研修日誌
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
パートさん達の部門研修。
研修店舗での実技訓練。
自分のお店ではない現場での研修がスタートして二週間。
パートさん達も少しずつ慣れてきているようだ。
しかし、実際にはどのような意識の変化があるのかは計り知れない。
研修日誌。
研修しているパートさん一人一人が、日々の研修の内容を記録したり感想を記したり、そして一週間を総括しての反省や要望、そして不満や不安を週報のような形式で記録して一週間ごとに提出してもらうことにしている。
この日誌の記録と提出によってより近くなっていく。
それがこの日誌の本当の目的である。
この日誌でのやり取りでお互いの内面が共有されていく。
それは、外見上のやり取りを飛び越えて、ある感情のやり取りに昇華していくのであろう。
相手への感情が含まれた情報の交換。
それによって、外見上の機械的な研修から、内面の動きを把握することによって、より親密に研修生の心の変化に気付き、そのことをダイレクトにコミットすることによって、その距離感一気に縮まっていくのである。
この人に関わってもらえている。
その信頼関係は、現時点の新規採用のパートさん達から見れば多いに力が湧いてくる関係であろう。
不安で仕方がない現実。
ましてや自分のチーフ不在の時は、誰にも頼る上司がいない中での研修である。
唯一の手段は、研修日誌への書き込みである。
その日誌に赤ペンで回答を受けるというやりとりは、なんとも心強い味方となってくれるはずである。
そして一週間経過後の日誌を読んでみた。
主にグロサリー系の研修生の内容は、
お客様に売場を聞かれて対応出来なかったと言う反省。
そこで研修生から出てきた回答は、やはく売場を覚えること。
特にグロサリーは守備範囲も広い。
そして売場での作業がメインになるから、お客様からの問い合わせも多い。
わからないことは何でも周囲の人に聞いて。
そんなことは初めに言っておいたが、何でも周囲の人に聞くことは効率も悪い。
当面は如何に売場を覚えるか。
このことをしっかり理解したようである。
更に、生鮮系の研修生の一番の悩み。
それは調理技術となる。
家庭の台所で調理するのとは訳が違う。
業務として販売することを目的とした調理。
だから、自分が調理した商品が実際にお客様に販売できるに耐えうる調理技術が必須となる。
その調理技術を身につけられるのだろうかという不安。
それもよくわかる。
特に当初は周囲のベテランのパートさんとの比較において、圧倒的な差がある。
その差を見せつけられて、自分の技術の無さがより明確に叩きつけられるのである。
このギャップは不安要素となる。
それらの不安を書き込み、チーフから色々なアドバイスをもらいながら一つ一つ反復練習を繰り返し中で、そのな不安がいつしか消えてくものだ。
まだまだ、重大な不満が噴出する以前の日誌である。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
研修日誌は進入社員のパートさん達にとっては自分の為にもなり、我々も共有できる部分が多いため、非常に有効ですね。
投稿: てっちゃん | 2016年4月23日 (土) 20時21分
研修期間中に交わされる交換日記。いい取り組みですね。当然全てを補えるわけではありませんが、採用した新人パートさんが定着するひとつの大きなツールになるのでは?次回の新店の時(いつだかわかりませんが)には是非やりたいです。
投稿: かわらい | 2016年4月23日 (土) 19時38分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
「自信」と「笑顔」に満ち溢れたオープン初日。
まだまだ程遠い状況ですね(笑)。
販売技術と接客技術。どちらもまだまだ研修することが山ほどあります。
人材採用も含めていくつ山を越せばいいのか、先が見えません。
投稿: てっちゃん | 2016年4月17日 (日) 00時17分
実際に思い描いていた環境と現実のギャップに戸惑う時期、戸惑いや悩みをしっかりと受け止めフォローする事で従業員の信頼感や団結力が高まっていく。他店での研修なれど新店のスタートはもう切られているのでしょう。自信と笑顔に溢れたオープン初日が楽しみですね。
投稿: dadama | 2016年4月16日 (土) 09時41分