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2016年1月19日 (火)

新たな年度へ向けて

皆さま、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


1月も半ばを過ぎ、次年度の方針がそろそろ出始めている。

  それを受け、店舗でも自店の方針作成。

企業毎に、その時期は異なるだろうが、概ねの企業はこの時期から3月にかけてそのような手順を踏んで次年度の企業方針を受けての店舗の具体策が練られていく。

トップから次年度の企業方針を発表される。

  私は、この瞬間が私はたまらない。

“次年度はどんな新たな取り組みをしていくのだろう”

  まさに、ワクワクドキドキの瞬間である。

“企業方針を受けて、店舗ではどんな計画を立案していくか”

昨年の方針と具体策の反省をほどほどに、早くも次年度への方針に反応してしまう自分が情けなくも思うものの(笑)、どうしても次に目を向けてしまう。

  それは人間の性(さが)でもあろう。

新しいものに興味を惹かれる。
新たな未来に興味を惹かれる。
新規事業案に興味を惹かれる。

  どうしても新たな取り組みに心がいってしまうのだ。

しかし、やはりこの商売は基本た大切。
基本をしっかり身に付けつつ、その延長線上にある基本の枠を拡大していくことが次につながっていくのだろうと思う。

  ただし、それはお客様があっての商売。

これからのお客様の姿を追いながら新たなMDを構築していくことも商売の基本であろう。

  昨年はこの事に取り組んだ。

そして、店舗としては競合店とのMDの比較や競合店の改装を通して、自店の影響度も測定しながら、食品スーパーとしてのMDの方向性がなんとなく見えてきたような気がするのである。

  そして今年は、部下教育にシフトしようと思う。

リピーターとしてのお客様を獲得していくのが、将来的な商売の原点であるならば、若手の従業員を育成し続けていくことは、企業永続の原点でもある。

  そしてそれはベテラン社員の未来をも約束するのである。

それは、ベテラン社員が若手社員の上にあぐらをかくということではない。
若手社員をしっかり教育できるベテラン社員だからこそ、いずれそのベテラン社員が企業の幹部になった暁には、かって教育して育ってきた若手従業員が現場で活躍してくれて、企業を、そしてベテラン社員を底支えしてくれるということである。

そのためには、ベテラン社員は確固たる信念を持って部下教育にあたらなければならない。

  それは自分の為ではなく部下の人生の為に。

縁あって自分の部下になった従業員。
それはほとんど偶然の世界であろう。
それは、上司が自分の場合もあろうし他者の場合もあろう。

  “あの人に巡り合えて本当に良かった”

そういう関係を築けるかどうか。
そこには、単なる上司と部下、指示命令を下す者と命令を実行する者との関係ではなく、人間対人間の真剣勝負が存在するのだろうと思う。

  上司の本気度を一番感じているのは、直属の部下。

だから、自分の上司は騙せても直属の部下は騙せない。
それは、自分の背中を常に見られているから。

  正面の相手は騙せても背中の人間は騙せない。

自分の本音がいつも背中に出ているから。
だから、自分の背中ででもしっかり教育できる人格を身につけたいと思うのだ。

  それは常に人格者であれ、ということではない。

時に背中で弱音を吐いてもいいだろう。
しかし、その弱音からも部下が教育されるというブレない軸が必要なのである。

  一年を通して、そのような意識から行動計画を練ってみたいと思う。






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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
方針を立て、何ができたか、何ができなかったか。
それも大切ですが、自分にとって何が興味を見て何が興味を持てなかったか。
その繰り返しから、継続できるものと出来なかったものを区分けしていくことが必要かと。私の場合はこの流れで、5年間継続できるものを得られました。

投稿: てっちゃん | 2016年1月25日 (月) 06時13分

昨年は拙いながらも方針をたてスタートしました。何もできませんでした。と反省をしつつ今年度も方針を考えてスタートしたいと思います。少しでも前にすすめられるようにしたいですね。

投稿: かわらい | 2016年1月24日 (日) 21時21分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
最終的には社命によって配置決まり、与えられた職場で全力を尽くしていくのが我々サラリーマンの宿命。
どんな場所でも今までの経験を元に後輩たちの育成に努めていきたいですね。

投稿: てっちゃん | 2016年1月20日 (水) 06時40分

定年延長組店長は半年ごとの「ドキドキドキドキ」時期を迎えました。来期は組織が大きく変化に向かう節目の時。自分の今後も全く不明です(笑)。メンバーや部下にひとつでも何かを残せていけるよう一日一日を大切にしたいですね。そう願う本人がまだ未熟であるのが一番の課題ですが(笑)。

投稿: dadama | 2016年1月19日 (火) 23時13分

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