ある旧友からの電話
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、本当に久しぶりに、旧友から携帯に電話が入った。
携帯に表示される名前を見て思った。
“どうしたんだいったい!”
それだけ、メールのやり取りはあったが直の電話は久しぶり。
「おい、どうした?。」
「また一緒に酒が飲めるぞ(笑)。」
「なんで?」
「お前、今度新店なんでってな?。」
「なんで知ってんだ?。」
「いろいろとな(笑)。」
「まさか、近くに赴任か?。」
「ああ、一番近い店だ(笑)。」
その時、つくづく思った。
“世の中、本当に狭いものだ”
世の中にこれほどスーパーがある中で、お互いの企業に属する店舗どうしで一番近い競合店としての位置付けになる店舗の店長に、旧友が赴任してくるという事実。
それも悪友とも言えるほどの仲だった奴だ(笑)。
彼が赴任する店と新店との間には、一店舗別の競合店が存在するが、とは言っても競合になることは間違いないし、商圏内の配置を見ると、意外に影響し合う関係になることは間違いない。
それを聞いてもこちらはまだ余裕ではある。
直接現場の店長として競合関係にある現状であれば、人事の異動後に即数値が変動する可能性もあるが、こちらはまだ出店はしない。
そして、新規出店から一年間は予算には縛られるが昨年の実績が無いため、売った実績が昨年に受け継がれていく。
しかし彼はそうはいかない。
こちらの出店後から数値対策である。
いや、もっと前からの対策が始まるだろう。
それも含めてしっかり観察させてもらうか?。
そんな余裕がどこかにあるのは事実だ。
しかし、競争相手として張り合いが生まれたのも事実。
孤独な戦いの中で、一筋の光のようなものを授かったような安堵感。
“競合店の店長の存在がそこまで自分を変えるのか?”
そう思われる方もいるだろうが、これも事実。
敵とは言え、やはり誰よりも身近な存在なのかもしれない。
意外に競合店の店長同士、本音を言える存在でもある。
これも現場の店長として競合店の店長とのつながりの中から生まれる友情のようなものが存在するのである。
企業同士は競争相手だが現場では同じ営業の仲間。
そんな仲間意識が生まれていくもの。
何れにしても、世の中の狭さと奴でよかったと言う安堵感である。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
何の因果か、腐れ縁の人間が赴任してくるという偶然。
本当に世の中、狭いものですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年2月12日 (金) 12時51分
てっちゃんの経歴ならではですね。そしてその余裕、流石です。隣にもしてっちゃんが店長として赴任してきたら⁈考えたくないですね〜。(笑)
投稿: かわらい | 2016年2月10日 (水) 22時25分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
強運というか運が無いというか(笑)。
まぁ、新天地での仕事も楽しみが増えたと思うしか無いでしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年2月 8日 (月) 22時03分
これぞライバル関係ですね!敵ながらワクワク出来る。認める相手だからこそ自分もポジティブに高めらる。やはりてっちゃんは強運の持ち主ですね(笑)。
投稿: dadama | 2016年2月 8日 (月) 14時22分