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2015年12月15日 (火)

アルバイト面接から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある学生アルバイトの募集で面接に来た大学一年生徒面接をした。

  北九州からこちらの大学に入学した学生だった。

「北九州からわざわざここまできたのか(笑)?。」

そう言ってびっくりする私に対して、彼も笑顔で答えた。

  「皆んなからそう言われるんです(笑)。」

東海や関西、更に四国九州から東京に出てくる学生ならわかるが、なぜ北関東なのか。
東京でワンクッションおいてから北関東へは通常の感覚であれば避けて通る方向だろう。

  それをなぜ?。

「いや〜、なんか興味があったんです(笑)。」

  なるほど、わかるようなわからないような。

よって、年に一度か二度の帰省しか出来ないという。

  当然だろう。

交通費とていくらかかるかもわからないほどだ。
間違いなく、帰省においては飛行機を利用すると言っていた。

  しかし敢えて遠く離れたこの地で生活をする勇気には感服した。

今時、勇気ある行動だと思う。

  彼とは、面接途中、いろいろな話をした。

高校時代も含めて、アルバイトは初めての経験だという。
だから、このような面接も初めて。
周囲の友人から色々とアルバイトや面接での事前知識を詰め込んできたのだろう。

  「友達からこう言われて来たのですが?。」

話の途中でよくそんな話題になった。

  “色々と前知識を詰め込んできたな(笑)”

地元から遠く離れて、初めて経験するアルバイト。
彼は言った。

  「いろいろな経験をしてみたいのです。」

「アルバイトは、学生生活では絶対に学べないこと学べる場所だよ。」

  「それは、どんなところですか?。」

「ここは学校は違う。社会の一部分だ。だから学校の論理ではなく社会の論理で生活する場所でもある。だから、君がこれから将来的に就職するとわかることがその前に体験できるとい就職の前哨戦ともいえる場所である。」

「学生が勉強の出来不出来を一番優先するのと同じで、この社会では組織の中での信頼がその人間の最大の存在価値となる。その信頼関係の本質を学ぶにはアルバイトという働き方はメリットが高いと思うよ。」

学生アルバイトは、その安易な立場から意外に軽いノリで働いている学生が多いが、いざ働いてみると作業スケジュールの中に自分の存在がことの外重要であることを知るのである。
そこから、徐々にその組織の中で自分の存在価値に気づき、徐々に社会人としての倫理を学んでいくことが多い。

  組織人としてしっかり責任を果たすという意識付け。

アルバイトとは言え、共に働く従業員にとっては同僚でもありその存在がなければ他の社員たちの負担が膨大になっていく。
そして、それを知るから、アルバイトといえども安易な付き合い方は出来ない。

  組織の中でいかに自分の責任を果たすか。

それは、その環境に身を置かなければわからないことだ。
そこに、アルバイトの存在価値があり、アルバイトをするメリットが存在するのであろう。

更に、高校時代は進学校で部活にも所属せずに勉学に励んできたらしい。
よって、大学では何かサークルに入部しようと考え、弓道部に入部したともいう。

「弓道部に入部したのですが、勉学の時間が取れなくなってしまいました(笑)。」

  私は応えた。

「何かを得れば何かを失う。どんなにメリットと思っても、逆の立場から見ればそれはデメリットにもなる。全てに、メリットとデメリットが共存するのがこの世の習わしだ。だから、勉学だけの世界から弓道という新しい世界に身を置きながら新たな自分を創造してみるのも経験だろう。その場その場を全力で走ればいいさ。それが学生時代の特権だろう(笑)。」

学生との面接とは思えないほどの時間を要してしまったが、清々しい気持ちにさせられた。






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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
私は面接したら原則採用するのが基本です(笑)。
採用して仕事をさせてみなけれは、適正などわからない、と思っています。

投稿: てっちゃん | 2015年12月17日 (木) 22時25分

色々な質問に素直に自分を出しての受け応え、好感の持てる学生さんですね!当然採用ですか?

投稿: かわらい | 2015年12月17日 (木) 21時30分

KOZOさん、コメントありがとうございます。
→親父を見習わず。
流石、息子さんも九州男児ですね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年12月16日 (水) 08時10分

私の愚息は高2弓道部主将。来年は受験。今のところ親父を見習わず、関東の大学には興味がなさそうです。

投稿: KOZO | 2015年12月15日 (火) 20時53分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
私もついつい学生時代に戻った錯覚を覚えてしまいました。
“もう一度学生生活を送ってみたい”
それも、昭和のあの時代に戻って、学生生活をもう一度過ごしてみたい。
はかない夢ですが(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年12月15日 (火) 19時38分

大学の4年間は自分の意志を通しやすく過ごし方で残りの長い人生にも大きく影響しますね。本人は意外とそのありがたみには気がついていませんが(笑)。大学生活を送れる幸せ。その幸運な環境を是非とも活かしてほしいですね。

投稿: dadama | 2015年12月15日 (火) 19時24分

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