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2016年1月29日 (金)

未来の重み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人間とは、何に対して高い関心を持つのだろうか。

  それは、未来の重さを認識した時であろう。

未来の重さ。

  それはどういうことだろうか。

例えば、人間の付き合いを考えてみよう。

  一度きりの繋がり。
  時限限定の繋がり。
  未来永劫の繋がり。

いろいろな出会いがあり、一度きりの出会いで終わるのか、それとも上司と部下との関係のようにお互いの人事異動の歯車の重なる時限的な繋がりで終わるのか、更にはサラリーマンがその企業に就職する場面においての一生涯の繋がりとなるのか。

  人間としての人生観との関係が深く関わってくることでもあろう。

人間はどうしても、その瞬間だけの出会いが確実な場合は、その出会いにあまり深い意識を持たない。

  人間としての倫理観を持ち合わせただけの付き合いとなる。

ところが、これから先長い付き合いとなることが予想されると、その人との関係は組織、企業との関係を良好に保ちたいと言う意識が高まってくる。

  “この関係をいつまでも良好に結んでおきたい”

更には、

  “ここで最高に自分の位置づけを築いておきたい”

そのような高い意識が作られていく。
それは、自分の未来を良好に築きたいと言う未来志向の意識によるものだろう。

  人間は、明るい未来を夢見て現在を生きる。

いや、逆に言うと、明るい未来があるからこそいま現在を大いに努力し大いに行動できるものだ。

  それは、自分の未来を約束されるという、存続契約とも言える。

自分の未来を約束されるから、いま現在を最大に努力してその約束に沿える自分の姿を維持しようとする行動力が生まれるのである。

それが崩れるのは、自分の未来が見えなくなったり、この組織内に自分の未来が消滅してしまうような状況が生まれた時であろう。

  “ここで頑張っても自分の未来は無い”

そう思ってしまったら、そこで明るい未来に活躍する自分の姿を見出せずに、いま現在の努力をするという姿勢を失ってしまう。

  未来とはそれほど重い存在である。

だから、個人的には絶対に未来を失ってはいけないし、組織的には従業員の明るい未来を常に意識した組織運営が求められるのである。

  未来を保証した組織運営。

その組織運営があったから、日本式経営は息の長い組織であり経営が可能であったとも言える。

  年功制であり終身雇用という制度の功罪はあろう。

しかし、ある意味では従業員のこうした安定した未来志向が、その組織を永遠に支えていこうとする従業員の存在が安定した経営を可能にし、また従業員もその技術を生涯を通して磨いていけたという事実なのである。

  そのメリットを如何に自店や自社に活かせるか。

上司として、この部下と一生涯付き合っていくという意識を持つことである。
確かに、いずれ人事異動によりその店舗での付き合いはいっときの事だともいえるが、狭い社内でまたいずれ上司と部下の関係が結ばれるかわからない。

  この部下、この上司といずれまた付き合う時がくる。

そのような緊張感を持てば、そのいっときの事と諦めらめられないお互いの未来志向が生まれていくものだ。

更には、この上司の仕事ぶりや考え方を実行すれば必ず自分にとって高い技術を得られるという未来志向を持たせることも重要だろう。

  この人と共にいま現在を努力する。

その結果、自分の技術を高め、いずれまたこの上司と共に同じ店舗、同じ企業で働く未来が来るという緊張感が、いま現在の惜しまない努力へと駆り出されるのである。

  そしてそれが確実に未来ものものから現実へと実現されていく。

そのお互いの未来契約の履行が、安心していま現在を生きていけるという世界。

  そんな世界を実現させていきたいものだ。








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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
人権の重みが飛躍的に増していく現在から未来。
だから自分の未来や人間の未来に対しての重みも従来に比して比較的ないほどに増していくと思います。
その意識の高まりに企業の実態は我々の意識が追いついていないのが実態かと思います。

投稿: てっちゃん | 2016年2月 4日 (木) 08時25分

なかなか先が見えないご時世、未来の重みは増すばかりですね。だからこそ企業としても社員に明るい未来を示す必要がありますね。

投稿: かわらい | 2016年2月 3日 (水) 21時28分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
私も正直言うと、店長という職位にあまり魅力を感じていませんでした。
部門チーフからスーパーバイザーになった時は現在の仕事の延長線上にあったから楽しかったし仕事もスムーズに進められましたが、店長職になった時は不安でしたね。そのスタンスが見えませんでした。だから初年度は失敗の繰り返し。
商品を扱う職務か人間を扱う職務か。
今では人間を相手にするという職務の人間らしさを感じられるようになりました(笑)。

投稿: てっちゃん | 2016年1月31日 (日) 00時36分

企業が右肩上がりに成長している時は未来を描く事も素直に出来たのですが壁にぶつかった時は中々描きにくいですね。何を信じれば自分の未来が開けるのかが見えない。部下が将来目指したい職位が見いだせない。店長を目指したいと思う部下が何人いる事やら(笑)。働き甲斐を如何に示し部下に未来を示す。部下は上司の背中から未来を感じるしかないのですから上司が未来を信じて突き進むしかないですね。例え空元気でも(笑)。今、共に働くメンバーには攻める姿から未来の突破口を開きたいですね。

投稿: dadama | 2016年1月29日 (金) 22時07分

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