分岐点
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
人生の中で、何かしらの大きなきっかけがある。
その大小はいろいろあろうが。
必ず通る道としては、受験、就職、出世、転勤、両親の死、等々であろうか。
また、自分の選んだ道でも、部活の大きな大会、海外留学、結婚、離婚、出産、就職転職、独立、転職、等々。
その都度都度に何かしらの大きな壁が立ちふさがり、それを曲がりなりにも乗り越えて成長していく。
その壁を乗り越える過程の中にこそ人間の成長を促す何かが含まれているのだ。
それを乗り越えようと努力し知恵を得ていく過程。
そこに大きな成長の要素が隠されており、結果、壁を乗り越えられなくても、その努力の過程の中に人生の大切なものを学ぶきっかけがたくさん存在している。
それは、その壁にぶつかることによって否応なく壁を乗り越えなければならない環境に晒されるからでもある。
自ら志願しようがしまいが壁が自分を磨いてくれる。
競合店が出店するという一つのきっかけが、否応なく店長やその他スタッフの問題解決能力を鍛え、実践し、一つの何かを得るのである。
競合店が出店するということは自分では意思決定できない。
それは競合他社が意思決定するものであるが、それによって結果的に自分たちが鍛えられ成長していく。
ということは、競合店の出店という外部与件ではあるが、大きな壁でもあるが、それによって自社や自店、そして自分達が多いに成長できるのであれば、それは大きなチャンスなのである。
しかしなかなかそうは思えない。
捉え方の違いである。
できればソッとしておいてほしい。
そうすれば、今の現状を崩すことなく平穏な生活や仕事が続けられる。
しかし、成長とは今の現状を崩して新たな枠組みの中で自分や組織を動かしていくことの中からでしか得られないものである。
これは間違いのない人生の原理原則である。
しかし、間違ってはいけないのは、商売の原理原則という枠組みである。
目先の変化を求めて、商売の原理原則を飛ばしてはいけない。
数値効果が見えない基本を追求しながら。
原理原則を追求しながら、品揃えや商品自体、サービス自体、そしてそれを実現する人間の考え方や実践の仕方に対して、どう新たな枠組みを定着させられるか。
それをどう乗り越えていくかという行為が大切なのだ。
そして、それは後々になってから思い起こすもの。
“あの時が俺の分岐店だったなぁ〜”
その分岐点を何度か経験してくると、後々思い起こすのではなく、事前に何となく感じてくるものだ。
“これは俺の分岐点になるはずだ”
そう思った時は、今まで以上に気合を入れる。
そんタイミングが何となく感じられる年なのだろう。
それは、自分だけではなく、他人にも見えてくるようになる。
この部下は、今が分岐点だ。
そんな時に、どう接するか。
それが私の課題であろうか。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
いろいろと重荷を背負い、組織運営の難しさに直面していると思います。
いつでも出世街道で(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年12月12日 (土) 07時06分
いつも分岐点にいるような気がしますね。壁から逃げて後退しすることもしばしば。(笑)アドバイスをいただけると幸いです。
投稿: かわらい | 2015年12月11日 (金) 22時52分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
十分に分岐点を超えてきた存在ですから(笑)、今後は後輩の分岐点でのアドバイスの役割でしょうか。
更には、企業の分岐点。
共に乗り越えて共に成長したいものですね。
投稿: てっちゃん | 2015年12月10日 (木) 00時08分
人生色々ですが仕事に関しては自分の壁が最後の壁でしょうか。残すところあと数年、ここまで来ると師匠は殆ど引退し嫌が追うでも自分を信ずる時期となり、その背中をを後輩や部下が見ている。残り数年・されど数年、最後ぐらい楽しくと思うのですが最大のプレッシャーを感じながらの日々ですが(笑)。悔いる事が無きよう残り少ない分岐点を歩みたいですね。幸か不幸か会社自体も大きな分岐点に差し掛かってますから(笑)。
投稿: dadama | 2015年12月 9日 (水) 22時33分