スィーティーファン
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
スィーティーが美味しい時期に入ってきた。
“えぇ〜っ、スィーティーなんか食ってるの?”
この時期ほど人間の体は温度変化に対応しなければならない時である。
急に寒くなり風邪が流行ったり。
抵抗力をつける時期であろう。
そこで私は毎年この時期には、柑橘をとることにしている。
秋から冬にかけてはりんごに柿。
しかし、りんごの美味しい時期は去った。
売場には「サンふじ」がしっかり赤色に色づいて展開されているが、蜜はもう無い。
柿も高価になってきている。
かといって、みかんは袋売りがメイン。
1個150円程度の適当な果実。
そう考えると、グレープフルーツが浮かんでくるが、今のグレープフルーツは一年で一番美味しくない時期。
一番酸っぱい時期である。
よって、グレープフルーツ以外の柑橘は?。
これがスィーティーである。
そしてこの時期のスィーティーは年明けにかけて美味しい時期を迎えるのである。
“こんなに美味しかったっけ?”
それほど、甘みのある味が特徴である。
しかし私は、この時期の柑橘は、必ずあることを施してから食べることにしている。
皮を抜く前に熱湯でよく揉み解すこと。
熱湯に入れて数分間おくこともするが、より効果的なのは、熱湯で皮を揉みほぐし柑橘特有の酸味を出すこと。
熱湯を流しながらスィーティーを揉み解すと、皮の表面からヌルヌルの液体が皮の表面を覆う。
これを揉みほぐして出し切るのである。
これを施したスィーティーは酸味が飛んで甘みが残り、より食べやすい状態になる。
輸入柑橘の表面の皮は非常に厚く、熱湯で揉みほぐしてもなかなか中までは温度が上がらない。
でも表面の酸味が飛んで、甘みが強調された味付けに変化する。
この状態のスィーティーは美味である。
それを、輪切りにしてスプーン等で食べるのではなく、一つ一つ爪楊枝で皮の繋ぎ目から刺して皮を剥くと簡単に身が取り出しやすくなる。それを手で剥いて食べるのである。
綺麗に皮がむけて食べやすい状態に。
そうやって食べるスィーティーは、この時期さいこうに美味である。
一時は、メロゴールドにハマったが、はやり1個300円高価だ。
そして、逆に食べごたえも有り過ぎ、お腹に溜まってしまう。
その点、スィーティーは大きさも適度で単価も安い。
毎日輸入柑橘を摂る人にはうってつけの果実であろう。
ぜひ、食べてに納得して売り込んでほしいこの時期の果実である。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
多分、何度もやって、揉み慣れが必要かと(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年12月30日 (水) 06時25分
先日のクリスマスにメローゴールドの試食を熱湯で揉んで試してみました。結論からすると違いは良く分かりませんでした。(笑)もう一度スィーティーでやってみます。
投稿: かわらい | 2015年12月30日 (水) 00時06分
かおるさん、コメントありがとうございます。
今日も食べました(笑)。
徐々に甘みが増してきましたよ。年明けが最高潮でしょうか。
それと、先日ある人から愛媛県産の「紅まどんな」という柑橘を頂きましたが、最高に美味しかったです。今話題のそちらの果実なのでしょうか。これが1個198円程度で販売されたら爆発的にヒットしそうですが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年12月27日 (日) 00時23分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
確かに、スィーティーとメロゴールドは私の歳時記でもあり行動指針でもあります。
この時期に食べる柑橘として本来は日本人としてみかんなのでしょうが、この時期のスィーティーは甘みが乗ってきていますからコストパフォーマンスが非常に高い果実として離せない存在になってしまいましたね。ここ一週間食べ続けています(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年12月27日 (日) 00時20分
かおるです。
商品紹介、背景、特徴、食べ方、価格…と。
これ見事にスィーティーの紹介になっていますね。
客観性だけでなく、自分のおススメという想いのところもすごく伝わってきます。
さすがですね。
投稿: かおる | 2015年12月26日 (土) 19時48分
スィーティーの売り込みは歳時記となりましたね(笑)。商品に惚れて想いをお客様にお伝えしたい。これは利害からは生まれない商売の大切な基本ですね。コト力にも繋がると思います。
投稿: dadama | 2015年12月26日 (土) 16時48分