四惚れ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、旧友との懇親を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/post-d860.html
旧友でありながら、競合店の店長同士。
世の中、なぜこうも狭いのか(笑)。
その時に、彼が、言い出した格言。
「おい、テツ、四惚れって知ってるか?。」
「知らん。」
「じゃぁ〜、三惚れは?。」
「知らん。」
「えっ、三惚れも知らねぇ〜の(笑)!。」
相変わらず、失礼な男である。
彼が言うには、三惚れとは、
地域に惚れる。
仕事に惚れる。
女房に惚れる。
これは、ある老舗の商家に伝わる言い伝えらしい。
だから、商売の原理原則にも通じ、更にはそのことを通してお家の繁栄をもたらすいわし目でもある。
地域に惚れて地域のお客様の信頼を得る。
仕事に惚れて従業員と商売繁栄に勤しむ。
女房に惚れてお互いに生きる絆をむすぶ。
そのことによって、地域にしっかり根ざした商売を家族や従業員と共に維持継続できるという言い伝え。
確かにその通りだ。
そして、その逆に「三惚れるな」という諺もあるらしい。
酒に惚れるな。
賭け事に惚れるな。
女に惚れるな。
これは、昔からの諺で「飲む、打つ、買う」があった。
確かに、一度成功した人間が、その反動で享楽に溺れてしまい、身上(しんしょう)を潰すのは、会津磐梯山民謡にも引き合いに出されている。
そして、旧友の彼は、自慢げに言った。
「俺は、三惚れじゃなく、四惚れを実践しているんだ(笑)。」
なんのこっちゃ、と思った。
彼が言うには、四つめは「自惚れ」だという。
自分に惚れよ。
自分への有能感。
行動への動機付けには2通りある。
外発的要因。
内発的要因。
その内発的要因を受け持つ重要な要因が自己有能感である。
自分は出来る。
自分は有能だ。
そのような自己信頼が、新たなものへの挑戦という行動力を発揮させ、成功失敗を繰り返しながら成長していくのである。
それを敢えて誘導する意味での自惚れ。
それを彼は説いた。
そのドヤ顔ぶりにはこちらが恥ずかしさを覚えるほどだ(笑)。
しかし、三惚れと四惚れ。
なかなか、いい話ではある。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
三惚れ、言われてみれば人生の基本中の基本ではありますね。
でも、いつしか忙しさや目の前の仕事で忙殺されてしまうもの。
基本を思い出させるための家訓だったのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2016年4月30日 (土) 09時26分
「三惚れ」良い話ですね。自惚れは慎まないといけないので三惚れを実践して生きたいですね!
投稿: かわらい | 2016年4月29日 (金) 20時34分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
自惚れの強い奴ですので、彼にとってはまずもって一惚れの第一優先は自惚れになるでしょう(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年4月26日 (火) 17時30分
自惚れに気がついて自分の愚かさを知るのが現状でしょうか。三惚れの最後の項目の難易度が一番高いかな(笑)。酒宴でこんな会話が成り立つだけでも驚きですが・・・是非とも次回の極悪会では「自惚れ」ご披露下さい(笑)。
投稿: dadama | 2016年4月26日 (火) 15時10分