年末商戦に思う
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
我々にとっての特別な日。
12月31日 大晦日。
ほとんどのお店が、年間で最大の売り上げを記録する日ではないだろうか。
そして、もっと重要なこと。
それは生鮮惣菜が大爆発する日であること。
製造部門が年間で最大に大爆発する日であることだ。
それは、どんな小さなお店にとっても、自店が持つ製造力との戦いとなるということだ。
店舗規模とは別に自分との戦い。
それが、12月31日という日の特別性でもある。
だから、12月31日という年間最高の売上日は、製造部門にとっては普段のメンバーの製造力が試される日であり、お客様が来店するかしないかという視点と共に、自店のメンバーの製造能力が問われる視点でもあり、この日の来店客数とそれに見あった製造力とのマッチングという意味でも、売上達成できた喜びは一入(ひとしお)となる。
だから、その前後がどうあろうと、31日は特別な日なのだ。
そして、今年の31日は更に私にとって特別な日となった。
以前にも、このブログで12月31日の顛末記に関しては何度か記したことがある。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-7879.html
この時も、一進一体だった。
数千万という売上でさえも、たかだか数万円で昨年を越した越さないという現実なのである。
そして、今年も12時、14時、16時と数万円の攻防が続いた。
痺れる数値推移が続いた。
初売りの準備もあるが、それらは部下に任せて、私は売り切りと売上の頃合いをどう調整するかを主眼とした。
特に鮮魚の刺身類の売り切り。
12月の29日〜30日は意外にお客様の引けは早い。
だから、値下げロスが最大のポイントとなる。
しかし、31日だけはお客様は意外に引かない。
だらだらと来店される。
だから、刺身や寿司類の欠品は命取りとなる。
商品という玉が無ければ売上は作れない。
売り切りのタイミング次第では、夜の8時以降から玉(商品)がなくなり武器が唯の鉄屑になってしまった苦い過去が蘇る。
今年は、そんな攻防が開店から最終23時まで続いた。
そして、お客様も予想通り夜の10時までだらだらと続いた。
そして、寿司、オードブル、和牛、そして刺身と値下げ品ではあるが、買い込んでいく。
都度都度の時間帯売りげもまさに一進一退。
痺れる時間がまだまだ続いた。
そして閉店30分前。
ようやく、昨年を超える売上に達した。
“今年もなんとか終えることが出来た”
最終、5万円のプラス。
鮮魚に至っては、5千円のプラス。
それでもいったかいかないかでは天と地。
正に、お客様と従業員に感謝である。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
担当者の未練。
そうですね、普段と違ってお正月までの限られた時間の中で際物を効率よく、そして利益に変えていかなければならない刹那感。これだけは回数をこなしてきたものだけにしか感じじられない感覚なのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2016年1月 4日 (月) 07時40分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
当店も徐々に普段に近づいてきた年末商戦。
どこまで年末と普段を区分けしていくかが今後の課題でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2016年1月 4日 (月) 07時36分
前年クリアおめでとうございます。当社は年末全体で残念な結果に終わってしまいました。時間のかかる反省になりそうです。
投稿: かわらい | 2016年1月 3日 (日) 22時51分
正に時間との闘いの一日でしたね。年末は分母が大きいですから客数がブレると金額の凹みに影響しますから。今年は気温や日並び的にも食品スーパーには逆風の年末予想だっただけに心配してましたが当店も前年をクリアする事が出来ました。省みると計画をしっかり決めて計画通り進める事、未練を残さずその日に売るべき商品はその日に売切り当日の最大の売場を作る事が当たり前ですが売上の鉄則であると思います。担当者の未練を断ち切る勇気も店長には求められると感じた年末でした。
投稿: dadama | 2016年1月 3日 (日) 10時04分