採用通知を終えて
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日のブログで「採用面接から」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-0596.html
第一回目の採用の為の面接。
応募者はグロサリーとレジ希望者ばかり。
いつの時代もそうだった。
新規店舗の応募でも、既存店の応募でも、この業界での人気はグロサリー部門。
既存店と違って、新規店舗の場合はレジ担当の応募が多い。
生鮮 = 不安
そのような構図がいつまでのぬぐい去られていないのも事実。
鮮魚・精肉 = 経験者の部門。
グロサリー = 未経験者の部門。
そのような意味で、未経験者である自分はとりあえずグロサリ−で応募しよう、という意思表示の表れが、グロサリーとレジ部門を第一希望として記しておこうという意思の表れとなって応募用紙に記載してくるのである。
その不安を面接の段階でどう解きほぐしていくか。
これが、最近の採用面接での最重要課題であると言えるだろう。
30年も昔であれば、「どこでもやります」
そんな面接時の応募者がほとんどだったが、現代は応募者の方が自分の希望をしっかりと伝える時代。
そのような応募者の方に企業側の将来性をマッチングさせる。
それが、面接の場である。
単に、応募者の方を希望を聞いて終わるのが採用面接ではない。
更に、全ての採用面接を終えて、いよいよ今回の面接から配属部門を決定しそれを通知する作業が、我々の本番である。
ここで配属部門をしっかり吟味することが後々に繋がるのである。
面接通りの希望部門を中心に採用を決定してしまえば、その後の採用活動は極めて厳しい状況に陥っていくだろう。
第一回目の応募者は宝の山である。
そう言いきれば、その後の応募者の方に失礼にあたるが、確率から言えばどうしても第一回目の応募者の方の方が意欲が高い。
その方達を部門にバランス良く配置するのが今回の目的。
だから、配属部門は我々採用者の本番中の本番となる。
この回の採用者が、新店を牽引していく確率が高いからである。
そして、人数的にも一番多いだろうから。
そして私は、この一連の作業は私の全責任で行うことにしている。
この作業だけは誰にも役割を振らない。
私の一存で、全員の配属部門を決定し、通知し、承諾を得る。
だから、将来的にも、その方の将来に責任を持つことが出来る。
“私が決定した部門で何としても成功させる”
だから、個人的にも誰よりも関わることが出来るのだ。
この人の去就には最後まで責任を持つ。
将来的に、どんなチーフがどんな担当者が、このパートさんを退職に追い込もうとも、最後は店長として責任を持って関わることになるだろう。
それだけ、不用意な言葉でパートさんを辞めさせないことに繋がる。
それが、新店開店にあたっての、採用に関しての私の流儀。
一度採用した従業員は、何が何でもモノにする。
それだけ、新規応募者も覚悟を持ってこの面接に臨んできた結果であるのだから。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
手応えはありましたが、決して満足のいく人数ではありませんでしたね。
とにかく、今は数の確保。そこに踏み込んでいきたいですね。
投稿: てっちゃん | 2016年2月24日 (水) 10時23分
第1回目の採用、お疲れ様でした。手応えのある採用だったようですね。10名しか来なかった当社とは大違い。(笑)以外ですがレジ部門が未だに揃いません。
投稿: かわらい | 2016年2月23日 (火) 22時08分
パセリさん、コメントありがとうございます。
私の場合は、よほどのことがない限り、パートさんの去就は全て私に一報を入れさせています。部門担当者が勝手にパートさんを辞めさせようものなら(笑)。
それが、面接から採用通知を出して契約書を交わした私の責任だと思っています。
投稿: てっちゃん | 2016年2月23日 (火) 18時20分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
いくらたいそれたことを言ってみても、人材が集まらなければ絵に描いた餅。
この段階から店長の手腕が問われることを肝に銘じて採用活動をしていかなければと思います。
投稿: てっちゃん | 2016年2月23日 (火) 18時16分
以前のブログを読み返させて頂いた時、たまたま、従業員の方についての記事も、よまさせて頂きました。
2008年の記事でしたが、今回同様、パートさんへの熱い思いが、書かれておりました。
月日がたっても、従業員の方への思いは、かわらず家族のように考えておられるのには、私も、心いれかえて、従業員の方と接しないといけないと、つくづく思います。
新しい方に対して、面接させて頂いた、店長側と、部門のチーフ側の温度差ってありますよね…
投稿: パセリ | 2016年2月23日 (火) 17時54分
生鮮には負のイメージがあるのは確かですね。重い・寒い・臭い・・・生鮮服に拒否反応を示す女性も多い。しかしながら回転率から見ても働き甲斐のあるのは生鮮。応募された方々の本質を即座に見抜き将来を見据えた職場を与える。新店の店長しか味わえない醍醐味ですね。しかしながら最低人員もままならない昨今、人員確保は業界全体の大きな課題ですね。
投稿: dadama | 2016年2月23日 (火) 11時10分