仕事動線
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日のブログで、「従業員動線」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-0426.html
この記事は、どちらかといえば嫌味な意味でのブログ記事(笑)。
自分の都合でお客様動線を無視。
そんな意味合いからの問題提起的な記事であった。
そして今日は「仕事動線」。
仕事上の無駄の無い動線。
効率を求めるのはどの業界でも共通項。
お客様商売の我々でも、作業効率を求めてコスト削減をしながら、価格競争力をつけたり利益体質を強化したりして、企業の体質を強くしていく。
その一環としての仕事動線。
仕事動線とは、従業員が品出しや商品化作業をする上で、如何に効率良く動くか、歩いて品出しするかという動線のことである。
店長会での店舗クリニックの祭に、従業員一人一人の作業動線や仕事動線のチェックも実施しているが、これが意外に各店のバラツキや一人一人のバラツキが発生しているものである。
どの店舗も全く同じ作業動線を歩ということは無いだろうが、ある基本パターンは企業として作って基準として示しておかなければ、統一性の無い仕事管理に陥ってしまうことは明白であろう。
特に、グロサリー部門は行動範囲も広く、同じバックヤード内で部門責任者が目を光らせる生鮮と違い、従業員一人一人の作業管理がしづらい部門であるから、このような標準化を示すことは作業管理を進める上で有効である。
商品の入荷段階からの仕分け作業。
仕分け後から売場への品出し作業。
品出し後の商品の在庫管理作業。
その後の随時の商品の補充作業。
グロサリーに関しては、アイテム数、尺数、作業動線の長さ等、その作業は本当に多岐にわたる。
この作業一つ一つを見直しその時間短縮を図ると、相当の時間コストを管理できるのである。
その一つが従業員の作業動線の管理。
何もこれはグロサリーの品出しの動線だけではない。
生鮮、惣菜の作業動線も大いに効果がある。
作業効率とは、「集中」でもある。
如何に作業を集中させるか。
そういう意味では、生鮮ではその場から如何に動かないでまな板で作業を集中して行うことができるか。
グロサリーでは、同じ通路内の同じ領域で品出しを集中して行うことができるか。
その前提での準備が如何に重要か。
そうやって、1日の作業を見直していくと、いろいろな課題が見えてくる。
そして、作業動線、仕事動線が短縮されていく。
地道で面白みの無い作業ではあるが、この積み重ねが仕事動線の短縮に大いに役立ち、その集積が1日の行動の短縮につながり、大きなコストダウンを生む。
お客様動線に従って売場チェックをし、仕事動線に従って作業をする。
この使い分けが大切である。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
企業が拡大していく中で必ず通る道だとは思います。その考え方を企業として理解していくことも必要かと思うのです。
ただ、そのバランスを崩して効率を求めすぎると商売としての魅力の無い売場を提供してしまうことにもなりますから難しいところですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年10月27日 (火) 07時20分
現状は各店任せ、個人任せになってますね。dadamaさんと同じで根性論あるのみです。(笑)結果犠牲になるのがお客様になってはいけないのですが。
投稿: かわらい | 2015年10月27日 (火) 06時17分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
私も現企業に所属して初めてこのような手法に学んでおります(笑)。
売場を知と情で管理していく。
どちらも大切ですね。
投稿: てっちゃん | 2015年10月27日 (火) 01時03分
当社も所謂「カイゼン」手法でストップウォッチまで持って作業動線のチェックをした事がありました。その後10年・・・全く進んでおりません(笑)。やはり企業のDNAなのでしょうね。一番の壁は人時生産性の手法を理解・導入していない事だと思います。日常茶飯事に起きるパートさんの突然の休みに対しての対応が出来てないのが主因でしょうか。作業シュミレートしても休みが発生すると結局残りの人員の根性でやり切る事になりそれで回ってしまう(笑)。
まだ根性で回せるうちは人に余裕があるという事でしょうか。
投稿: dadama | 2015年10月26日 (月) 23時20分