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2015年10月27日 (火)

運動会の食事シーン

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


運動会と言えば10月。

  しかし今や5月開催の学校が多くなってきた。

とは言っても、まだまだ10月開催の学校も存在する。
よって、以前よりも運動会のお弁当材料の打ち出しもかってよりも集中しなくなった傾向ではある。

  運動会のお弁当。

私が持つ、運動会のお弁当とは、

  でっかくて太いエビフライがたっぷり入ったお弁当。
  椎茸や筍と練り物が入った濃い味付けの煮物。
  紅筋子や紅鮭がたっぷり入って海苔で巻かれたおにぎり。
  梨や巨峰ぶどうが入った果実のデザート。

そんなイメージが強い。
だから、秋の大運動会の提案としては、エビフライ用の大型の冷凍エビの大陳や塩べに鮭、紅筋子の定額販売、きのこ筍類のコーナー化等で運動会用のお弁当材料をしっかり提案し、それがしっかり売れて売上を拡大させることができた時代であった。

  現在はどうだろう。

まず、子供の運動会に家族揃ってという参加者が減少した。
おじいちゃん、おばあちゃんの参加が極端減ってきたことだ。
それによって、煮物等のその家の味と言うメニューが減少してきたことだ。

また、魚離れにより、筋子類や鮭類の食材が購入されなくなってきた。
更に、おにぎりからおにぎらずになり更にパスタに変化し、エビフライから鶏の唐揚げになり、ぶどうからオレンジになり、煮物からサラダに変化してきた。

運動会の食事やお弁当が、そのような形でメニューが変化していくと共に、運動会でのグランドを取り巻く景色も変わってきた。

  従来はブルーシートが一般的だった。
  現在は折畳み式テーブルと椅子に日差しよけのパラソル。

地面にしゃがむスタイルから椅子に座るスタイルへ。
生徒たちが運動をする校庭には、さながら夏のビーチを思わせる様相である。
中には、そこでバーベキューまで始めてしまう家族も出現するほどだ。

更に、お弁当の中身を何で競うのか。

  かってはエビフライの太さで素材を競った。
  今は弁当の可愛らしさの腕を競う時代。

素材ではなく、その仕上がりの可愛らしさで料理の腕を競う、腕自慢の場となっている。

あるFacebook仲間が運動会の写真を撮ってきてアップしてくれたそのお弁当の中身を見ると、まさにそのような様相を呈しているのである。

  時代と共に、運動会の景色もお弁当の中身も変化していく昨今。

そして、お菓子等も必ず用意されており、ひとつづつ個包装されていて個々に配れるタイプが人気であり、おかずもミニカップで子供達に配れるタイプの食事スタイルに変わってきているようだ。

運動会の様相を再調査して、その本質に沿った対応をしていかなければならないのだろう。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
かっての企業では、当たり前に一番近い小学校に出向いて写真をパチリパチリ(笑)。
しかし、今回アップされていた可愛いお弁当の類は少なかったですね。完全に時代の流れですね。

投稿: てっちゃん | 2015年10月28日 (水) 17時01分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
周囲の環境も運動会が集中しなくなりましたからね。店内企画もなかなか思い切ってそこに集中できないもどかしさを感じますね。

投稿: てっちゃん | 2015年10月28日 (水) 16時59分

仲間の学校まで出向いて調査する意欲には感心しました。現場を知るのは基本ですが実践するには気力や勇気が必要ですから。時代の流れ、ハロウィンにしても私達の世代の落とし穴かも(笑)。

投稿: dadama | 2015年10月28日 (水) 07時15分

10月に運動会。当社の周りではほとんどなくなりましたね。個人的にはやはり秋の大運動会、商売的にも開催時期が点在して焦点が絞りにくくなりました。たった6店舗ですが2ヶ月間くらい運動会セール!(笑)

投稿: かわらい | 2015年10月27日 (火) 09時49分

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