50男の土下座
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今日は日曜日。
芸能ネタの日(笑)。
先週放映された「お義父さんとよばせて」。
最高だった。
何が?。
土下座が(笑)。
今番組では、主役の大道寺保(たもつ)の専売特許が「土下座」である。
土下座の大道寺。
この言葉に、大道寺保の真骨頂がある。
それはこの大道寺保の土下座は圧倒的な力となって場を救うからだ。
どんなにその現場で怒り心頭の取引先でさえ、大道寺保の土下座に出くわせば、納得せざるを得ない。
大道寺保の土下座は、いわばこのドラマの華でもある。
そしてそれは、このドラマの冒頭から登場した名シーンでもある。
その、大道寺保のお家芸である土下座を、前回はそのお義父さんとなろう花澤紀一郎が、自分の上司である専務の怒りを鎮めるために、いともたやすく土下座を決めたのである。
大道寺保以上にしなやかに軽やかに(笑)。
この土下座に、まさに究極の土下座ではあるまいか、と思わせるほどの軽快感を持って決めるものだから、周囲も見ている我々もあっけにとられてしまった。
“あの理詰めの花澤紀一郎が土下座?”
それも、大道寺保以上の身のこなしを以って。
大道寺保の土下座が男気溢れるものであれば
花澤紀一郎の土下座は蝶のように舞うものだ
それほどの対照的な土下座。
今の時代の土下座。
どちらかと言えば、罪悪感を持って捉えられている。
それは、動画のネット投稿等でも話題になるほどの不当な要求として認識されるまでになったほどだ。
しかし、このドラマでは土下座に対する視点を変えている。
要は、土下座を屈辱的な敗者の論理で捉えるのではなく、負けるが勝ち的な人生訓として捉えている点である。
そして、土下座という手段しか使えない大道寺保という人間観だけでなく、スマートで理詰めの花澤紀一郎でさえ、ここぞの場面ではこの手段を活用するという戦略的な捉え方として土下座を取り扱った点だ。
そして、ドラマの中での土下座であるから、現実離れしている場面での登場でもあり、それが許される設定になっている点も把握しておかなければならないだろう。
そからかしこらで多用される手段では決してない。
しかし、このドラマに登場する大道寺保と花澤紀一郎という同年代である彼らの、マネジメントスタイルの違いがあろうとも、土下座というマネジメントに対しての同じ視点という部分もある意味現代の若者には新鮮に映るのではないだろうか。
先手を打って謝罪する。
この先手が如何に仕事において大切か。
それを教えてくれる、先週のある一場面でもあった。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
部屋に入るなり低姿勢からいつの間にか土下座になっている。土下座のもう一つの理想像でしょうか(笑)。
ただし、ここぞの場面以外、一生に一度あるかどうかでしょうねぇ〜。
投稿: てっちゃん | 2016年2月16日 (火) 22時05分
華麗な流れるような土下座でしたね!(笑)相手を気遣うため頭を下げる、自分もそのようにできるようになりたいですね。でも土下座は?(笑)
投稿: かわらい | 2016年2月16日 (火) 21時42分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
昔から、人間の機微に飛んだ諺が日本中に溢れていますね。日本という国はそんな空気の中で生かされているのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2016年2月16日 (火) 00時18分
過去に見た吉田茂伝の「負けて勝つ」に通じる所があるようですね。土下座にも美学が存在するのでしょう。
投稿: dadama | 2016年2月15日 (月) 09時50分
神出鬼没さん、コメントありがとうざいます。
徐々に面白さが伝わるドラマは何でしょうか?。
そして、相反する50男同士のその根底に流れる仕事観の一致。
そのテーマだけでも
見ておきたいドラマです。
投稿: てっちゃん | 2016年2月14日 (日) 23時47分
kazuさん、コメントありがとうございます。
日曜ネタ。
この日ばかりは、主役を自負してガンガンコメントくださいね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年2月14日 (日) 23時39分
手法はなんであれ、何事においても
先手必勝の大切さを分かり易く
伝えてくれるドラマなのでしょうね。
早速YouTubeをチェックします(笑)
投稿: 神出鬼没 | 2016年2月14日 (日) 23時21分
kazuです
「お義父さんと呼ばせて」はこのブログで知りましたがまだ見れていません。
きっとリアルタイム菜放送が終わってからまとめて見る運命なのかも知れません。
見れないドラマはこのブロブ内で楽しませていただきまーす。
投稿: kazu | 2016年2月14日 (日) 10時21分