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2016年1月21日 (木)

規格外店舗

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


チェーンストア。

  同じ店舗規模を開発して事業拡大を図る。

しかし、当面の店舗面積が決まり、その坪数に合わせて店舗開発を進めて出店していくと、創業当時の数店舗が取り残されていくことになる。

  創業店舗やその他数店舗。

創業者や創業当時を知る幹部の方々からすれば、捨てがたい店舗でありそのお店からスタートしたという思いでと創業精神を思い起こさせてくれる店舗として愛着のあるお店である事は間違いない。

  しかしチェーン化を図る上では規格外となってしまう。

同様な事例として、創業当時の店舗ではないが、企業によっては規格外の小店舗を保有するところも多いだろう。

  店舗で働く従業員は大切にしたい。

しかし、大切にするから尚、環境の良い新規店舗で働かせてあげたいという心も必要なのではないか。

  企業がチェーン化を図る上で店舗規模の統一化は避けられない道である。

それは、コスト的にも同様の店舗を開発することによって、開発コスト、運営コスト、そして人材開発のコストも低減させることができるからだ。

特に、人材開発においては、一つのモデル店舗での研修で同様の他店舗への人事異動がスムーズにそして効率良く行えるのは、同一規模のお店による同一オペレーションが可能であり、そのオペレーションの為の教育コストの低減の効果も見込めるからである。

  より少ない時間でより多くの人材が店舗運営能力を身につけられる。

それが、同一規模のチェーン化を図る最大のメリットとなる。
そして、もっと大切なのは、

  従業員の働くモチベーションであろう。

古くて規模の小さい店舗に配属された従業員から見れば、

  “私は見捨てられたのかしら”

そんな不安に思ってしまう方もいるだろう。
これは、決して創業店舗や小規模店舗の方やパートさん達を侮蔑して言っているのではない。

ただ、どうしても新規従業員の配属での被害妄想にもつながるのではないか。

  戦力を高めたければ、規格外店舗は改装すべき。

近くに土地があるのであれば、小規模店舗のお客様もそのまま引き継げるし、働く従業員も新規店舗で快適に働くことができる。

  “このお店で頑張るぞ!”

そんな意欲も湧いてくるだろう。
そして、あらゆる面でのコスト改善。

立地によって、売れるお店や売れないお店が存在することは致し方ないだろう。
しかし、小規模店舗の場合は建て替えやリニューアルできのであれば計画的に実施して、従来から獲得してきたお客様を更に増加させることと、そのお店で働く従業員のモラルアップにも、また企業全般の従業員のモチベーションアップにも必要なことではないだろうか。

近隣にも、そのような店舗が存在するが、どうしても生き生きと働いているようには見えないのであるが、余計なお世話であろうか。






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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
同規格でのチェーン化も、勝てる店舗レイアウトは常に変化していきますから、負けパターンのチェーン化になった店舗をリニューアルしていかなければならないことを考えると、個店毎に違うレイアウトの方が個店対応力がついて一店舗一店舗の強みを発揮できる可能性もあるのですが、そこから先は従業員の能力とモチベーションの関係になっていくのだろうと思います。
自社競合同士の関係。
どのように役割を与えるかでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2016年1月25日 (月) 06時22分

いいえ、余計なお世話ではありません。(笑)今年まさに自社競合にさらされる一号店と二号店。現場のモチベーションの維持を考えないといけませんね。この度の出店が7店舗目、一つも同じレイアウトはありません。チェーン化はまだまだ先のようです。

投稿: かわらい | 2016年1月24日 (日) 23時27分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
標準化していないハード面。個店と個人の強みを活かせる土壌の上に、商品本部主導のMD政策。よほど店舗と商品部が連携しないと強みの連鎖が結ばれないのかと思われますね。
それぞれが自分たちの強みを発揮しようとすればするほど連携できずに空回ししてしまうのではと思われます。そこをトータルコーディネートしていく要が必要なのかと思いますね。

投稿: てっちゃん | 2016年1月22日 (金) 07時49分

チェーンストアがある程度の規模になると店舗の標準化が求められるとは思いますが当社はそれなりの店舗数があるのにも関わらず同じタイプの店がありません。毎年数店舗の新店も同じパターンの店は皆無です。つまり標準フォーマットが存在しない。ですから異動して最初にすべき事は売場を覚えること(笑)。考え方によっては地域商圏に合わせた柔軟な考え方をハード面では持っているのだと思います。器は個性豊かなのに商品を標準化しようとする所に今の現場と本部の摩擦があると感じています。
ハード面が個店主義なら商品面も店舗の意見を組み入れた柔軟な品揃えに対応すべきだと思うのですが。その辺りの温度差が今の業績に表れていると個人的には感じています。

投稿: dadama | 2016年1月21日 (木) 23時01分

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