辞退者
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
新規採用面接も数回を数える。
未だ、定員には達していない。
たかだか数回のチラシ投入で必要人員が埋まってしまうほど、現代の募集環境は良くはないとは思っていたが、数年前に新店を立ち上げた時と比べても明らかに採用環境は悪化しているようだ。
募集チラシに集まる頭数さえ揃えばなんとかなる。
そう思っていた私が甘かったようだ。
頭数さえそろえれば、面接やその後の説得でなんとかなると思っていたが、その頭数(応募者)がまずは集まらない。
要は、完全に売り手市場であるということ。
更に、当社よりも二ヶ月ほど先に出店する競合他社もあり、更に売り手市場が加速しているようだ。
それでも、人気部門はある。
人気部門と不人気部門の格差が拡大しているようでもある。
そして、いよいよ第一回目のオリエンテーションも近づいてきた。
入社の為のオリエンテーション。
今回の採用面接にて採用通知を出した方々が一同に会して、入社にあたっての会社の概要を説明したり契約書を交わしたり、入社後の制服の発注の為のサイズ合わせをしたり。
ここで出社して初めて入社が確定する日。
だから、いくら応募が多くて採用通知を出したところで、まずはここに出社して初めて採用できたことを我々は認識するのである。
そしてオリエンテション前に辞退者が相次ぐ。
それが、いつものパターンであった。
今まで、新店を何店経験してきたろうか。
その度思うのは、せっかく採用したのに辞退する方も多いと言うこと。
一回も働かずに辞退する。
いろいろな意味があるだろう。
自分の体調不良。
家族の体調不良。
親戚の不幸。
等々、いろいろな理由で辞退者が発生してくる。
その理由が本当かどうなのかもわからない。
一度も会わずに辞退したいという通知。
本当に申し出通りの理由もあれば、その事を理由として辞退する方もいるだろう。
最近、少し焦り気味ではある(笑)。
特に、早期から現場で実地訓練が必要な生鮮2部門の人員の集まりが良くないから。
ある程度の商品化技術を要する生鮮や惣菜、ベーカリー部門は、それ相応の研修期間を要する。
上記部門を最優先に人員を募集しなければならない。
上記部門は早期に充実した頭数で店舗研修に入り、十分な期間を要して育成し新店の開店に向かわなくてはならない。
そうでなくては、応援者がいなくなるタイミングから非常に厳しい店舗運営を強いられることとなる。
頭数が揃っても時間を要する教育期間。
それが生鮮のスタッフには待っているからである。
だから出来るだけ早期に人員を投入して、技術練習の時間をたっぷり費やしてから新店の開店に合わせる。
そんな思惑が早々に崩れてきている現実。
焦りを楽しめればいいのだが(笑)。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
今まさに人材不足に直面しております。
さて、どんな手を打つか?。試練の始まりですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年3月21日 (月) 23時59分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
是非とも、オープン前に採用して研修期間をできるだけ長く経験させたい。
毎回そう思うのですが、今回ばかりは相当焦っています(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年3月21日 (月) 23時55分
人材の確保は加速度的に困難になってきましたね。これからは人でつまづく業界、企業が増えてくるのでしょう。魅力ある職場環境の構築を真剣に考えなければならない時代であり、店長の手腕が求められますね。てっちゃんには取越苦労でしょうが(笑)。
投稿: dadama | 2016年3月21日 (月) 21時18分
当社では今まさに直面している現実です。店舗数がそんなに多いわけではないので、応援の為に既存店も疲弊してきています。オープンしてからの採用活動は大変ですね。
投稿: かわらい | 2016年3月21日 (月) 20時57分