ネット通販の活用
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、ネットでスタッドレスを購入した。
ここ最近、タイヤはすべてネット通販で購入。
“ネットでタイヤ購入って、ヤバくないの?”
タイヤどころか、クルマもネットで購入しました(笑)。
なぜか?。
世界で一番安心してネット通販できる国だから。
ヤフーも含めて、ネット通販は顔が見えない取引であるから、おそらく海外ではそのリスクは相当高いものになっているのであろう。
しかし、日本ではネット通販はむしろリアルな取引よりもお互いに神経を使ってよりとりしているのが実態なのではないだろうか。
中には、怪しい企業もあるかもしれない。
しかし、私が今まで取引した相手の方は、皆素晴らしい取引と想像以上の商品の良さんに満足したものだった。
今回のスタッドレスタイヤの取引も同様である。
事前の商品確認。
取引内容の確認。
支払と発送確認。
納品と商品確認。
等々が販売元より逐一メールがあり、商品が納品されるまで責任を持って対応してくれた。
そして、納品されたスタッドレスは、中古でありながら、8.5分山と表記されていたが、それも想像以上に良品であり、ネット購入して良かったと思わせる商品である。
お互いに顔は見えないのであるが、それだけに、自分のお店の看板を背負ってネットでの商売をしており看板に傷をつけるわけにはいかないという自負が誠実な取引を先行させているのであろう。
おそらく、これは日本という国の特色なのだろうと思う。
よく言われるのは、日本人のマナーの良さ。
それは、見えないところほど、気遣いを重んじる日本人の特性と言える。
先日の「親の躾」でも記したが、犯罪に対しての意識の高さ。
特に、人が見ていない時や所ほど、他人の目を気にする日本人の良心がこのようなネット販売にも現れるのだろう。
以前に何度も記してきたが、日本人は団体競技に強みを発揮する。
それは、自分の存在を組織の中でより有効に発揮しようとする意識の高さに由来するのだと思われる。
個人よりも団体の中での存在価値へのこだわり。
そのような意識が日本人には強く求めるのだろうと思われる。
だから、他人に喜ばれる存在でありたい。
人様に迷惑にならない自分になりたい。
そんな美意識が、日本古来の伝統であるのだろう。
だから、リアルな取引と引けを取らないぐらいに、ネットという商売にも誠実に取り組む部族。
それがこの国に底堅く根付いているのである。
しかし、我々の商売は食品をリアルに取引する商売である。
ネット以上にリアルさを追求しなければならない。
ネットに負けてはいられないのである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
リアルな人間同士の取引の実現。
そのためには、更に販売技術を追求して、料理提案や食べ方提案の出来る従業員の要請が必要になっていくでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2015年12月17日 (木) 22時29分
ネット通販、便利ですよね。我々スーパーマーケットにとっても今後ますます脅威になっていくでしょう。リアルな人間同士のコミュニケーションの部分で差別化していきたいものです。
投稿: かわらい | 2015年12月17日 (木) 22時19分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
従来であれば、自分の足で色々と商品を探したあげくに、結局は欲しいものがなくて、他のもので妥協していたのが従来。
今では確実に自分の欲しいものが確実に短時間で検索し購入できる利便性。
それがパソコンに向かうだけで見つけられてしまう。
自分の目で確認して購入する生鮮品とネット購入する商品の区別。
我々は更に生鮮の強みを追求していくことが求められますね。
投稿: てっちゃん | 2015年12月17日 (木) 14時31分
ワンクリックで欲しいものが送料無料で翌日には届くA●a●●n常習者です。この利便性、特に買物時間の短縮のメリットは大きいですね。リアル店舗に買物に行く本質や理由を追及せねばならない。SMに比してGMSの凋落はこの辺りにも原因はあるとあると感じます。食を扱うSMは鮮度・利便性・発見等の深耕が求められる時代ですね。
投稿: dadama | 2015年12月17日 (木) 14時23分