誰に付くか?
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
あるスーパーマーケットでの話。
派閥争い。
ある担当者が転職前の企業の同僚とあるお店でばったりと出会った。
「おい、このお店で何をやっているんだ?。」
「このお店の精肉の担当者だよ(泣)。」
「なぜ?。」
「いろいろあってな(泣)。」
どういうことか。
この精肉担当者は以前人事部長だったらしい。
ところが、数年前にこの企業の社長が不祥事により失脚してしまった。
この精肉担当者は、当時の社長の元で人事部長の地位にあった。
社長の派閥に付いていたという。
社長の失脚により、人事部長という役職から部門の担当者まで職位が下がってしまう。
“そんなことが有り得るのか?”
私などは、そのような経験もないしそのような環境の企業にも所属していなかったため、そんな事実が実際にあること自体、テレビドラマの世界だと思っていた。
しかし、人事部長だけでなく、実際にはその他社長閥の人材がこぞって役職を解かれて現場の担当者となる人事異動が発令されたという。
そして、現在は新社長体制に切り替わり、新しい人事担当者やその他主要な役職が総入れ替えとなったのだそうな。
現実にこのような世界が存在することに驚きを隠せない。
それは、その元人事部長から直接、我々の仲間が聞き出した事実だということだ。
その企業には、実際に派閥があるらしい。
それは、彼だけの話ではなく、その他にも派閥と意識しつつその派閥に所属しているということだ。
社長の派閥。
専務の派閥。
常務の派閥。
そのような派閥なのだろう。
そして、社長が失脚し専務が新社長になると、その周辺の役職が一掃されるというドラマのような世界がそこには存在するのだそうだ。
驚きと同時に、ある思いも湧き上がってきた。
“なんて暇な企業なのだろう(笑)”
もっとやることあるだろうに。
派閥争いと失脚のための足元すくい。
そんな事に、思索を巡らしているのだろうか?。
そんなことでは、真の売場の進化など見込めないだろう。
そんな方達ばかりがそこで働いているのではないのだろう。
しかし、いずれそのような方達も朱に交わっていく。
なぜ、もっと販売という本質に近づこうとしないのか?。
そして、返す返すもそのような環境を経験しなかった自分が嬉しく思うのである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
絶対君主。
良くも悪くも同じ価値観で物事が見れるという強みはどう維持しながらの標準化でしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年4月13日 (水) 12時44分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
企業規模が大きくなると別の意味での駆け引きが露出してくるのでしょうね。
そんなことに精力を費やす暇があれば、と思える環境で育ったことには感謝ですね。
投稿: てっちゃん | 2016年4月13日 (水) 12時42分
絶対君主のローカル企業の当社、当然派閥など存在しません。これからも作ってはいけませんね。
投稿: かわらい | 2016年4月12日 (火) 21時14分
てっちゃんが疑問に持てる環境が羨ましい(笑)
。派閥の表裏を身を以って体感して参りました(笑)。行きついた答えが「一匹狼」。お客様と真摯に向き合い結果業績がついて来るのが一番正しい生き方なのだと・・・会社的には評価されようがされまいが自分の生き様はもはや変えられませんね。今の職務も「片道切符」と肝に命じ悔いだけは残さぬようしたいです。
投稿: dadama | 2016年4月12日 (火) 20時51分