面接にて
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、ある女性と採用の面接をした。
当店に毎日買物に来られているというお客様でもある。
その女性の住所は、当店から少しばかり遠い。
遠いと言っても車で約10分ほどではあるが。
「この地域なら他にスーパーたくさんあるでしょう?。」
私がそう言うと、彼女は、こういった。
「このお店は、季節感を感じるのです。」
“嬉しいことを言ってくれるなぁ〜”
会話をしていて嬉しくなってきた(笑)。
「例えば、どんなところですか?。」
そう聞いた私に、彼女はこう言った。
「入り口を入ってすぐの節分とか果物のスィーティートか。」
私は、益々嬉しくなってきた。
「でもそれは、他のスーパーでも同じでしょう?。」
そう問うと、彼女はここが一番それを感じると言ってくれた。
“そう感じてくれているお客様が居てくれた”
非常に嬉しくなってきた。
従来から、このブログでも記してきたことだと思うが、私が店長として売場の販売面で一番意図していることは、お客様が入店したその瞬間に季節を感じてもらえる売場作りである。
今の歳時記なら「節分」。
果実の旬なら「いちご」。
更にお勧めの「スィーティー」。
スィーティーに関しては、昨年も量販していた事を話してくれて、その時に購入したスィーティーが美味しく忘れられなかったという事である。
益々嬉しくなってきた。
昨年も販売していた事を記憶してくれている、という事は昨年から同様に日々来店されているという事でもある。
そして彼女は言った。
「スィーティーは他のスーパーでは売っていないんですよ。」
そこまで見てくれている。
おそらく、他社でも品揃えはしているのだろうが、主力品でもないため打ち出していないし、節分の豆類の展開も入り口で堂々と展開しているお店が少ないのだろう。
そういう意味でも、私はお店に入った瞬間にお客様に感じて頂けることを大切にしている。
入店した瞬間に季節を感じられるお店。
だから、特に若年の主婦層はスーパーから季節や歳時記を感じることが出来るのだ。
そして、果実の旬を知ることができる。
旬の物を食べる。
それが、その果実を一番美味しく食べる事に繋がっていく。
それは、ある意味、ささやかな贅沢でもある。
一番美味しい時に、美味しく食べる。
それは、その食材にも、食材を生産した者にも、そしてそれを流通させた者達にも、喜ばしい事である。
最終的には、それを知らしめるのが我々最終流通者の役目でもある。
それが多少ばかりでも伝わった嬉しさ。
そして、そんなスーパーだから毎日買物に来ているし、働いてみたいという。
当然、即採用した事は言うまでもない(笑)。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
この方が従業員募集に応募してくださったことが何より嬉しいですね。
だから店長はやめられない(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年1月28日 (木) 14時48分
これはうれしいですね!
即採用もうなづけます。(笑)
他にもたくさんこのようなお客様がいそうですね。『期待を裏切らずに・・。』これが出来ず従業員とお客様を一度に失ったこともたくさんあります。本当に難しい課題です。
投稿: かわらい | 2016年1月27日 (水) 19時40分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
働きがいを感じて入社された方を、どこまで期待を裏切らずに働き続けて頂けるか。これから、その真価が問われるわけですね。そこをどう解決していけるか。こちらも避けられない課題でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2016年1月25日 (月) 22時46分
買物に来てくれるお客様が働きたいと思うお店。単に商品出しに終わらず食の知識が得られる等働きがいを感じたのでしょう。てっちゃんのお店の口コミサイトを見てもお褒めの言葉ばかりが並ぶ。働きがいを感じるお店でなければこれからの人材確保は本当に大変になるでしょうね。お客様の評価=働きたいと思う職場になるのですから。
投稿: dadama | 2016年1月25日 (月) 18時07分