心の叫び
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日の11日(月)、成人の日であった。
昔は1月15日と相場が決まっていた成人の日。
現在は1月2週目の月曜日と変更になり、成人の日イコール3連休の最終日となり、絶好の行楽日と化してしまった(笑)。
成人の日。
誰でも通過する20歳という時期。
自分の20歳はどんなだったのだろうか。
大学生活をしていたのは明らかだ。
私の成人式も、これでもかの積雪の上に生憎の快晴。
成人を迎える女性達には本当に憎い太陽だったと思う。
そんな思い出のある成人の日。
そんな折、先日中島みゆきの名曲特集なる番組を録画した。
1975年の「時代」で確固たるシンガーソングライターの地位を築いた我々世代には忘れられない歌手である。
私が20歳前後の頃の彼女の代表曲といえば、
1977年 わかれ歌
1980年 ひとり上手
1981年 悪女
と立て続けにヒット曲を披露しているのがわかる。
特に、20歳の時のヒット曲が「ひとり上手」
この曲は私の好きな坂本冬美もカバーしているほどの名曲である。
わかれ歌といい、ひとり上手といい、悪女といい。
よくもこれほど人間の奥底の心の叫びを表現できるなと思う。
それは、強烈に我々の心をとらえる詩であった。
私は、あまりにも露骨な表現であり叫びであったため、当初はどうしても好きになれなかった部分がある。
どちらかといえば、松田聖子等のアイドル路線へ走ったものだ(笑)。
しかし何かあると彼女の心の叫びが聞きたくもあった。
それは、自分の本音を吐き出すような詩でありメロディーであるから。
人間、誰でも心から本音を叫びたい時がある。
それは、人の面前では絶対に言えない内容でもある。
それを心あるがままに詩で表現してくれた曲が多い。
先日録画した「中島みゆき名曲集」でも、その内容は彼女にゆかりの女性歌手たちがこぞって中島みゆきのカバーを披露していた。
名手たちが一度は歌いたい歌手。
その名手達とは、坂本冬美、中島美嘉、大竹しのぶ、研ナオコ、華原朋美、中村中、クミコ等の蒼々たるメンバーである。
それが、中島みゆきという存在なのだろう。
それは、名手たちの中島みゆきへのリスペクトでもある。
それにしても、中島みゆきという歌手。
息の長い存在である。
1970年代の「わかれ歌」、1980年代の「悪女」、1990年代の「空と君のあいだに」、2000年代の「地上の星」、と4つ時代でシングルチャート1位を獲得した唯一の歌手である。
そして、2010年代の「糸」。
この曲も多くの歌手がカバーしている。
そして、私が言うのもおこがましいが、だんだん彼女の表情が素敵になってくるのがわかるのである。
私が20代の時の表情はまるで時代を憎む表情をしていた。
それが糸を歌う表情はとても柔らかく愛情に満ちている。
そんな中島みゆきに再び注目してみたい。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
若かりし頃の凝り固まった嗜好から様々な経験を経て、自分の嗜好が随分変化してきた感はありますね。
以前は敬遠していた歌手や歌も最近は受け入れられる幅ができてきたような気がしますが、それが人間の器なのか単なる幅なのかは未だ不明です(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年1月28日 (木) 18時17分
若い時代には難しい、重いと感じて馴染めなかった曲をこの歳に聞くと歌詞と人生がクロスして今更ながら好きになる事も多いですね。アイドル的には清純派?の松田聖子より悪ぶった中森明菜が好きだったなぁ(笑)。中森明菜も右往曲折の人生を過ごしただけに一時復活した時の歌唱力にはアイドル時代に見られなかった殺気じみたものを感じたと言うと大げさでしょうか?(笑)。
投稿: dadama | 2016年1月28日 (木) 16時16分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
私が逆に、この歳になって歌番組に興味を持つようになったのです。
不思議ですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年1月28日 (木) 14時54分
中島みゆき、残念ながらあまりなじみのないアーティストです。最近ではてっちゃんの影響で紅白を見るくらいで音楽そのものへの興味が薄れているのですが。(笑)
投稿: かわらい | 2016年1月27日 (水) 20時17分