感慨
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
2月1日からの人事異動。
よって、1月31日が現店舗での最終日。
これは、何度味わっても感慨深いものだ。
普段は何気なく通り過ぎている売場や店内の場所。
それら一つ一つがなぜかこの日は新鮮に見える。
普段は、売場の商品や展開やお客様視点で見た時の強弱を最優先に見てしまうのだが、この日だけは逆だった。
商品中心から、自分の感慨中心にその場を心に刻んでいく。
売場が魅力的かどうかという以前に、この場をしっかり心に刻んでおこうという気持ちが強かった。
“今日が見納めか”
そう思うと、どうしてもしっかりと心に納めておきたいという願望が勝ってします。
店長としての数値からの呪縛からの解放。
その解放感が一つ一つの場面を変えていくのだろう。
“この場ってこんなに感動的な場面だったのか”
普段は何気なく通っていた場所が、今日ばかりは違った景色に見えてしまうのは、今日が最後という感慨と数値呪縛からの解放からなのでもあろう。
心の曇りの無い店内の景色。
そのクリアな景色が、従来には見えてこなかった店内画像として心に刻まれていく。
そして、夜になると、かってこのお店で勤務していたレジの女の子達が駆けつけてきての私の卒業式。
勿論、サプライズ。
従来、彼女たちがこのお店を旅立つ時に渡した卒業証書の真似をして、全て手作りの卒業証書を授与してくれた。
手作りと気持ち。
この二つは金には変えられない。
一生の宝である。
いろいろな方からも記念の品を頂いた。
全て、心に残る最後の気持ちの品。
そして、皆んなの笑顔。
全てを、新たな新天地で花咲かせたい。
そんな最後の店舗であった。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
お待ちしております。
そういえば、かわらいさんと初めてお会いしたのも以前の新店でしたね。
当然、アポなしで(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年2月 5日 (金) 07時33分
永く忘れてしまった感覚ですね。(笑)
新店、又お邪魔します。
投稿: かわらい | 2016年2月 4日 (木) 22時35分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
まさに支え支えられる存在。
店長というリーダーと言えども一人の人間であり、逆に誰も店長に物申す立場の存在は店内にいない分、孤独でもある。
だから尚更、業務上の関係とは別の心のつながりが店長を支えてくれるのだろうと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2016年2月 4日 (木) 08時22分
KOZOさん、コメントありがとうございます。
コッソリ見てたらしいですよ。
公然の秘密ですから(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年2月 4日 (木) 08時19分
お疲れ様でした。仕事の域を越えた信頼感や団結力を普段は気にしなくてもこういう状況になって改めて感じさせられますね。店長はメンバーを支えているようで実は支えられているのかも知れません。私も何れは今のメンバーとの別れは来ると思いますが、その時に本当の店の良さが見えるのでしょうね。お疲れ様でした!新たな船出、出逢いに乾杯♪
投稿: dadama | 2016年2月 3日 (水) 22時31分
卒業証明書を作成した彼女ちも、このブログの読者だったんですね。
投稿: KOZO | 2016年2月 3日 (水) 21時09分