懐かしの味
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、年配のお客様から言われた。
「これ美味しいのよネェ〜(笑)。」
その手には、「ペヤング ソース焼きそば」。
「私もこればっかりです(笑)。」
カップ焼きそばにもいろいろあるが、私は「ペヤング ソース焼きそば」オンリーである。
この香ばしさがたまらない。
という年配者は多い。
カップ焼きそばと言えば、ペヤング。
私はそう信じているのだが、どうもこの嗜好にも地域差が大きいらしい。
ということで、ネットで調べてみた。
北海道 〜 焼きそば弁当。
東北北部 〜 焼きそばバゴーン。
関東東北 〜 ペヤング。
東海以西 〜 UFO。
四国の一部〜 一平ちゃん。
概ね、このような勢力図らしい。
なるほど、味付けの違いで地域差があるように、カップ焼きそばにも地域の嗜好がこれほど大きいとは思わなかった。
私はペヤングの薄味と香ばしさが体に染み付いている。
そして、焼きそばと言えば、カップでは「ペヤング」、生麺で言えば「マルちゃん」で決まり。
どちらもあっさり細麺系の焼きそばである。
作り方にもこだわる(笑)。
ペヤングはしっかりお湯を切り、ソースをしっかり絡めたら、箸で麺を持ち上げ息を吹きかける。水分を飛ばす為だ。
そうやって、パサパサに乾燥させた状態のペヤングソース焼きそばは、最高に香ばしくさっぱりした味に仕上がり、格別である。
マルちゃんは、しっかり焼き目を付けてから粉末ソースに更に胡椒をふりかけて辛めの味付けにする。
細麺の為、火が通りやすく硬くなりやすく。そして香ばしさが格別である。
どちらも独身時代からの嗜好品。
だから、焼きそばはどうしても脂ぎった太麺は口に合わない。
しかし意外にこれを焼きそばと言い張る人間も多い(笑)。
女房などはその典型である。
太くもちもちの麺が焼きそばでしょ。
やはり、小さい頃からの体験が大きく左右しているらしい。
近くの焼きそば屋さんの麺が太麺でネットり系のソースだったという体験が刷り込まれているということ。
小さい頃からの食生活。
如何に今現在の食嗜好に影響を与えているか。
そして、その一翼を担っているのが我々地域スーパーの存在でもあろう。
もう一度、あのスーパーのあの食材が食べたい。
そんな一品を育てていきたいものだ。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
マルちゃん派、やはり関東人ですね。
金ちゃんヌードル。
自社での品揃えはありません。
周辺店舗でも品揃えの無い商品だと思います。
投稿: てっちゃん | 2015年12月 7日 (月) 07時46分
私もペヤング派です。(笑)子供には薦めたくないですが。※金ちゃんヌードル、美味しいですよね!特に焼きそば!
投稿: かわらい | 2015年12月 6日 (日) 22時00分
PS
徳島製粉のきんちゃんヌードル、とは?
投稿: てっちゃん | 2015年12月 5日 (土) 21時32分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
苦味と渋味の違い。
多分私は、成人になってからお酒を飲む様になってからその違いがわかる様になったと思います。
酒の席でのつまみが私の味覚を育てた様なもの。
何事も経験ですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年12月 5日 (土) 21時30分
若者の食生活の乱れは想像以上らしいです。カップ麺はまだまともな食事(笑)。スナック・炭酸飲料が主食の若者も多いとか。苦味と渋みの区別がつかない若者も相当数いるとかトイレの便器で食事するのに抵抗もない若者も少なくないようです。食に対する判断基準は3歳までに決まるそうです。今日もある方から頂いたコス●●のパンケーキを頂きましたがリピートはしたくないと思いました(笑)。でも小さい頃から慣れ親しむと美味しいと感じるのでしょうね。
食育の大切さを教える事はスーパーの大きな使命であるのではないでしょうか。
ちなみに徳島製粉のきんちゃんヌードルはご存知ですか?(笑)。
投稿: dadama | 2015年12月 5日 (土) 11時25分