道路付け
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
当店の脇を通る道路が開通しようとしている。
計画からおよそ20年。
それを見越して出店した競合店もあるほどだ。
その道が通ると、東西の流れが一変して、市街地と幹線道路を結ぶ流れが大幅に短縮される。
そして、その最終工事の為に、今まで渋滞してきた道路が更に渋滞を極めている。
そうは思いたくないが客数に微妙に影響しているような(笑)。
何より、周辺の競合各社の数値も低調らしい。
道路付け。
基本的な店舗の客数を図る上で非常に重要な要素を占める。
出店に際しての大きなポイントは、立地。
立地と一言で言ってもいろいろな指標があろうが、その中でも商圏内での世帯数と道路付けは極めて大きな要因であろう。
更には、その世帯数の客層であり道路付けからの競合店の存在も客数を左右する要因となる。
その一つの要因である道路付け。
その道路付けが大きく変わろうとしている。
以前は、特に朝夕のラッシュ時には市内からと幹線道路側両面からの交通網が自店の前の信号でお互いに分断されていた。
結果、本来のピーク時間帯である4時〜6時が平坦な売上グラフになっていた。
それが、おそらく改善されていくだろう。
それは、以前の店舗での経験もあるから言えることである。
かっても同様の経験があり、お店に通ずる道路の先の電車の信号工事により、交通網が分断されていた。
結果、お客様が5%前後減少。
その翌年には逆に5%増。ということは、この道路付けの変化しか見当たらない。
立地とは、その交通網が存在して初めて認められる条件と成る。
店長は、自店の道路網を常にアンテナに引っ掛けておかなければならない。
特に、自店前の道路の渋滞や通行止めは致命的だ。
特に現代はこの傾向が強いだろう。
さて、この道路の開通で集客力がどのように変化していくのだろうか。
もっとも、このチャンスを活かすも殺すも自分次第。
このタイミングに合わせた店舗としての対応が重要なのは当たり前。
特に、今まで大いに不満のあった時間帯への対応が先決だ。
それもピーク時間帯での充実。
この時間帯に集客力が高まるということは、以前にも記したが、生鮮惣菜のできたて商材の効果が高まるということだ。
この時間帯に集中して購買力が高まる。
それによって、鮮度品を集中して製造でき、集中して購買されるから、お客様の鮮度に対する認識を高めることができるのである。
集中した効果的な作業がお客様にも効果的に作用する。
出来立てや作りたての商品をより多く製造しより多くのお客様に奉仕できる体制が、外部与件が与えてくれるのである。
これが与えられたチャンスを活かすということ。
そんな与件を徹底して活かしていきたいものだ。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
予定通りに進んだ道路なら良いのですが、ほとんどの場合は相当遅れることを覚悟しなければならない場合が多いですね。しかし、その道路が一気に通りが良くなると客層がガラっと変わるのも事実。それも経験してみないとわからないことですが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年11月27日 (金) 07時00分
当社でも経験があります。4〜5年後の道路開通を見越しての新店オープン。結果は足元のお客様すら失う大誤算。10年以上経った今も苦戦しています。まあ、自社の力が足りないのが最大の理由ですが。
投稿: かわらい | 2015年11月26日 (木) 11時00分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
いよいよ、永年の夢であった道路の開通。
しかし競合店のリニューアルもあり、道路状況の変化に対してもお客様の奪いあいの様相を呈してきました😞。
投稿: てっちゃん | 2015年11月24日 (火) 15時38分
道路のアクセスは凄い影響力がありますね。当店のアクセス道も分離帯のある二車線で仕事帰りの車が多い立地にあります。よって夕方以降の伸びや男性客が増える特徴があります。道路状況だけでもストアコンセプトは異なり個店最適化が求められますね。
投稿: dadama | 2015年11月23日 (月) 22時34分