降雪と買物行動
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日の大雪も記憶に新しい。
降雪時のお客様の買物行動。
全く読めない時もあるし、ある程度予測の立てられる時もある。
そこには何が潜んでいるのだろうか?。
雪国にも、海沿いにも住んでいた経験もあり、ある程度降雪時にお客様に買物行動は見てきたと思っている。
まず言えることは、その地域でシーズン初めての降雪時は、どんな雪国でも必ず影響はあると言える。
やはり雪への対応に遅れが出るためであろう。
それが、11月なのか1月なのかは別にしても、初回の降雪時はやはり客足は遠のくものだ。
しかし、降雪地帯ではその第一回目以降からの降雪時の買物行動は普段と変わらない。
むしろ降雪時の方が来店客数は増加する。
それは、午前中の早め時間帯から買物を済ませようとする安全安心の心理から来るのだろう。
それは関東以西に地域では考えられない。
年間で降雪回数の限られる地域では、何度雪が降っても、降雪時のお客様の来店には限度がある。
関東地域では多少の雪でもクルマを運転したがらない。
それは、ノーマルタイヤのままという方もいるだろうが、それよりも降雪時の運転に不安があるからだろう。
まして女性の方はその傾向が高い。
そして、降雪時ほど西高東低に冬型に気圧配置の場合が多い雪国では、当然その日の夕食はホットメニューとなるから、食材の購入量も増える。
よって、降雪時の買い回りは積極的になる場合が多い。
だから、降雪時ほど売上が高まる傾向にある。
更に、雪の降る前と降った後の動向はどうか?。
これは、先日ある部下から問われたことでもある。
「このお店は降雪前と降雪後ではどちらが売れるのですか?。」
更に続けて、こう聞いてきた。
「前のお店は降る前でした。その前は降った後でした。」
雪が降る前によく売れるお店なのか、雪が降った後によく売れるお店なのか?。ということだろう。
しかし、店舗によってそのような特徴があるのだろうか。
私から言わせれば、それは、雪の予報が出てから実際に雪が降るまでにどれほどのタイムラグがあるかで決まることだろうと思う。
雪が降り始めたら終わりだ。
それまでにどれほどのタイミングで降り始めるかで、降雪時の前日なのか翌日なのかが決まるのではないだろうか。
大雪の予報。
そして、その翌日の早い段階で降り始めたら降雪前よりも翌日に売上ウェイトが高まるだろうし、予報が出てもなかなか雪が降り始めなければその日1日を通してお客様は買いだめに走るだろう。
総じて降雪前の売上が高いときほど好結果につながっているようだ。
降り始めが早い段階だと1日凌いでという発想もあるが、降り始めが遅いと結構余裕を持って買い溜めの購入をするため、購入金額が高まるという傾向だ。
家庭の冷蔵庫の容量もアップしてきている昨今、多少の買いすぎでも冷蔵庫のキャパがあるということだろう。
ということで、今回の大雪騒動も前日の日曜日のお客様の買い周りが相当高まった結果となった。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
今回の低気圧の影響は西日本で極端に発揮されていますね。
110年ぶりの奄美大島での積雪等、普段は最低気温10度を絶対に下回らない地域での異常な低温。やはり日本列島での帳尻合わせなのでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2016年1月25日 (月) 06時16分
当社も雪の予報が出ると売り上げが上がりますね。2年前みたいに本降りになると後ろの売り上げも上がりトータルで上積みになります。今回はタイミングが悪かったようで全く影響なく終わりました。(笑)
投稿: かわらい | 2016年1月24日 (日) 22時11分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
予報に敏感な店舗というのは、確りした固定客が多いということでしょうか。
何れにしても雪の予報=従来の経験、を活かして対応できますね。あとは、雪を知らない方の無謀な運転でしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2016年1月21日 (木) 05時54分
奇しくも今日は雪に見舞われました。当地区は雪予報に敏感です。予報の前日はとても良く売れる。商売的には予報が外れて降らねば最高なのですが、ちょっとでも積もると天気の回復が早くても当日の売上は厳しいです。雪に対する警戒心が強く降った当日は極力外出を控えたいのでしょう。同じ雪予報でも当日の降り方次第で売上が大きくぶれる、それも一ヶ月の売上達成に影響する程の触が生じますから悩ましいですね。
投稿: dadama | 2016年1月20日 (水) 20時46分