自分の世界を持つ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
いよいよ年の瀬も迫り、歌謡番組も大詰めを迎える。
レコード大賞や紅白歌合戦。
今年を締めくくる歌謡番組もあと残すところわずか。
そして、この時期になると、出演する歌手も選りすぐりのベテラン揃い。
聞いていても惚れ惚れするほどの歌唱力が素晴らしい。
しかし、歌唱力も抜群ではあるが、息の長い歌手の方々には自分の世界を持つ方が多い。
カバー曲をいとも簡単に自分の世界で歌い上げる。
よく、いろいろな歌手の方が、他の歌手のヒット曲をカバーしアルバムを出しているが、いずれもオリジナルとは別にその歌手の歌の世界にリファインされて新たな魅力を放つ歌に仕上がっている。
そこに一流と二流の差があるのだろう。
一曲一曲を上手く歌おうとする歌い方ではなく、その歌い手の魅力と歌の世界に曲を引きづり混んで自分のものにしてしまう。
カバーする曲に別の世界観を吹き込むことのできる歌手が、一流の証なのだろうと思う。
その根底には抜群の歌唱力があることは言うまでもない。
その歌唱力という土台の上で、その歌手の世界観がカバー曲を別物に仕上げて我々に届けてくれる。
“この歌はこのような世界だったんだ”
そんな新たな発見をさせてくれるのが、一流の歌手のカバーなのだろう。
そして、自分の世界観を持つ歌手は、アイドルだろうが演歌歌手だろうがフォーク歌手だろうが、今だに活躍しており支持されている。
自分の持つ歌の世界観とファンとの共感の世界。
この共感の世界が強い絆で結ばれているから、今だにファンが絶えないのだろうと思う。
そして大晦日の一年で一度の歌謡番組。
紅白歌合戦。
とは言え、自分の世界観を持つ歌手だけではないのが寂しい。
各世代の視聴率も当然考慮しなければならないだろうから、若年世代の歌手や人気アイドルやグループの参加も数多い。
そして残念なのは、今年は自分の世界観を持つ歌い手が少なくなってきているということ。
これも致し方ないのだろう。
それとも、私自身が彼らの世界観に共感していないのかもしれない。
なんとなくの寂しさ感は漂うが、とは言っても新たな新顔メンバーも数多く、そして彼ら彼女らの晴れ舞台でどんなパフォーマンスを見せてくれるかも楽しみの一つではある。
それも、私の元旦の楽しみの一つである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
これだけの出演者が最高のパフォーマンスを見せようとする熱意が伝わりますからね。
やっぱりこれは日本人が見なければならない最高の歌謡番組だと思います。
投稿: てっちゃん | 2016年1月 4日 (月) 07時24分
てっちゃんの影響で再び見る様になった年末の風物詩。確かに圧倒的な存在感を示す歌手もいればそうでない人も。(笑)多少の間延び間を感じながらもアイドルから大御所演歌歌手まで楽しめるのが紅白ですね!
投稿: かわらい | 2016年1月 3日 (日) 00時34分