不安と覚悟
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
正月早々から、アクシデントに見舞われた。
勤務を休めない状況に陥ってしまった。
当初は、数日勤務すれば、また休めるだろうとタカをくくっていた。
しかし、徐々に闇が広がり、いつしか不透明な状況に陥ってしまったのだ。
人間の心理は不思議なものだ。
自分が明日どうなるのだろうか?。
いつ、休日が訪れるのだろうか?。
いつまで早番通しを続けるのだろうか?。
そんな不安を抱いてい仕事をしていると目の前が真っ暗になってくる。
いろいろな事が頭を横切っていくのである。
いつしか、堂々巡りの思考になり目の前が真っ暗に(笑)。
“本部に電話して応援を呼ぼうか”
“他店に電話して休日を取ろうか”
そんな事ばかり頭を巡ってしまい、なかなか本業へ向かう気持ちになれない。
結果、その事で前向きな仕事が出来ない。
そのような状況を数日過ごした。
そして、再度状況を確認した段階で、ようやくあと数日でなんとか目処がつくという目標が出来た。
自分の中で明確に目標が掲げれた。
そうなると、人間、強くなれるものだと思った。
疲れが吹き飛ぶように体から消えていく。
活力が漲ってくるのがわかった。
“なぜ、ここまで元気になれるのだろう?”
本当に不思議なことであるが、今までは憂鬱な毎日を過ごしてきたのがすっかり消えているのである。
目標が如何に人間の生き方に必要なことであるか。
目標が定まると、その目標に向かって前向きな思考が変化していくのである。
自分で前に進もとする気力と思考回路が回復していくのだろう。
そんな環境になると、自分の体の全ての巡りが動き出していくのがわかるのだ。
そうして、気持ち的にもすっきりして、疲れがなくなり体が軽くなっていくのがハッキリと分かるのである。
目標管理。
それは、不安から解放され、ある目標に向かって自分の体内で「覚悟」が出来上がり、その覚悟によって人間の軸がしっかりと自分の体内に貫かれたような感覚と成る。
それが気力ということなのだろう。
そして、それに支えられて、自分や周囲が見えてくるようになる。
このように、私をはじめ人間の内面は意外に脆いものである。
それを、目標という実体のない架空の物体を想定して、それに向かって気持ちを整理して自分の意思で自分の体を動かして行動していくのである。
どんなに強靭な体力を有していても、自分の気力が衰えれば、どんな力も湧いてこない。
それがセルフマネジメントである。
そして、常にセルフマネジメントが行える環境を作っていくことが大切なのであり、あるいっときにそれが崩れて自分をコントロールできなくなってしまえば、人間は崩れてしまうということである。
どんな状況でも、目標を失わないことの大切さ。
肝に銘じておきたいことですね。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
これからどうなっていくんだろうという不安。
そして、それに対して、こうしていこうという決定。
その決定の中には決断があり覚悟がある。
そん決断と覚悟が自分の心に宿った瞬間にそれが力になるということだと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2016年1月16日 (土) 06時49分
年始早々お疲れ様でした。目標の大切さですね。明確なゴールが見えないと力を出し切れない。今の当社もそんな感じですかね。まずは自分で身近な目標を持ちたいと思います。
投稿: かわらい | 2016年1月15日 (金) 22時45分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
我々が目指すべきゴール。
あるべき売場なのか、業績という数値なのか。
そこを見誤ると、登る階段も違ってくると思います。
最後は結果を求めたいものですが、登る階段はもっと重要だと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2016年1月15日 (金) 10時28分
明日の売上はどうなるだろうか・今月の採算はどうなるだろうか・会社はどうなるだろうか(笑)。不安と悩みに尽きる事はありませんが少しづつは何かを得て成長出来ると信じて行きたいですね。もう後がない歳なのですが今だに目指すべきゴールが決まりません(笑)。
投稿: dadama | 2016年1月14日 (木) 17時46分