある。

そのような形で、ストーリーを持って単品を強化してこそ、品揃えが大きな武器になり、店舗力が高まっていくのであろう。








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2016年5月10日 (火)

サングリア

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


サングリア。

  初めて聞く言葉だった。

Facebook仲間がアップした「サングリア」。

  以前、何かで聞いたことはあった。

こんな作り方をするのか?。

  アップされたものを持て始めて知った。

ワインに果実を漬け込んで作るだけ。

  意外に簡単な作り方に惚れ込んだ。

ワインに果実。

  思えばどちらも私の大好物。

そのどちらも味わえる飲み物がサングリア。

ウィキペディアには以下のように記してある。

「サングリアは、スペインやポルトガルでよく飲まれているフレーバードワインの一種。 赤ワインに、一口大またはスライスした果物と甘味料を入れ、風味付けとしてブランデーあるいはスパイスを少量加えて作る」。

そして作り方では、安ワインに果実を剥いて1日程度漬け込んで飲むらしい。

  早速、自家製サングリアを作ってみた。

400円程度の安ワインに、初回の果実は気張って「レモン」「グレープフルーツ」そして今が一番安価な「いちご」を入れてみた。そしてハチミツ。

  出来は、ちょっと甘かった。

2回目はハチミツを止めて辛口で仕上げてみた。
3回目は「甘夏」を入れてさっぱり風味にして、ペパーミントで爽やかに。
そして、4回目は白ワインに国内柑橘で一番美味しい「宇和ゴールド」に「ライム」で爽やかに。

  ライムは味を大いに変えてくれる。

そんなこんなで、ここ一ヶ月で4回も手作りサングリアを作ってしまった。

  一週間に一度は飲んでいる勘定だ(笑)。

当初は、中の果実は捨てていたが、2回目からは飲みながら果実も食べるように味わっている。

  その方が、酔えるし果実の味も楽しめる。

ちょっとした「マイブーム」である。
このように、手作りで自由に果実を入れて作れるのは嬉しいことだ。

  更に、ワインに果実のシチュエーションがまた映えるのである。

特に、白ワインと宇和ゴールド、ライムに苺を入れたピッチャーはテーブルに映えた。

  手作りワインで食卓を彩る。

私的には、新たな境地である。
このように彩られたピッチャーがその他の食材と共にテーブル上に置かれているのが絵になるのである。

  その他の食材が美味しそうに見えてしまう。

いや、美味しいに違いないと言う確信。

最近では、市販のサングリアも販売されているが、1000円程度で簡単に作れる手作りサングリアは、我が家の食卓を今後とも彩ってくれるアイテムになっていくだろう(笑)。





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2016年5月 9日 (月)

GW売場を見て

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ご存知の通り、今年は店舗に存在しないゴールデンウィーク。

  出店地域のゴールデンウィーク商戦を見て回った。

5月3日、4日の二日間、出店地域を多少広げて集中的にMRした。

  ゴールデンウィークにこれほどの店舗を見たのも初めて。

集中して同じ時期に多くの店舗をMRすると、これまた色々なことが見えてくるものだ。

  ゴールデンウィークというハレの日の展開。

そこに集中して売場を見ていくと、本気でゴールデンウィークという期間の特性を考慮した売場を店舗全体の横串を通して展開されている店舗や企業と、ほとんど変化のない企業や店舗とのギャップが非常に大きいことに気が付いた。

  ゴールデンウィークといえば「焼肉」。

郊外や室内での焼肉パーティー。
ゴールデンウィークに休日をとって過ごす家族や個人の食卓を見ると、ほとんどの人や家族は多かれ少なかれ「焼肉」というメニューが定番であろう。

  その焼肉メニューを徹底して追求した売場作り。

これがゴールデンウィークでの店舗としての訴求方。
通常の焼肉コーナーの倍ほどのスペースを焼肉バーベキュー商材に投入した売場レイアウトは圧巻であり、更にそこに並ぶ単品の数々も、大人数や素材のバラエティーさを追求した商品群がひしめく売場となった。

  “ここまで変えるか!”

私がそう溜息を漏らすほどの売場の変容である。
それだけ、地域の中でも圧倒的な売場を作っていた。

  当社でも精肉の業績の良いお店ほど焼肉に特化していた。

高級な国産牛を始め、輸入牛の量目やアイテム作りから、「こんなステーキ食べてみたい」と思わせるような牛タンのマンゴーカットステーキ、希少部位を贅沢に使ったミスジのステーキやヒレステーキ等も厚切りから定番カットまでの豊富な品揃え。

  溜息が出るほどの売場作り。

それが、一店舗だけでなく、ほぼ全ての店舗で展開されているという徹底した統一性。

  これが、この企業の強みなのだろう。

そう唸らせるほどの売場展開をチェーン店全てにおいて展開している。

  だから、お客様の一極集中度も地域ナンバーワン。

そして、それはこのような売場を毎年この時期になると必ず展開するというお客様との信頼関係が、「この企業の焼肉コーナーであれば間違いない」という安心感となって、集客力を高めるのである。

  その地域での他競合店との比較の中でも圧倒的な存在間である。

残念ながら、この分野での当社との比較でも、明らかに負けている。

  ゴールデンウィーク。

一年で一番焼肉が消費されるタイミング。
そう考えると、精肉部門の焼肉コーナーは、この時が一年で一番の晴れ姿なのであり、その晴れ姿に応じた売り場展開がなされていたのか、という反省をせねばならないのである。

  「やはり、鳩マークのお店」。

ここ一番でのハレの日の売り場。

  特に、焼肉コーナーの充実度は圧巻であった。





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2016年5月 8日 (日)

ラブコメディー

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  皆さん楽しみの芸能ネタの日(笑)。

最近は、火曜〜金曜まで、ドラマの録画が続いている。

  火曜日 〜 重版出来。
  水曜日 〜 世界で一番難しい恋。
  木曜日 〜 早子先生、結婚するって本当ですか。
  金曜日 〜 私結婚できないんじゃなくて、しないんです。

録画の目白押しである。
この中で、水曜日の「世界で一番難しい恋」の視聴率が高まっているという。

  初回の12%台から第3話では13%台へ登っている。

直近の第4話の視聴率が楽しみであるが、このドラマもラブコメディーというカテゴリーに入るドラマ。

  とにかく見ていて楽である。

そんな中にも、小池栄子言い放つ恋愛の本質が妙に迫ってくる。
第4話は、秘書の小池栄子と運転手の杉本哲太と社長役の大野智との関係が明らかになった。

  この3人の信頼関係があって初めてあの会話が成り立つ。

そんな状況説明から始まり、「好き」の二文字が言えない社長の大野智の切ない愚痴が視聴者の共感を呼んでいるようだ。

このドラマと、金曜日の「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」

  どちらも、恋愛弱者を描いたドラマと言っていいだろう。

仕事が出来て容姿もそこそこの30後半から40前後。
しかし、なぜか男女間の恋愛となると弱者になってしまう。

  そして、指南役からの数々の指導。

前者は女性から男性への指南。
後者は男性から女性への指南。

  これほどダイレクトに恋愛指南をするドラマは今までなかった。

それも、同じ時期に日テレとTBSで水曜日と金曜日の同じ10時からという時間帯で。

  方や男性視点で、方や女性視点で。

この対比を比べて見ていると面白い。

  方や、男性に対して女性目線を指南する。
  方や、女性に対して男性目線を指南する。

しかし、視聴率に関しては、多少開きがあるようだ。

  前者が、13%台。
  後者は、 8%台。

前者は、ジャニーズの大野智と朝ドラで史上最高視聴率を叩き出した波留。

  この話題性は強烈であろう。

そして、周囲には秘書の小池栄子や杉本哲太などがコミカルな演技で盛り上げる。
更には、老舗ホテルの凄腕の若手社長であるが恋愛弱者が、若手新入社員に恋をして悩む姿が現実は慣れしてはいるが、若者の共感を呼んでいる。

  早くも第5話が見たい。

そんな連続性もこのドラマの脚本の素晴らしさでもあろう。
とにかく、大野智の状況に応じての一喜一憂の度合いが面白い。
そして、それを諭す小池栄子や周辺の俳優陣。

  また見てみたい、早く見てみたい。

それが、連続ドラマの視聴率アップの要因なのだと思う。
その為の、スピーディなストーリーや話題転換。

  また来てみたい。

我々スーパーの基本要因と全く同じ。
その同じ要因で展開されていく、「世界一難しい恋」。

  平日が待ち遠しい。

そんな今季の連続ドラマである。







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2016年5月 7日 (土)

チラシを考える

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前もチラシに関しての記事を載せた。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/post-fddf.html

チラシの最終目標。

  先日の販売会議。

当然、チラシに対しての反省も議題。  

  「先月のチラシはどうだった?」
  「チラシの効果はどうだった?」
  「この単品のチラシ効果は?。」

チラシ全般の反省が行われる。

  チラシの中身の検証。
  店舗での効果検証は。
  単品での不具合は?。

チラシ全ての要素が検討される。

  この単品で集客効果はあったのか?。
  この単品で幾らの売り上げがあったのか?。
  この単品の価格は競合店と比較してどうだったのか?。
  この単品はお客様に喜ばれたのか?。

より具体的に現場の店長たちへも意見を求められる。
そして、その意見から話題はいろいろな方向へ派生していく。

  チラシ効果って、どの程度あるのだろうか?。
  新聞購読率が低下している中、他の集客手段は?。
  曜日サービスを強化していくべきではないのか?
  他社のネット販促はどのような内容なのか?。

等々へ話題はそれていく。
そんな自由な雰囲気でそれぞれに販促面での意見が出されていく。

  しかし、チラシでの単品の強さの効果はやはり高い。

価格を出せば、集客効果は未だに高いと言わざるを得ない。
しかし、徐々にではあるが、その効果も衰弱してきつつある。

  店舗格差も極端になってきている。

チラシ効果が未だに高い店舗や地域。
全く、効果を発揮しなくなった店舗。

  そんな中でも販促効果が発揮されているサービスもある。

そのサービスを、今後はどう活かしていくか。
そんな話題の中で、ある疑惑が持ち上がった。

  「本当にチラシって投入枚数分巻かれているの?」

例えば、当店には3万枚のチラシが巻かれている筈。

  しかしお客様からは、「チラシが入っていない」との指摘。

新聞社に問い合わせると、全てのチラシは投入済みとのこと。
しかし、即そのお客様には届けるとのこと。

  「実は余剰分があるんじゃん!。」

実は、配布枚数の7割程度しか家庭には配布されていないのではないか?。

  そんな疑惑は以前からあった。

それは内部の人間しか把握できない内容である。

  3万部のチラシ配布の筈が、実は2万部。

もしそれが多少なりとも事実であれば、より少ないチラシで未だに多くの効果が認められるということであり、やっぱりチラシ効果は高いと言わざるを得ないのである。

いろいろな販促手段が世に広まりつつあるが、やっぱり新聞折り込みのチラシの効果は、以前として高いと言えるのであろう。

ある販売促進会社では、チラシをお客様へのメッセージと同時に自社内の従業員へのメッセージとして位置付けている企業がある。

  これも一つの手法であろう。

チラシに対する考え方も多様性を持ち始めている。
従業員が、そのチラシから何を得て、何を発揮していけるのか。

  内部向けの折り込みチラシ。

今後の方向性なのかもしれない。




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2016年5月 6日 (金)

克服

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


どの企業でも、新卒学生向けのパンフレットを作成して、未来の企業を背負う新卒者の募集をしていると思う。

  当然、当社も同様である。

これは、新卒者向けの為の小冊子であり、店舗に配属された3年目までの新入社員等が活き活きと仕事に励む姿などを取材して載せているパターンが多いと思う。

  近未来の自分の姿。

そのパンフレットを見た学生たちは、一様にその姿を自分の数年後の姿として想像する。

  それが一番の見える化でもある。

そのパンフレットに、私が現在研修している店舗の若手も載っていた。

  彼は、2年目の若手社員。

地元の大学を出て、当社に就職。
当社は、大卒社員は三ヶ月間の研修期間を持つ。

  全部門をサイクルで回り研修する。

最終的に、自分に適した部門を最終的に選択して申請する。

  自分が当面身を置く部門がそこで決定する。

そんな仕組みで自部門が決定し、その後に店舗へ赴任する。
そんな環境の中、そのパンフレットに出てくる彼は、その研修期間中に一番不得意とした部門を自分の将来を賭ける就業部門に選択して申請したという。

  素晴らしいチャレンジ精神ではないか。

スーパーマーケットという業種の中で一番親しみやすいはグロサリー部門や雑貨部門であろう。

  学生が一番店舗で目にする機会が多い部門であるから。

しかし、我々の業界は食品を中心とした販売部門である。

  相場もあり製造もあり陳列、売り切りもある。

当初の予想とは懸け離れた部門が生鮮部門なのであろう。

  そして、研修。

包丁を使った製造作業。
これは、意外に学卒社員の苦手とするところだ。

  普段から使い慣れていない包丁という器具。

逆に高卒社員の方が得手だったりする。
そこで彼が遭遇したのは、すべてが初めての経験だったらしい。

  大きな挫折を味わうことになる。

その後、各部の研修を終え、いよいよ自分の将来を託す部門を申請する場面。

  彼は、その屈辱を克服するためその部門を申請した。

涙が出るストーリーである。
彼に聞いた。

  「この部門に決めて正解だったか?。」

彼の品出しを手伝いながら聞いてみた。

  「はい!。大正解です。楽しいです!。」

自ら厳しい道を選択する勇気。
  
  彼は既に、自律の道を歩んでいる。


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2016年5月 5日 (木)

小さな成功の積み重ね

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


一発逆転の大ホームラン。

  誰もが憧れるシーンである。

そして、自分がそんな場面に巡り会い、そこで皆の期待を背負って一発逆転の満塁ホームランを打つシーンに憧れるものである。

しかし、こんな場面で本当にそのような逆転満塁ホームラン的な経験が出来るのは、ごく一握りのラッキーな人間である。

  ほとんどの人は、小さな成功に留まるものだ。

昨日の値下げは、自分の読み通りのタイミングで値下げ幅を抑えても売り切れた。
昨日の生かつおの仕掛けは、気温が低かったので切り身も品揃えして良く売れた。
昨日の朝礼では部下が暗い顔をしていたので、声を掛けたら本音を語ってくれた。

  このような、ほんの些細な成功体験を重ねているものだ。

その逆に、小さな失敗の体験も同様に積み重ねているのである。
いや、本当は小さな失敗体験の方が圧倒的に多いのかもしれない。

昨日の値下げは、自分の読みが間違って値下げを早くして売り切れてしまった。
昨日の生かつおの仕掛けは、半身売りのみだったので最後は売れ残りがあった。
昨日の朝礼では部下が暗い顔をしていたが、忙しさにかまけてそのままでいた。

  そんな小さな失敗や後悔の繰り返し。

それが、普段の現実ではないだろうか。

  しかし、それも気づけば小さな成功と言えるのである。


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2016年5月 4日 (水)

諺(ことわざ)

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


このブログでもいろいろな諺を記してきた。

  その都度、自分で感じた諺。

それは、現場で体験したことやそこで学んだ事実を、過去の諺に例えて自分なりに

引用したものである。

  石の上にも三年。
  先手必勝。
  
更には、「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば人は動かじ」

それらは、遠い昔から言い伝えられてきた言葉であり、いつの時代にも通ずる格言であるから、諺として言い伝えられてきたのだろう。

  日本という人間社会での本質を突いた真実なのである。

そして当然に、これらの諺は現実に活用してナンボのものである。

  知識として答えられても何の意味も無い。

同じことを3年やり続けて初めて分かるその効果。
誰よりも先に仕掛けて初めて分かる商売の効果。
部下を育てる手順として初めて分かるその効果。

  自分で経験してみて実際に自分にどう跳ね返ってきたのか。

その経験を通して初めて、その諺の本当の意味が理解できるのだ。

  しかし、その諺を知識として知っていることも必要。

知識として知っていなければ、諺自体の存在すらわからないからだ。

諺を知識として理解していて、その経験を通して本質を理解する。
そんな流れで諺が自分の体に染み入り、以後の生き方に引用でき、後輩へも言い伝えていく。

  諺を知識として理解する。

これが基本となる。
そういう意味で、基本とはあくまでも重要なのである。
しかし、それを具体的に自分の経験を通して見て初めてその本質が理解できる。

  自分の経験によって、短いフレーズに凝縮できるのである。

だから、諺という短いフレーズではあるが、そのフレーズを自分の経験を通して、その深さを何時間でも語れる奥深さを身につけなければならない。

そのような経験を通して、最後は、自分の言葉で格言を創造していけるのではないだろうか。





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2016年5月 3日 (火)

親知らず

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ここ数年ほど、奥歯が痛いと感じてはいた。

  右上の奥歯。

ここ最近、急速に痛みが増してきた。

  冷たいものを飲んだ時。
  暖かい汁物を飲んだ時。
  歯を磨いて口を濯ぐ時。

いろいろな場面でしみる痛みが増してきた。

  “新店が開店する前に直しておくか”

今後、数カ月もすると新店が開店してしまう。
そうなったら、歯医者に行く機会も減るだろう。
その前に治療してもらうことにした。

以前、通院していた歯医者に電話し、予約を取って歯医者に行った。

  「どうされましたか?。」

    「右奥の上の歯が痛むのです。」

  「どれどれ。」

そんな感じで先生み見てもらった。

  「この辺ですか?。」

そう言って、急に風を奥歯に吹かせた時の痛みと言ったら、たまらなかった。

  「親知らずですねぇ〜。」

親知らずに虫歯がはびこり、それが原因で痛みが発生しているのだという。

  「親知らずですので、抜いたほうがいいですね。」

自分に親知らずがあることすら知らなかった。
そして、親知らずは本来あるべき歯ではないことも分かった。

  親知らず。

聞いてはいたが、自分にも存在すること自体知らなかったのである。
いや、以前歯医者に聞いていたのかもしれないが、特別意識して親知らずのことに関心を持っていなかったのかもしれない。

その時は特別痛みもなく意識していなかったのだろう。

  「どうしても、抜かないとダメなのですか?。」

抜くとなると、どうしても不安になってしまった私は、先生に聞いてしまった。

  「無くてもいい歯ですから、抜いちゃったほうが後々楽ですよ(笑)。」

そう言われると、そうなのだろう。
ということで、後日、抜歯をした。

  歯医者は基本的に、嫌いである。

麻酔の注射を打つ時の、あの痛みは独特のものである。
更に、その後の麻酔が切れた時の痛みや、抜歯後違和感もなかなか受け入れられないものがある。

  当日も、麻酔の注射を打った。

あの、チクっとした感触が最悪である(笑)。

  そして、抜歯。

麻酔のせいで、口内がどうなっているのかがわからない。
先生は、相当力を入れて歯を抜こうとしているが、私には全く痛みが伝わってこない。

  しかし、相当の力で歯を押しているのがわかる。

もし、何かの間違いで麻酔が効いていない部分に触ったらどうなるのだろう、という不安。

  そんなこんなで、ようやく歯が抜けたようだ。

痛みが全く伝わらないので、抜けたかどうかもよくわからない。
先生の歯を押す力が全く無くなったので、抜けたのだろうと感じたまでだ。

  「今日は血行のよくなるような事はしないでください。」

    「血行がよくなるような事とは?。」

  「激しい運動とか、お酒です。」

それによって、出血が激しくなる可能性があるのだという。
更に、当面出された厚生物質の薬により、数日間はアルコールを控えなければならないのだという。

  それは、女房の指示である。

薬に関しては、女房は専門家である。
別に、医者でもなければ看護師でもないが、その知識は薬剤師クラスである(笑)。

そして、麻酔が切れた段階で多少の痛みはあるものの、今ではすっかり痛みも消え、更に従来のしみる痛みは全く無くなった。

  “やっぱり親知らずだったのか”

抜いて正解だった。

歯の痛みが無いというのは、食事がおいしく頂ける事でもあり、食事の楽しさを再発見できる事でもある。

久しぶりに、痛みの無い食事を取ることができるようになったのである。






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2016年5月 2日 (月)

カセットデッキ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、出勤途中のカーラジオから面白いニュースが流れていた。

  最近の家電量販店での面白い傾向。

それは、なんと懐かしい「カセットデッキ」が復活して売れているとい。

  カセットデッキ。

30歳以下の読者の方、分かりますか?(笑)。

  蓄音機までは遡りませんが、カセットデッキとは(笑)。

小学校時代の高学年になって、天地真理の「恋する夏の日」を聞きたくて、シングルレコードを購入し、それを行く聞くために安いレコードプレーヤーを買ってもらったのが一番初めに音楽を聴いた経験である。

その後中学に入り、桜田淳子の「天使も夢みる」を聞きたくて、ラジオを買ってもらった。

更に、中学3年の時だったと思ったが、麻丘めぐみの「私の彼は左きき」を聞きたくて、ようやくカセットデッキを買ってもらって、ラジオから流れる曲をカセットに録音して聴き込んだ記憶がある。

  しかしその後、音への追求が進化していく。

カセットデッキから、CD、MD、そして今ではUSBである。
私は未だに、USB での録音や再生は理解できないので、もっぱらCDオンリーである。

その過程の中で、やはりカセットデッキからCDに移行した段階で、音の良さは歴然と高まったのである。

  カセットテープはどうしても伸びてしまい劣化が極端である。

更に、音源もデジタルへ移行し、その音質の向上は歴然である。

  それなのに、どうしてカセットデッキへ逆戻りするのか?。

それは、団塊の世代がリタイアし、昔聴いたカセットテープを再生しようとしてカセットデッキをネットで購入したり、中古市場から購入しようとして賑わっているらしいのだ。

それが、ネット上からリアルな家電量販店に飛び火し、更にそれを聞きつけた若年世代が購入する傾向になってきたのだという。

  なぜ?。

大きいボタンでの操作感が良いのだと言う。

  解らない(笑)。

あの単純な操作感が若者にウケているらしい。

  ますます解らない。

今、我が家には、女房のと合わせて若干のレコード盤は存在する。
レコードプレーヤーもつなげれば音が出るハズのものは存在する。

  しかし、カセットデッキは存在しない。

カセットテープは探せば出てくるだろうが、出して聞きたいとも思わない。

  音が相当に歪んでいるだろうから。

懐かしさはあるだろうが、昔懐かしい歌手の歌はあらゆる手法で手に入れることはできる。

  それも、高音質で。

だから、今更カセットテープを引っ張り出そうとは思わない。
しかし、その不便さであったりレトロなスタイルであったりが逆にウケているのだから世の中、解らない。

そして、家電量販店でも現在、カセットデッキの取り扱いを始め、その売り上げを大幅に伸ばしているのだそうだ。
確かに、昔聴いたカセットテープを聴こうとしたなら、カセットデッキを購入するか、以前使用していたカセットデッキを修理してテープを聴くしかないだろう。

  しかし、自分で苦労して編集したカセットテープ。

絶対に失敗は許されず、またデジタル音源のように、消去や貼り付けなどできない時代である。

  一本のカセットテープを作成する神経は並大抵ではなかった。

そんなテープを再度聞いてみたいと思う団塊の世代の方の気持ちも解らないではないが(笑)。




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2016年5月 1日 (日)

新緑の季節

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

しかし、ここ数週間、春の新番組を中心にレポートしてきたため、多少の飽きが出てきていると思います。

  よって、今日は、春の新緑を浴びにドライブをレポート。

そういえば、昨年の今頃も同様の記事を載せていた。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-8d67.html

昨年の5月8日の記事である。
それに比べると、今年は5月1日。

  昨年より一週間早いレポートとなる。

やはり今年は例年以上に暖かいのであろう。

  そして、今年は初夏の好天に誘われて那須へのドライブ。

日光と那須。

  どちらも高原の気持ち良さは格別である。

日光は野趣に溢れ、那須は避暑地の佇まい。
どちらもこの時期は最高の季節であろう。

  高原の新緑。

今までは高原と言えば紅葉の季節にしか行かなかったが、ここ最近はこの時期に必ず出かけることにしている。

  それは、この時期は必ず好天に恵まれるから。

そして、この柔らかな緑色が体に優しいのである。

那須への街道で、新緑のシャワーを浴びる。
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途中の街道では、桜が満開。
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那須岳を望む絶景。
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途中のパーキングも新緑溢れる景色。
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那須岳を登ると眼下に広がる平原の眺望。
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山頂は目前。
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ここは「恋人の聖地」。
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夢のある物語ですね(笑)。
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ゴールデンウィーク後は、いよいよ日光か(笑)。









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