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2016年3月 4日 (金)

就労継続支援事業

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、就労継続支援事業の方とお会いした。

  採用面接の空き時間を利用して。

就労継続支援事業には、A型とB型があるらしい。
私がお会いした方の名刺には「A型」と記載してあった。
この事業は、就労が困難な方に対して、事業として就労の機会を組織として作っていこうとする事業であり、営利団体である。

  要は、障害者の方達の就労支援事業である。

今回、初めてこのような支援事業を耳にしたのであるが、障害者の方の就労に関しては、障害者支援学校に通う方のアルバイト的は就労からお互いの信頼関係を結び、学校を卒業後の進路について学校と企業で検討して、そのまま店舗で雇用契約を結ぶかどうかという進め方が私的には一般的かと思っていたのだが、いろいろな形態があるらしい。

今回は、このような事業者の方と接触する機会があり、私も人事担当者も初めてこのような事業主と話す機会を得たのである。

話を聞いていると、その事業所の就労形態と私や人事担当者が思い描く就労のスタイルとが大きく違っていたのに驚いた。

  就労継続支援事業の就労スタイルは工場タイプだった。

決めたれた時間の間で、就労者の方数人に監督者が付いて、監督者からの指示で就労するというスタイルであった。

我々が思い描くスタイルは、一個人が当社のある部門に就労して、我々の監督指示のもとに就労するスタイルを思い描いていたからだ。

そして、過去の障害者の方の就労も、そのようなスタイルで一個人が例えば青果部門に就労する契約のもとに、青果担当者の指示のもとに他の青果のパートさんとほとんど同様の仕事をこなしていくという内容。

彼らの持つ就労パッケージを、我々が持つオペレーションにどう組み込むか。
彼らの話を聞いて、私は言った。

  「そちらの就労スタイルを当社にどうアレンジするかですね」

小売や販売の仕事とは、自分が持つ店舗内のより狭い範囲の中で商品の製造、陳列、販売を個人や部門という組織で組み立てていくことであり、どこまでいっても単純な流れ作業や繰り返しの反復作業にはならない。

  要は、同じ作業は発生しないということだ。

一つの商品を品出ししたら、次の商品を品出しする。
そしてそれは、次から次へと、その日の入荷により変化する。

  多少なりとも熟練を要する部分がある。

その熟練が、その人をして仕事の成長を生み、その成長が自信につながり楽しさを生み、やりがいへと繋がっていくのである。

  それは障害者とて同じであると思う。

同じ人間として仕事のやりがいが生きがいにつながり、この仕事をしたいがために継続して就労しようとするのだと思うのだ。

その仕事の楽しさを軸に置かない限りは、就労の継続はないだろう。
そんな話を就労継続支援事業の方に話をしたら、彼らも大いに納得してくれていた。

  「よくわかりました(笑)」

彼らも、我々のような小売やスーパーといった業界へのアポイントは初めてだったらしく、今までのノウハウである工場等での仕事のシステムを応用しようとしていたことへの反省があったようだ。

  我々の仕事は労働集約的な仕事の要素が強いのだろう。

しかし、そのオペレーションの中身をもっと分解して、先ほどの就労継続支援事業者の方々のパッケージに合う部分を見つけ出していくこともこれからは必須になっていくのであろうと思うのである。









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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
仕事の楽しさ、やりがい、そんな発想で就業してもらうことを考えると、いろいろな切り口が見えてきますね。

投稿: てっちゃん | 2016年3月10日 (木) 23時13分

当社でも支援学校から入社された人がいます。問題がないわけではないですが、根気良く伝えて行けば必ず応えてくれます。適材適所ということを考えて仕事してもらうのは、健常者と同様かもしれませんね。

投稿: かわらい | 2016年3月10日 (木) 22時06分

パセリさん、コメントありがとうございます。
同じ業種を選んでくれる。
この業界、そしてパセリさんのお店でのやりがいが大きかったのでしょうね。
またスーパーの仕事をやりたいという気持ちを大切にしてやりたいですね。

投稿: てっちゃん | 2016年3月 6日 (日) 06時34分

私の店でも、障害者の方に来ていただいておりますが、一生懸命、勤務されております。
その方は、近々、引越をされる予定ですが、引越先の近所のスーパーマーケットでの仕事をさがされてるそうで、ちょっと、うれしく思います。

投稿: パセリ | 2016年3月 5日 (土) 23時18分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
A型とB型の違いは障害の程度の差のようですね。
やはりこの商売は仕事のやりがいであり達成感、そしてお客様との人間関係が人を育ててくれると思います。
そして、障害者だろうが健常者だろうがそれは基本的に同じでありそのことで生きがいが生まれていけば店長としては嬉しいことですね。

投稿: てっちゃん | 2016年3月 4日 (金) 10時15分

A型とB型の違いは何なのでしょうね。
当社も障害者雇用制度があり多くの方が働いてますが真面目に一生懸命働いてます。障害者という枠に捉われ仕事を制限するよりも習得は遅くても平等に扱う事で周りがびっくりするような才能を引き出す事も出来るのではないでしょうか。私が現場時代に就労してくれた方の母親が、仕事を始めたらものすごく明るく前向きになったという言葉が印象的でした。

投稿: dadama | 2016年3月 4日 (金) 08時58分

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